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JOGMEC 独立行政法人 エネルギー・金属鉱物資源機構

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オーストラリア連邦で銅・ウラン等の共同探鉱を開始

2007年10月9日

独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC理事長:掛札勲)は、銅・金・ウランの共同探鉱をオーストラリア連邦のロックスビー・ダウンズ地域で開始した。探鉱地域はサウス・オーストラリア州の州都アデレード市の北方約500キロに位置し、近傍には大手鉱山会社のBHPビリトン社のオリンピック・ダム鉱山(世界有数の銅・金・ウラン鉱山)が操業中である。ロックスビー・ダウンズ地域はオリンピック・ダム鉱床に類似した鉱床の存在が期待されるものである。
共同探鉱の相手方は、豪州の探鉱会社ミノタウア・エクスプロレーション社及びその関連会社3社である。ミノタウア・エクスプロレーション社は2001年にサウス・オーストラリア州でプロミネント・ヒル鉱床(銅・金・ウラン)を発見しており、技術力の高さには定評がある。JOGMECは同社と2005年にオーストラリア連邦東部のボーダー地域で共同探鉱を実施し、JOGMECの開発した物理探査技術であるSQUITEM法を適用し、有望な結果を得て2007年5月に住友金属鉱山(株)にJOGMECの権益を譲渡した。

プロジェクトの概要

1)探鉱地域
ロックスビー・ダウンズ(RoxbyDowns)地域はオーストラリア連邦南部に位置する。2つの探鉱鉱区からなり、それぞれ、オリンピック・ダム鉱山の北北西及び南約30kmに位置する。
2)契約内容
共同探鉱契約は、ミノタウア・エクスプロレーション社及びその関連会社3社と締結した。JOGMECは3年間で2百万豪ドルの探鉱費用を負担することにより、本プロジェクトの51%の権益を獲得できる。
3)探鉱内容
これまでにミノタウア・エクスプロレーション社が実施した調査により、探鉱地域内にはオリンピック・ダム鉱山(酸化鉄銅金鉱床;主な鉱種は銅・金・ウラン)に類似した鉱床の賦存可能性を示す物理探査異常が確認されており、物理探査及びボーリング調査等を実施することにより、新たな酸化鉄銅金鉱床の発見を目指す。


(参考)
ミノタウア・エクスプロレーション社(MinotaurExplorationLtd)概要

オーストラリア連邦アデレードに本拠地を置く非鉄金属資源の探鉱・開発企業。
オリンピック・ダム鉱山

1975年に発見され1987年より採掘されている銅・金・ウラン鉱山。所有者は非鉄金属の世界最大手であるBHPビリトン社(BHPBillitonLtd)。鉱量は約6.5億トンであり、鉱石平均品位は銅1.5%、金0.5g/t、ウラン425ppm。
SQUITEM

JOGMECが開発した電磁探査法(TEM法)の装置。磁気センサーに従来の磁気センサーよりも感度が高いSQUID(Superconducting Quantum Interference Device;超伝導量子干渉素子)を採用したため、従来のTEM装置では検出できなかった深部まで探査が可能。
調査地域位置図

この記事に関するお問い合わせ先

広報担当:総務部広報課

電話 03-6758-8106

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電話(代表)03-6758-8000

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