2018年2月
今シーズンの寒さは格別ですね
2018年02月23日 | 固定リンク
さまざまな色の光を生み出すメカニズム
2018年02月21日 | 固定リンク
写真は八王子キャンパスで見かけた主虹と副虹です。虹は雨粒に光が入り、 内部反射して出てゆく時に受ける2回屈折して色が分かれてできます。両者に挟まれた部位は暗く、アレクサンダーの暗帯と呼ばれます。
主虹の内側は青色と紫色なっています。人間の目は青より短い波長を紫色として感じます。赤は波長が長く屈折角が小さいので屈折しにくいので一番外側に見え、紫は波長が短く屈折角が大きいので屈折しやすいので、一番内側に現れます。主虹と副虹は色の並びが逆です。水滴中で光が屈折する向きが逆のためです。
物質の屈折率の違いを用いた化粧品には、パール剤やファンデーションがあります。パール剤は薄片状雲母 (屈折率1.5〜1.6) に酸化チタン (屈折率2.5〜2.7) の薄膜をナノレベルでコーティングすることにより、赤色やさまざまな色の光を作り出しています。また、つや感・質感、毛穴隠し、リフトアップ効果なども、パウダーに酸化チタンの薄膜やさまざまな形状の粉体をコーティングすることで、光をコントロールして効果を出しています。
微細な構造によって光が干渉するため、さまざまな色彩が見られるものにはモルフォ蝶の羽やシャボン玉、CD・DVD、タマムシ (玉虫)、クジャクの羽、真珠、ネオンテトラ (魚)、ラブラドライト (鉱石) など自然界にはこの構造色で色鮮やかにみえるものはたくさんあるのです。光をあてる方向や見る方向によって色が変わって見えるのが構造色の特徴です。
OBによる就職相談会
2018年02月19日 | 固定リンク
東京工科大学では、同窓会が主宰してOB/OGによる「いろは就職相談会」を毎年実施しています。この相談会は、採用に直結するものではありませんが、各種企業に勤めるOBとOGをお呼びして、就職活動・会社・業界・仕事・人生などについて、学生が近い距離で直接話を聞いたり相談したりできる場です。今年は、2月17日(土)に開催され、紀文食品、サティス製薬、参天製薬、ファンケル、プリマハム、東急軌道、コロプラ、サイオス、ネクシィーズグループ、ヤフー、ラック、日本電信電話、富士通、アネスト岩田などに勤める卒業生が参加して、100名以上の学生の質問に答えたり、社会の生の情報を伝えてくれました。特に、応用生物学部と大学院バイオニクス専攻の学生の参加者が全体の6割を占めていました。みなさん、有意義な時間を過ごすことができたようです。
研究室のロゴを作成しました!
2018年02月01日 | 固定リンク
生命科学・環境コースの吉田です。最近、研究室のロゴを作成しました!というかセンスの良い留学生に作成して頂きました。
YoshidaのYがDNAで、そこにCH3(メチル基)がついているロゴです。本研究室ではこのDNAのメチル化について研究しております。ヒトゲノムDNA中のシトシン塩基はメチル化されるのですが、これが遺伝子のスイッチとして働いております。例えるなら、部屋(細胞)の中に蛍光灯(遺伝子)があり、その蛍光灯のONとOFFはスイッチ(メチル基)によって制御される、ということです。がん細胞ではこのスイッチの状態がおかしくなっているので、スイッチがONかOFFか簡便に調べる方法(診断薬の開発)やスイッチを押すことのできる分子を作製(医薬品の開発)することを目標に研究に励んでおります。