2007年9月4日
独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC、理事長:掛札勲)及びタイ石油公社(PTT:PTTPublicCompanyLimited)は、GTLプロジェクトに関する覚書(MOU)を9月3日に調印した。
今後、一年間にわたり、JOGMECとPTTはJAPAN-GTLプロセスにより、PTTが保有する天然ガス資源を対象として、天然ガスから軽油等の液体燃料の製品化に関する経済性評価(FS:FeasibilityStudy)等の作業を実施し、GTL事業化の可能性を調査する計画である。
(*)GTLとは?
GasToLiquid(天然ガス液体燃料化)の略称。天然ガスを原料として製造される常温で液体の燃料であり、灯油・軽油の代替燃料、燃焼時の硫黄酸化物や窒素酸化物の排出量が少ない低公害燃料として注目されている。天然ガスの利用技術として期待が大きい。
(*)JAPAN-GTLプロセス
現在、JOGMECと日本GTL技術研究組合が共同で開発しているGTL実証プロジェクトで使用される技術(プロセス)。2009年には日量500バレルのGTL生産を計画している。
日本GTL技術研究組合は、平成18年10月25日、以下の民間6社によって設立された。
以上