串木野国家石油備蓄基地における総合防災訓練の実施について
9 月27 日、串木野国家石油備蓄基地(鹿児島県いちき串木野市、以下「串木野基地」)において、石油コンビナート等災害防止法に基づく、平成24 年度鹿児島県石油コンビナート等総合防災訓練が実施されました。
本訓練は、鹿児島県石油コンビナート等防災計画に基づき、特別防災区域に立地の串木野基地における災害発生を想定して実施。串木野基地及び防災関係機関等が一体となって総合的な防災訓練を実施することにより、防災計画の習熟、並びに関係機関等相互の協力体制の緊密化及び特別防災区域に係る災害の防止と防災活動の円滑な実施を図ることを目的としています。
訓練は、「午前10 時、原油揚荷作業中に鹿児島県薩摩地方沖を震源とする震度5 強の地震を観測し大津波警報発令。串木野基地従業員は高台にある基地の展示館(海抜50 メートル)に緊急避難。大津波警報解除後、串木野基地構内の設備点検作業実施中、余震により構内設備から原油が漏えいし、何らかの要因で着火し火災が発生。また、構内トンネルにおいて作業員1名がガス中毒及び足を骨折し、被災。」との想定で実施されました。
当日は、鹿児島県やいちき串木野市、地元消防団など(全12 機関、参加人員約160 名)により、緊急避難、緊急通報、災害情報広報、交通規制、自衛防災、救出・救護、救急搬送、初期消火、消火延焼防止等の各種訓練が実施され、午前11 時38 分、訓練は無事終了しました。
1994年5月に完成。地下岩盤内に空洞を設け、地下水圧等により貯蔵原油を封じ込める地下岩盤タンク方式が採用されています。この方式は土地の有効利用、環境保全、安全性、経済性等に優れています。2012 年8月末現在約168 万klの原油が保管されています。
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