この文書は1999年02月12日更新のバージョンです。
アイテム番号: SCP-2202-JP
オブジェクトクラス: Ticonderoga
特別収容プロトコル: SCP-2202-JPは現在収容方法は発見されておらず、収容対象が全人類にまで及ぶ可能性があるため収容は極めて困難とみられていますが、その性質のためにいかなる種類の大規模収容プロトコルも必要としません。
説明: SCP-2202-JPは年齢や地域を問わず全ての人間が有する記憶です。これまでいかなる記憶処理を行ってもSCP-2202-JPを除去あるいは改変することは成功していません。
SCP-2202-JPは人間以外の生物あるいはオブジェクトに対して反ミーム特性を有しており、人間以外のSCP-2202-JPの保持例は観測されていません。また、SCP-2202-JPの詳細な内容を記録する文書・画像・口述の録音などを記憶媒体へ保存する試みは何らかのエラーによって全て失敗に終わっています。
以下はSCP-2202-JPの保持に関する実験記録です。特定のクリアランスレベルを有する他オブジェクトなどの情報を含むため、閲覧には申請が必要となります。
試験対象 | 保持 |
---|---|
オランウータン (Pongo Lacépède) | - |
ワタリガラス (Corvus corax) | - |
ハンドウイルカ (Tursiops truncatus) | - |
SCP-076-2 | - |
SCP-105 | + |
SCP-120-JP-1 | - |
SCP-120-JP-2 | + |
SCP-650-JP | - |
ジャック・ブライト | - |
大和・von・Bismarck | - |
SCP-2202-JPは生天目博士によるクラスE記憶処理剤の開発時、投与後の被験者が唯一保持していた記憶として発見されました。無作為に抽出された一般人に対しミラー・エッシャーマンMirror Eschermann 記憶相同性検査を行ったところSCP-2202-JPに対して全員がポジティブを示したためオブジェクト認定が行われました。また検査の結果該当記憶の一致度がすべて95%を超えていることは特筆すべき点です。
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