延期のお知らせ
新型コロナウイルス感染拡大防止のため延期となりました。開催日時が決まり次第、別途お知らせいたします。
2021年12月15日
最終更新日:2022年1月20日
岩手県八幡平市にある「旧松尾鉱山新中和処理施設」は、岩手県から委託されてJOGMECが運営管理を行っていますが、1982年の処理開始以来、無事故運転を継続し、2022年3月に運転開始から40年を迎えます。これを記念し、シンポジウム「北上川から、環境新時代を考える〜明るい未来へとつながる、SDGs・カーボンニュートラルの時代へ〜」をホテルメトロポリタン盛岡およびオンラインにて開催します。
北上川は、冬には白鳥が飛来し、秋には鮭が遡上する東北地方を代表する河川のひとつですが、1932(昭和7)年頃より松尾鉱山から流出する強酸性水の問題が顕在化し、対策が不十分であったため茶色く濁り、「死の川」と呼ばれ大きな社会問題になりました。これを現在の美しい清流に戻したのが「旧松尾鉱山新中和処理施設」であり、北上川流域100万人の自然環境保全を守る重要な施設となっています。
今回のシンポジウムは、この北上川の清流化の取り組みを契機に我が国の鉱害防止事業の取り組みへの一層の理解を深めることを目的としています。基調講演では、岩手県における松尾鉱山の鉱害防止事業についての取り組み、我が国における金属鉱山とその環境保全の取り組みやSDGsやカーボンニュートラルからみる「水」の問題と鉱害防止事業の在り方について紹介する予定です。
さらに、岩手県にゆかりがありSDGsピープル第1号として選ばれた女優・創作あーちすと「のん」さんを特別ゲストに迎え、各分野で活躍されている専門家をお招きし、北上川の問題と新中和処理施設のこと、さらには広い視点での環境問題、SDGsなどについて、わかりやすいパネルディスカッションを実施します。
シンポジウムへの参加をご希望の方は、事前登録が必要ですので、以下特設WEBサイトからご登録をお願いいたします。オンライン配信についても事前登録制となっております。なお、参加費は無料です。
時間 | 内容 |
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13:00〜13:40 | 開会挨拶、来賓挨拶 |
13:40〜14:40 | 基調講演 ・松尾鉱山の鉱害防止事業について ー岩手県の環境保全の取り組みー 岩手県副知事 保 和衛 ・山と川、地球を守るということ ー我が国の金属鉱山とその環境保全の取り組み- JOGMEC理事(金属環境・海洋・石炭本部長) 廣川満哉 ・SDGs、カーボンニュートラルから見る「水」の問題 ーSDGsを踏まえた将来の鉱害防止事業の在り方ー 早稲田大学理工学術院創造理工学部教授 所 千晴 |
14:40〜14:50 | 休憩 |
14:50〜16:00 | パネルディスカッション 女優・創作あーちすと のん 早稲田大学理工学術院創造理工学部教授 所 千晴 岩手県立大学総合政策学部教授 辻 盛生 一般社団法人いわて流域ネットワーキング代表理事 内田 尚宏 日本鉱業協会専務理事 矢島 敬雅 他 閉会挨拶 |