スリナム共和国海域における探鉱事業への出資採択について
-本邦初のスリナム共和国における探鉱事業-
独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC理事長:掛札勲)は、2007年11月21日、帝国石油(株)(代表取締役社長:椙岡雅俊氏)がスリナム共和国海域で実施する石油等の探鉱事業について出資案件として採択しました。
本プロジェクトはスリナム共和国沖合Block31鉱区にて実施する石油探鉱事業であり、帝国石油(株)はデンマーク法人MAERSKOILANDGASAS社の子会社MAERSKOILSURINAMEBV(オペレーター)より権益の35%を取得することに合意し、2007年8月8日付けでスリナム共和国政府当局の権益移転承認を得て本事業に参入しました。
スリナム共和国陸域では生産中の油田があり、大産油国であるベネズエラに近いことから、同国海域においても油ガス田発見の可能性が高いと期待されていますが、探鉱活動が比較的少なく、フロンティアとして残されていました。近年、複数の海外石油開発企業が同海域への参入を進めています。
本事業はスリナム共和国における本邦初の石油等の探鉱事業であり、プロジェクト成功の際には、我が国への原油供給源の多角化に大きく貢献することが期待されています。
以上
1)会社概要
名称 |
帝石スリナム石油株式会社 |
設立 |
2007年7月3日 |
本社所在地 |
日本 |
社長 |
椙岡 雅俊 氏 |
資本金 |
5百万円 |
機構出資比率 |
今後機構は対象事業の50%を出資予定 |
2)鉱区位置
スリナム共和国海上Block 31鉱区(別添鉱区図参照)
3)鉱区面積
約14,000平方キロメートル
3)参加シェア
MaerskOilSurinameB.V.※(注記)
65%(オペレーター)
帝石スリナム石油(株)
35%
1)採択日
2007年11月21日
2)JOGMEC出資見込額(2007年から2010年までに想定される出資額合計)
約3,400百万円
本プロジェクトについては、
- (1)技術的事項、(2)経済的事項、(3)事業実施関連事項等の観点からのJOGMECの採択審査基準を満たすと判断されることから、出資対象案件として採択することとした。
- なお、本プロジェクトの採択に際しては、経済産業大臣と協議し、同意を得ている。
以上
別添
スリナム共和国海域画像
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