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JOGMEC 独立行政法人 エネルギー・金属鉱物資源機構

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第18回石油・石油ガス備蓄業務改善活動発表会をオンラインで開催しました
〜改善活動を共有しエネルギーセキュリティの更なる強化へ〜

2022年3月16日

JOGMECは、2022年3月4日、「第18回石油・石油ガス備蓄業務改善活動発表会」をオンラインで開催しました。発表会には、石油・石油ガスの国家備蓄に携わる18社(20グループ)が参加しました。

オンラインでの記念撮影

本発表会は、石油・石油ガス備蓄に携わる各社独自の業務改善への取り組みとその成果を関係先に対し広く情報共有し、活用可能な事例を取り入れること等を通じて備蓄業務の改善を図ることを目的として、毎年行っているものです。
本発表会は、一昨年まで会場を使用して行っておりましたが、今回は、昨年に続いて新型コロナウィルス感染予防の観点から、オンラインで開催しました。

開催にあたっては、ビデオレターによるJOGMEC細野理事長の主催者挨拶に続き、資源エネルギー庁細川石油精製備蓄課長からご挨拶をいただきました。
参加各社およびJOGMECの審査員投票の結果、最優秀賞は、ボイラ設備改善〜設備運用の手の内化〜について発表した苫東石油備蓄株式会社が受賞しました。その他、優秀な発表に対して各賞が贈られました。

有事において迅速に備蓄放出を行うべく、日頃より備蓄基地の安全操業を確保しつつ、さらに効率的な業務運営を図っていくためには、会社経営層はもとより、操業現場の人員一人ひとりに至るまで、課題を発見する力や、問題を解決し改善に取り組もうとする意欲を日々欠かさず持ち続けることが肝要です。

JOGMECは、今後も、こうした様々な努力を積み重ねる姿勢を応援してまいります。

各受賞発表概要

【最優秀賞】
発表テーマ ボイラ設備Kaizen 〜設備運用の手の内化〜
会社名 苫東石油備蓄株式会社
概要 2019年11月、水管ボイラから貫流ボイラへ設備更新を実施したことにより、エネルギー使用量やメンテナンスコストは大幅に削減出来たものの、オペレーションはメーカー任せの管理となっている。このままでは自分たちの設備でありながら、対処する事ができない状態となってしまうことから、「設備運用の手の内化」を図った。
【優秀賞】
発表テーマ タンク火災時における消防車への持続的な泡補給のKaizen
会社名 福井石油備蓄株式会社
概要 我々の使命は、火災の未然防止と万一の火災時に迅速に消火することです。タンク火災の消火方法として、固定泡放出口と消防車からの泡放射があります。このうち消防車からの泡放射では、貯蔵タンクからの持続的な泡補給が必要ですが、補給が間に合わない場合があることに気づき、ことごとく備えるべく泡補給のKaizenに取り組みました。
【優秀賞】
発表テーマ 教育方法の統一化
会社名 ENEOS喜入基地株式会社
概要 新入社員への教育方法において、
(1)文章のみの手順書では新入社員が実作業をイメージしにくい。
(2)教育指導員が毎日変わるため、指導方法が異なっている。
(3)指導員は日常業務と教育を兼ねているため、教育のみに十分な時間をかけられない。
などの課題が判明したため、改善活動を行った。
【奨励賞】
発表テーマ 月間作業のKaizen 〜タンクスラッジ測定作業のKaizen 〜
会社名 秋田石油備蓄株式会社
概要 運転係は「原油をことごとく払出す者」であり、払出しに影響が出るスラッジを定期的に測定して来た。しかし、定期測定は必要か?の現状否定から入り、スラッジを手の内化することで、定期測定を無くした。また、不定期測定時に使用する測定治具の改良を行うことで、測定人数の省力化をした。捻出した時間は緊急放出訓練、自主保全、教育に費やした。
【奨励賞】
発表テーマ 会社ホームページのリニューアル
会社名 九州液化瓦斯福島基地株式会社
概要 当社のホームページは2010年に開設したものの、更新は入出荷実績等の必要最低限に留まっていたことから、古いままの設備画像などが多く残る「時代遅れ」なものとなっていました。そこで、ステークホルダーへの有効的な情報発信ツールとし、会社のイメージアップ・ブランディングに繋げたいとの思いで、リニューアルに取り組みました。
【特別賞】
発表テーマ 防災戦略・戦術の構築と防災要員の育成
会社名 北海道石油共同備蓄株式会社
概要 災害時に使用する災害措置基準には防災活動全体の大きな流れや戦術のみが記されており、活動詳細は消防隊長やベテラン隊員各自の知識や経験に依存していた。 近々の世代交代を見据え、災害対応の考え方を統一、実行する人の育成、必要資機材の最適化を図ることで災害対応力の向上に繋がると考え、活動に取り組んだ。
【若人賞】 (機構の若手職員の審査による表彰)
発表テーマ 知識の共有化 ボードマンの強化書作成
会社名 白島石油備蓄株式会社
概要 日々の操油・防災業務を行う中で、操作頻度の少ないものについてはベテランでも戸惑うことがあった。 このため、若手ボードマンの目線に立って理解ができ、且つそれらの知識を集約した「ボードマンの強化書」を作成し、早期育成と全ボードマンの知識の共有化を図りました。

発表会社および発表テーマ(テーマ別)

会社名 発表テーマ
1 むつ小川原石油備蓄株式会社 大容量泡放射システムの資機材誘導・現場配置手順の見える化
2 福井石油備蓄株式会社 タンク火災時における消防車への持続的な泡補給のKaizen
3 秋田石油備蓄株式会社 月間作業のKaizen
〜タンクスラッジ測定作業のKaizen〜
4 苫東石油備蓄株式会社 ボイラ設備Kaizen〜設備運用の手の内化〜
5 新潟石油共同備蓄株式会社 消火線乾式化への道
6 ENEOSグローブ株式会社 法面等におけるホース搬送の改善
7 日本地下石油備蓄株式会社 菊間事業所 エイジフレンドリーによる安全職場
8 波方ターミナル株式会社 夜間防災訓練におけるPDCAサイクルの活用
9 鹿島液化ガス共同備蓄株式会社 夜間・休日の発災時における初期対応の強化
10 志布志石油備蓄株式会社 作業におけるガス検知業務のKaizen
(石油備蓄基地安全性向上の取組み)
11 白島石油備蓄株式会社 知識の共有化 ボードマンの強化書作成
12 沖縄石油基地株式会社 現場で使える作業手順書で一つ一つの作業を確実に
13 北海道石油共同備蓄株式会社 防災戦略・戦術の構築と防災要員の育成
14 ENEOS喜入基地株式会社 教育方法の統一化
15 大分液化ガス共同備蓄(株)大分事業所 改善プロセスを活かし、人間力向上を目指せ!
16 上五島石油備蓄株式会社 KSS総務課の属人化解消・防止活動
17 日本地下石油備蓄株式会社 久慈事業所 課内残業時間の削減
18 日本地下石油備蓄株式会社 串木野事業所 電子化2020
19 沖縄ターミナル株式会社 ワンクリックで会社概要説明
20 九州液化瓦斯福島基地株式会社 会社ホームページのリニューアル

この記事に関するお問い合わせ先

備蓄企画部 企画課石澤

電話 03-6758-8033

総務部 広報課尾崎

電話 03-6758-8106

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