【開催報告】久慈国家石油備蓄基地における総合防災訓練の実施について
JOGMECは、2024年11月13日、国から委託を受けて管理している久慈国家石油備蓄基地(岩手県久慈市、以下「久慈基地」)において、岩手県石油コンビナート等総合防災訓練を実施しました。
本訓練は、岩手県石油コンビナート等防災計画に基づき、特別防災区域久慈地区に所在する久慈基地における災害発生を想定して実施しているもので、久慈基地および防災関係機関が一体となって総合防災訓練を実施することにより、防災計画に習熟するとともに、関係機関等相互の協力体制を緊密にし、災害の防止と防災活動の円滑な実施を図ることを目的としています。
訓練は、「岩手県久慈市を中心とする非常に強い内陸型地震が発生した。原油受払作業中に、設備の破損により漏洩事故が発生、発見した職員が流出油から発生するガスを吸入したことにより負傷。さらに、屋外タンク貯蔵所の昇降用階段が破損し、タンク上部を点検中の作業員が取り残された。また、原油払出流量計設備付近とブースターポンプ室において同時に火災が発生した。」との想定で行いました。
岩手県をはじめ地元自治体、警察、消防署等の防災関係者総勢233名と、23台の消防車両等が参加し、陸上現地指揮所設置訓練、負傷者救出訓練・高所救出訓練、自衛防災組織による初期消火訓練等が行われ、2カ所からの同時火災を想定した化学消防車、はしご車、甲種普通化学消防車等からの一斉放水訓練を実施し、無事に終了しました。
JOGMECは、今回の訓練を通じて、災害時の関係機関との緊急対応および被害拡大防止体制を確認しました。引き続き、日頃から災害に対してしっかり準備してまいります。
この記事に関するお問い合わせ先
備蓄企画部 企画課原田
電話 03-6758-8033
総務部 広報課高山
電話 03-6758-8106