ナミビア・ウラン案件への探鉱融資
-JOGMEC 初のアフリカ案件及びウラン案件への金融支援-
伊藤忠商事株式会社(代表取締役社長:小林 栄三、以下「伊藤忠商事」)は、豪州子会社ニッポンウラニウムリソーシズ社を通じて、今般、ナミビア共和国中西部に位置するロッシングサウス探鉱プロジェクト(エクストラクトリソーシズ(豪州)が所有)へ参画することになりました。
当該参画にあたって、この度、伊藤忠商事より、独立行政法人 石油天然ガス・金属鉱物資源機構(理事長:河野 博文、以下「JOGMEC」)に対し、必要資金の一部につき探鉱融資の申請がありました。
JOGMECとしては、当該案件に関する厳正な審査を行った結果、
- 当該プロジェクトは世界最大級の資源量を誇るウラン鉱床であり、技術的・経済的にも妥当であると考えられること
- 将来的に、我が国の低炭素社会構築に不可欠の原子力発電に必要なウラン原料の安定供給に大きく貢献することが期待されること
等から、近日中に、40億円の探鉱融資を実行する予定です。
なお、本件は、JOGMECの金融支援としては、JOGMEC設立後、初のアフリカ案件(TICAD:アフリカ開発会議の対象国)及びウラン案件でもあり、資源エネルギー政策上、重要なプロジェクトであると評価されます。
JOGMECは、今後も、鉱物資源の安定供給を図るため、探鉱開発を推進する日本企業に対し、積極的な支援を行っていく方針です。
ロッシング・サウス鉱区概要 (Extract 社発表)
所在地 |
ナミビア共和国中西部 |
権益比率 |
Extract 社 100% |
資源量 |
267 百万ポンド(約 102,700 トン U) |
生産量 |
14.8 百万ポンド/年(約 5,700 トン U/年) |
開発費 |
704 百万米ドル |
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