2012年8月
最近の出張講義(2012年8月)
2012年08月20日 | 固定リンク
応用生物学部の最近の出張講義を紹介します。
ご希望に沿った分野・テーマの講義を行います。
出張講義にかかる費用はすべて本学で負担します。出張講義を希望される方は、お気軽に大学広報課(メール:pr@so.teu.ac.jp または、0120-444-903(フリーダイヤル))までご相談ください。遠地の高校でも前向きに検討しますのでご相談ください。
柴田 雅史 先生 7/10(火)秋田・県立高等学校
テーマ:界面活性剤の機能と洗顔剤への応用
概 要:水と油の両方の性質を有する界面活性剤は、洗顔剤や乳液の主成分として使われています。本講座では、もっとも基本的な界面活性剤であるセッケンの洗浄機能について解説します。また最新の「肌に優しい洗顔剤」のためにセッケンからどのような改良がおこなわれてきたのかを紹介します。最後に皆さんの肌質にあった洗顔剤の選び方も伝授します。
共同研究の楽しみ
2012年08月06日 | 固定リンク
学生時代に目標としていた言葉があります.「何でもよい.一つの仕事に精進しなさい.「これなら,あの人に頼もう」と他人が思うようになったらもう人格ができあがっている.」阪急電鉄相談役であった清水雅(1901−1994)氏の言葉です.
これまで,ヒトの健康や老化に重要な役割を果たすと考えられる活性酸素とこれを抑制するコエンザイムQ10などの抗酸化物質について研究を続けてきました.最近は,東京大学,山口大学,日本大学,順天堂大学,京都府立大学,横浜市立大学などあちこちの医学部から共同研究を申し込まれたり,申し込むことが多くなり,学生時代の目標が達成できたかなと密かに喜んでいます.
共同研究の領域は,心肺停止の救急疾患,パーキンソン病などの神経疾患,線維筋痛症,非アルコール性肝炎など多岐にわたっています.お医者さんが望んでおられるのは,酸化ストレスを正確に把握することと抗酸化物質が本当に有効かどうかを判断することですが,我々のアイデアを実際の臨床検体で試すことができるのはこの上もない喜びであり楽しみです.近いうちにその成果をお話できると思いますが,ご期待下さい.
抗加齢医化学研究室 山本順寛