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【お知らせ】国立環境研究所
水道水質研究和光分室の開設について
(筑波研究学園都市記者会、環境省記者クラブ、環境記者会、埼玉県政記者クラブ同時配付)
国立研究開発法人国立環境研究所
令和6(2024)年4月に施行された「生活衛生等関係行政の機能強化のための関係法律の整備に関する法律」に基づき、水道整備・管理行政の一部が厚生労働省(以下「厚労省」という。)から環境省へ移管されたことを踏まえ、これまで国立保健医療科学院が担っていた水道水質・衛生管理に関する調査研究事業が国立環境研究所へ移管されました。令和7(2025)年4月1日からつくば本構での受入準備が整うまでの期間は、水道水質研究和光分室において当該研究を進めます。
1. 設置の経緯
国立環境研究所は、令和7(2025)年4月1日より埼玉県和光市(国立保健医療科学院内)に「水道水質研究和光分室(英名:Wako Branch Office)」を開設します。
令和6(2024)年4月に施行された「生活衛生等関係行政の機能強化のための関係法律の整備に関する法律」(令和5年法律第36号)に基づき、水道行政は厚労省から国土交通省と環境省へ移管されることとなり、水道に関する水質基準及び水質・水道衛生に関する事務については、厚労省から環境省に移管されました。 これを受けて、厚労省所管の研究機関である国立保健医療科学院の水管理研究領域が担っていた「水道水その他人の飲用に供する水に関する水質の保全及び衛生上の措置に関する調査研究」については、令和7(2025)年4月1日から、環境省所管法人である国立環境研究所に移管されることとなりました。
水道水質研究和光分室では、第5期中長期目標・計画(第2次変更)に基づき、安全で快適な水道水質を確保するため、水源から給水栓水までの水質を把握し、衛生管理を実施するための調査・研究を行います。国立環境研究所では、本研究を環境リスク・健康領域と地域環境保全領域の2つの領域を横断する新たな研究として位置づけ、これまで取り組みを進めてきた既存分野の研究と一体的・統合的に進めていきます。
なお、今後は和光分室での研究実施と並行して、つくば本部の構内において研究スペース等の整備を進めます。分室が担う機能は、受け入れ準備が整い次第、つくば本構に移転する予定です。
2. 所在地
〒351-0104 埼玉県和光市南2-3-6
国立研究開発法人国立環境研究所 水道水質研究和光分室
(国立保健医療科学院別館棟)
3. 和光分室HP
研究内容等の詳細については、下記の和光分室ページよりご参照ください。
https://www.nies.go.jp/sosiki/wako.html
4. 発表者
本報道発表の発表者は以下のとおりです。
国立環境研究所
環境リスク・健康領域
領域長 山本 裕史
地域環境保全領域
領域長 珠坪 一晃
企画部
部長 東 利博
担当 西澤 文華
5. 問合せ先
【報道に関する問合せ】
国立研究開発法人国立環境研究所 企画部広報室
kouhou0(末尾に"@nies.go.jp"をつけてください)
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