2011年3月
卒業祝い
2011年03月24日 | 固定リンク
みなさん,卒業おめでとうございます.
これまでの苦労や喜びは人それぞれでしょうが,学生生活で身に付けたものが糧となって,これからの人生に役立つことを願っています.
実は,私も学部長を卒業し,4月からは研究科長として院生のお世話をする予定です.本来であれば一人一人に卒業証書をお渡ししたかったのですが,3月11日に起きた未曾有の災害にそれも叶いません.替わりに,このメッセージを贈ります.
6年間の学部長時代に,いろんな事件や困ったことに遭遇したことが思い出されます.そこで学んだことは「逃げない」と言うことです.逃げたところで問題が解決したり無くなったりすることはありません.逃げずに,腹をくくって問題に正面から対処しようと思ったときには,不思議に良い解決策が浮かび,何よりも多くの人からのサポートが得られました.自分の力を120%発揮したい時には,逃げずに真剣に問題に取り組む姿勢を回りに示すことが重要と学びました.さらに,「これで良いか?忘れていることはないか?他に方法はないか?」と時々振り返ることも大切でした.何かのお役に立てばと思います.
この大困難の時に,多くの日本人が冷静で礼儀正しく行動していること誇りを覚えます.また,若い人びとが助け合いの輪を広げていく活動に熱心なことにも勇気づけられます.皆様がそれぞれの持ち場で奮闘され,日本の復興に貢献されることを願っています.
平成23年3月24日
学部長 山本順寛
研究室紹介5(先端食品コース)2012年09月26日修正
2011年03月05日 | 固定リンク
2011年度の東京工科大学応用生物学部の研究室の紹介の第5回目です。今回は先端食品コースの4つの研究室を紹介します。高校生向けの説明です。研究室名の横のPDFファイル名をクリックすると詳しい紹介を見ることができます。
高機能性食品(梶原一人・安藤寛子)研究室 「kajiwara2011.pdf」をダウンロード
食品の物性から保存法まで食品に関する研究を幅広く行っています。たとえば、ハチミツを低温で保存しても比較的結晶化が起こりにくい理由や冷凍保存すると品質が劣化するニンジンなどの新しい保存技術を研究しています。
食品機能化学(遠藤泰志)研究室 「endo2011.pdf」をダウンロード
当研究室では、食品の安全と安心を図るため、油脂を含む食品の劣化の度合いを化学的に調べる方法や劣化を防止する技術を開発している他、食用油脂の新しい栄養・健康機能を調べています。
食品フレーバー科学(高柳勉)研究室 「takayanagi2012.pdf」をダウンロード
食品のおいしさを研究しています。食品はワイン、茶、果実などです。おいしさのもと(色、味、香り)をつくる物質を探し出します。味覚や嗅覚を使った測定もします。おいしさの理由を解明し、新しい食品の開発を手助けします。
食品工学(山下隆)研究室 「yamashita2011.pdf」をダウンロード
微生物を応用する食品と微生物そのものについて研究しています。酒・醤油・味噌などの醸造(発酵)製品だけでなく、チーズや納豆・鰹節などの様々な食品あるいは食品素材の製造に、微生物が用いられています。
研究室紹介4(バイオテクノロジーコースその2)
2011年03月04日 | 固定リンク
2011年度の東京工科大学応用生物学部の研究室の紹介の第4回目です。今回はバイオテクノロジーコースの2回目で、7つの研究室を紹介します。高校生向けの説明です。研究室名の横のPDFファイル名をクリックすると詳しい紹介を見ることができます。
抗加齢医化学(山本順寛・森内寛)研究室 「yamamoto.pdf」をダウンロード
21世紀の課題は健康長寿を実現すること。大事なものでありながら加齢とともに細胞から失われる。しかし,サプリメント等で補給が出来,その効果を体感でき,しかも,副作用がないものが役立つと思います。幸い,コエンザイムQ10はこれらの条件を満たしています。コエンザイムQ10と酸化ストレス研究で世界をリードする山本順寛研で思いっきり研究に打ち込んでみよう。
生体成分計測(後藤正男・鈴木郁郎)研究室 「goto2011.pdf」をダウンロード
病気の診断や健康管理などに役立つ測定法・機器の研究をしています。たとえば糖尿病の自己管理に使用される血糖計の研究です。研究材料としては、酵素、抗体、DNA、カーボンナノチューブなどを用いています。
バイオナノテクノロジー(村松宏)研究室 「muramatsu2011.pdf」をダウンロード
ナノテクノロジーの技術を活用して、抗ガン剤分子の機能を調べたり、バイオナノ材料の構造や特性を調べています。また、DNAなどのバイオ分子操作用マイクロマシンを製作したり、培養細胞を用いて抗ガン剤の作用を調べる研究なども行っています。
生体機能化学(加藤輝)研究室 「KATO2011.pdf」をダウンロード
遺伝情報の担い手であるDNAは、望みの配列のものを化学的につくることができ、様々な興味深い特徴を持つ分子です。DNAを遺伝子診断や分子診断、医薬品へ利用するための方法を研究しています。
情報生命科学(服部正泰)研究室 「hattori_2011.pdf」をダウンロード
コンピュータを使って生命現象のナゾに挑む、バイオインフォマティクスの研究をしています。生物の遺伝情報から遺伝子やタンパク質の機能を調べたり、環境と生物の関係についてコンピュータの中で解析します。
応用微生物学(西野智彦)研究室 「nishino2011.pdf」をダウンロード
微生物と食品を対象に幅広く研究をおこなっています。実験してみると、微生物はいろんな性質を持っていることがわかります。みなさんも微生物を利用した研究をしてみませんか?
