国内3番目のLPガス国家備蓄基地が開所
∼神栖国家石油ガス備蓄基地完成記念式典の開催∼
立地決定から約4年の歳月と約325億円の総事業費をかけて建設を進めてきた神栖国家石油ガス備蓄基地が完成し、操業を開始することに伴い、1月17日(火)に完成記念式典を執り行います。
LPガスの国家備蓄は、1990-91年の湾岸戦争の経験を踏まえて事業が開始されたものであり、2010年度に150万トンの国家備蓄目標の達成を目指して建設が進められているものです。
- LPガスの国家備蓄は、在庫水準の大幅低下をみた1990‐91年の湾岸戦争の経験を踏まえた1992年(平成4年)の石油審議会石油部会液化石油ガス分科会の報告を受けて事業が開始されたものであり、2010年度に150万トンの国家備蓄目標の達成を目指して基地建設が進められています。
- 神栖基地は、立地決定から約4年の歳月と約325億円の総事業費をかけて建設が進められ、昨年7月に完成した七尾基地、9月に完成した福島基地に続く国内3番目のLPガス国家備蓄基地として完成を迎えることとなりました。
- 同基地は、平成15年10月に旧石油公団の出資を受けた日本液化石油ガス備蓄(株)が着工、その後の国家備蓄事業の体制移行により、同社の事業を平成16年2月より独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構(以下「JOGMEC」という。)が承継するとともに、経済産業省からの委託事業として建設工事を継続してきたものです。
- 今回、神栖基地の完成に伴い、経済産業省及びJOGMECは、1月17日(火)に同基地内において完成式典を実施いたします。
- なお、同基地には、直径60メートル、高さ45メートル(11階建てビルと同程度の高さ)という日本最大級の5万トンタンクが4基(プロパン4基、プロパン・ブタン兼用3基)設置され、計20万トンのLPガスが備蓄される予定です。これは、日本のLPガス輸入量の約5日分に相当します。
開催日時 |
平成18年1月17日(火)10時00分∼11時00分 |
場所 |
神栖国家石油ガス備蓄基地内
茨城県神栖市奥野谷6225番地40 |
神栖国家石油ガス備蓄基地の概要
貯蔵方式 |
地上低温タンク方式 |
貯蔵能力 |
20万トン
(プロパン5万トン×1基、プロパン・ブタン兼用5万トン×3基) |
タンク仕様 |
平底円筒式金属二重殻タンク |
敷地面積 |
約12ヘクタール |
総事業費 |
約325億円 |
〔式典の日程等に関するお問い合わせ及び取材の申込み〕
独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構
石油ガス備蓄管理グループ
担当者:岡崎、望月
電話:044−520−9337
(注)本記事については、経済産業省のホームページにも掲載されております。
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この記事に関するお問い合わせ先
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