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ある日、こんな新聞のコラムが目に止まりました。
「はらだ まは」さんという小説家の介助犬の話です。
ところどころ省略しながら抜粋してご紹介します。
我が家の愛犬、ラブラドール・レトリバーの【ジャム】は、子犬の時からうちにいたわけではない。
初めて会ったとき、すでに1歳4ヶ月だった。
ジャムという名前も、すでに付けられていた。
ジャムは、出自がちょっと変わっている。
《キャリアチェンジ犬》と呼ばれる犬なのだ。
〜省略〜
ジャムは、社会福祉法人の日本介助犬協会に所属していた元「介助犬訓練生」である。
同協会が所有している繁殖犬のもとに誕生し、生後3ヵ月ごろから預かり先の一般家庭で愛情いっぱいに育てられ、1歳になった頃から、愛知県内の訓練センターで介助犬になるべく訓練を受けた。
訓練センターでトレーニングされている犬は常に数頭いるのだが、そのすべてが介助犬になるわけではない。
トレーナーは、一頭一頭の性質を見極め、果たして介助犬に向いているのか、それとも一般家庭で家族の一員として暮らす家庭犬になったほうがその犬にとって幸せなのか、検討する。
ここで大事なのは、介助犬にならなかったからといって、すなわち「落第」ではない、ということだ。
つまり、介助犬になれる犬のほうが優れていて、なれなかった犬はダメだ、というレッテルを貼ってしまうのは、人間目線による勝手な価値判断である。
〜省略〜
そうした考え方から、日本介助犬協会では、訓練を受けたのち、家庭犬になったほうが、その子にとってより幸せだろうと思われる犬を、キャリアチェンジ犬として、一般家庭に引き取ってもらっている。
〜省略〜
この記事を読んでいて、今、就職活動で苦労しているかもしれない学生さんの姿が目に浮かびました。
就職は、スキル、才能、将来性、人間性、色んな判断基準があって採用に至るわけですが、
採用する側も、どんな人がきてくれるのか、どんな人と一緒に仕事をしていけるのか、ドキドキなんです。
ある意味、お見合いのようなものかもしれません。
何度失敗しても、「落第」ではないのですよ。
この介助犬の話をチョイト思い出して、自分に合った居場所が見つけられるよう、頑張ってくださいね
そして、いよいよ2015年が間近です。
皆様よいお年をお迎えください。
また来年
写真と記事は何の関係もありません
2014年12月30日 (火) ハイム姉さんのつぶやき | 固定リンク
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