生物電気工学(軽部征夫・三上あかね)研究室 「mikami.pdf」をダウンロード
生物の優れた性質や生物の生産する分子を使用、或いは模倣して、汚染物質や病原物質を検出・分解・浄化したり、エネルギーや薬を作るためのバイオセンサやバイオリアクタの開発を研究しています。
研究室紹介3(環境生物コース)
2011年03月03日 | 固定リンク
2011年度の東京工科大学応用生物学部の研究室の紹介の第3回目です。今回は環境生物コースの5つの研究室を紹介します。高校生向けの説明です。研究室名の横のPDFファイル名をクリックすると詳しい紹介を見ることができます。
環境バイオ(斉木博・鈴木義規)研究室 「saiki2011.pdf」をダウンロード
私たちの研究室では,21世紀の主要な研究テーマである環境バイオテクノロジーに特化した研究をしています.来たれ,工科大へ!共に研究しよう!!
水環境工学(浦瀬太郎)研究室 「urase2011.pdf」をダウンロード
水環境中の医薬品、ホルモン、臭気物質などを分析し、そうした微量物質の生物群集への影響を明らかにします。また、こうした微量化学物質の除去技術も研究。フィールド調査を大事にした研究室です。
天然物活用(佐々木聰)研究室 「sasaki2011.pdf」をダウンロード
光る微生物(発光バクテリア)を扱っています。その発光を制御して、地球環境にやさしい究極のバクテリア発光デバイスを目指しています。このほか、酵素や微生物を使って新規燃料や計測システムを開発しています。 植物工学(多田雄一)研究室 「tada2011.pdf」をダウンロード 植物の力を地球環境の保全や私たちの暮らしを豊かにするために役立てるための研究を行なっています。組織培養・遺伝子組換え・DNA検定技術を駆使して、環境浄化・緑化・食糧生産に役立つ植物を創ります。
生物の優れた機能を応用した、環境や健康、医療に役立つバイオセンサーの開発を行っています。タンパク質やDNA、微生物などの仕組みや働きを詳しく理解し上手に応用することで、人々の役に立つ新しい技術の開発を目指しています。
研究室紹介2(先端化粧品コース)
2011年03月02日 | 固定リンク
2011年度の東京工科大学応用生物学部の研究室の紹介の第2回目です。今回は先端化粧品コースの3つの研究室を紹介します。高校生向けの説明です。研究室名の横のPDFファイル名をクリックすると詳しい紹介を見ることができます。
美科学(前田憲寿)研究室 「maeda2011.pdf」をダウンロード
皮膚生理学(肌科学)の研究ならびに肌に良い化粧品・食品素材の研究開発を行っています。習得できる技術分野は、美容皮膚科学、分子細胞生物学、化粧品学(香粧品学)、天然物化学などです。
化粧品材料化学(柴田雅史)研究室 「shibata2011.pdf」をダウンロード
ナノ技術と天然成分を複合化することで、敏感肌・アトピー肌でも安心して使え、かつ高機能な化粧品を研究しています。蛍光色を発したり、光で色が変わるメイク化粧品、透明なサンケア乳液、とろけるような感触の口紅スティックなどを目指しています。
抗酸化物質化学(藤沢章雄)研究室 「fujisawa2011.pdf」をダウンロード
抗老化や美白などに欠かせない抗酸化物質の研究を通して,QOL(クオリティ・オブ・ライフ)の向上に貢献したいと考えています。
研究室紹介1(バイオテクノロジーコースその1)
2011年03月01日 | 固定リンク
2011年度の東京工科大学応用生物学部の研究室の紹介の第1回目です。今回はバイオテクノロジーコースの4つの研究室を紹介します。高校生向けの説明です。研究室名の横のPDFファイル名をクリックすると詳しい紹介を見ることができます。
バイオマテリアル(箕浦憲彦・岡田朋子)研究室 「minoura2011.pdf」をダウンロード
糖鎖(オリゴ糖)・タンパク質(ペプチド)・核酸などの生体高分子は、多様な生命活動を担っています。我々は、これらの生体高分子を目的に応じて分子レベルで化学修飾し、新しい生体機能材料(バイオマテリアル)の可能性を探っています。特に、企業と協力して医療・創薬の分野に有効利用できるバイオマテリアル開発にチャレンジしています。
生物創薬(佐藤淳)研究室 「sato2011.pdf」をダウンロード
薬の研究は薬学部でしかできないと思っていませんか?そんなことはありません。生物創薬研究室では、遺伝子組換え、細胞生物、分子生物学、生化学などの技術を工学的に駆使して、タンパク質やペプチドに特化した創薬研究を行っています。
応用生体科学(矢野和義)研究室 「yano2011.pdf」をダウンロード
私たちは、DNAやタンパク質などの生体分子が持つ、不思議だけど優れた性質を学び、これを健康診断など生活の向上に応用していく研究に取り組んでいます。
機能性RNA工学(杉山友康)研究室 「sugiyama2011.pdf」をダウンロード
遺伝子配列=生物の設計図は、ヒトをはじめとして多くの生物でわかってきています。課題は生物の営み(成長、病気、生活習慣など)に関わる個別遺伝子の役割を探ることです。私たちは、そのために一つ一つ遺伝子の働きを壊してみて、何が起きるかを研究します。これを使って再生、ストレスなど様々な生物現象の一部を解明したいと考えています。