校長日誌
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1学期を終えて
7月31日(金)、ようやく1学期を終えました。新学期のスタートから2か月近くも臨時休業が続き、授業日数は例年よりだいぶ少なくなってしまいました。職員も自宅勤務が続く中で、授業動画の配信やオンラインでの指導を行ったものの十分とは言えず、学習の遅れをとり戻すために7月からは7時間目授業や土曜授業を導入しました。2学期も続けていく予定です。
生徒は家にこもりきりの生活の影響があって、体力が落ちている様子が見受けられました。学校生活は、マスク着用や室内の消毒などの対策をとり、部活動の活動時間も段階的に増やすなど、少しずつ本来の活動へと戻りつつあります。蒸し暑い中でマスクをつけたまま1日を過ごすことは本当に大変で、梅雨が明けて猛暑の毎日では熱中症も心配されます。夏休み中、それぞれの体調に合わせて無理のないよう行動してほしいと思います。学校も緊張感をもって対応していきます。
今年は短い夏休みですが、夏季課外(補習)や部活動の大会や練習試合などたくさんの活動が予定されています。3年生は共通テスト等の新たな大学入試制度での受験に大きな不安を感じながら、どこまで自分の計画を着実に進められるかという頑張りどころです。また、夏休みに海外研修でオーストラリア、イギリス等へ行く予定だった生徒は、楽しみにしていただけにさぞがっかりしているだろうと思いますが、語学力を磨き、海外諸国のことをもっと知って、将来のチャンスに備えてほしいと思っています。
今やっていることが将来につながります。それぞれが強い気持ちをもって、自分の目標に向かって日々努力を続けていきましょう。
学校再開、通常登校から1か月
分散登校から通常登校となり、1か月になろうとしています。例年より遅い期末考査を終えて、これからまだ2週間授業が続きます。
今年の梅雨明けはまだのようですが、気温がかなり高くなり、生徒にとって登下校時のマスクはかなり辛い状況です。混雑したり人とすれ違ったりすることを考えると必要でしょうが、熱中症もまた大変心配しています。自分の体調の変化に敏感になって、十分な水分補給をしながら無事に過ごしてほしいと思います。
廊下の手洗い場で手を洗う生徒をよく見かけるようになりました。授業も、内容を変更したり、生徒の活動を制限したり、例年にない配慮をしながら実施しています。教員もマスク、フェイスシールドをつけて授業が当たり前になりました。冷房をかけながら窓を少し開けています。生徒総会は各教室で放送により実施し、生徒会本部、代議委員が頑張ってくれました。昼食時はマスクを外すことになるため、おしゃべりをせずに黙って食べるよう指導したり、教室以外の部屋も昼食場所として開放したりしました。他にもいろいろありますが、昨年までとはかなり違う学校生活ながら何とかここまでやってきました。
部活動も少しずつ活動を増やしてきました。3年生にとっては、春の大会等がことごとく中止となったことでモチベーションを失ってしまい、勉強やその他の日常とのバランスを取り戻せないまま、辛い思いをしている生徒も多いのではないかと想像します。でもそんな中で、新入部員の指導を続けてくれている3年生もいますし、もう少し活動を続ける3年生もいるようです。それぞれが、自分にできる限りのことをやって、誇りをもって前に進んでほしいと思います。
令和2年度始業式・入学式を終えて
6月に入り、ようやく学校が再開されました。6月1日(月)は3年生、6月2日(火)は2年生の登校日でしたが、それぞれ体育館で始業式を実施しました。2か月近く待って、それでも上級生全員による例年の始業式とはならず、しかも全員がマスク姿でしたが、それぞれの学年単位で今後に向けてのさまざまな話をすることができました。
また、4月当初の着任式も行えないままだったため、今年度新たに着任された先生方を紹介しました。
校長講話の中で3月からこれまでの3か月間を振り返り、辛く受け入れがたいことが多くあったけれども、「今」を否定するのではなく、これからはじまる今年度の1日1日を大切にして、皆で力を合わせて学校生活を充実したものにしたいと話しました。
6月3日(水)は本校の開校記念日でしたが、第34期生の入学式を挙行しました。
4月8日の予定から2か月近く延期し、新入生の皆さんを大変お待たせしてしまいましたが、ようやく御入学を祝い、激励の言葉を贈ることができました。学年団をはじめ教職員も、3月からこれまで何度となく入学式の計画がやり直しになった中でのこの日の入学式に、深い感慨を覚えておりました。新入生代表生徒による「誓いの言葉」では、これからの高校生活に向けた決意が力強く述べられ、新入生全員の本校での学校生活への思いをしっかりと受け止めました。
保護者の皆様には、大切なお子様の入学式に御出席いただくことができず申し訳なく思っております。
今後については集団生活ゆえの心配がいろいろとありますが、校内でも防止策を徹底しながら、生徒の皆さんの学校生活が充実したものとなるよう、教職員一同精一杯努力してまいりますのでどうぞよろしくお願いいたします。
(校長より在校生の皆さんへ)学校再開に向けて
新型コロナウイルス感染拡大防止のための緊急事態宣言が解除され、6月1日(月)からは全学年が分散登校で授業を始めることになりました。まだ安心できる状況ではありませんので、本校では生徒の皆さんの健康状態の把握や教室の換気、消毒、万が一学校で具合が悪くなった場合の対応など、対応マニュアルを作成し、できる限りの体制をとり皆さんを迎えようと準備しています。
生徒の皆さんは大変長い間、自宅で待機する日々が続いたため、学習の遅れへの不安や体力の低下、学校生活への意欲低下などさまざまなことが心配な状況です。オンライン授業や面談なども県立学校のネットワーク使用上の制限もあり、家庭の環境もさまざまであることから本校としても十分な対応とはなっていないと認識しています。学習内容に関する質問も、学校にいる時に較べれば不便を感じることでしょう。しばらくは部分的な登校と自宅での学習の二本立てとなりますので、学校としても生徒の皆さんがスムーズに学習を進められるよう今後も努力を続けます。
新入生の皆さんは、大変お待たせしました。準備登校を経てようやく6月3日(水)に入学式を迎えます。5月27日(水)には教職員が集まり、今度こそという思いで2回目の会場設営をしました。(1回目は4月8日の入学式前でした。)
本校での高校生活がようやくスタートします。しばらくは感染防止に配慮した日程が続きますが、3年間どんな高校生活を送りたいかをじっくり考え、これからたくさんの出会いやさまざまな体験が待っていることを楽しみにしていただきたいと思います。
上級生、特に3年生で部活動に打ち込んできた生徒たちは、春から夏にかけての試合や大会等がことごとく中止となり、引退の時期を迎えようとしています。昨年からずっと一生懸命努力してきた成果を出しきって、自分として「やりきった」と思える場が必要だと思っています。今は辛い思いしかないだろうと思いますが、これまで努力して自分が成長できたことは確かなことであり、今後の人生のさまざまなことに必ず生かされると信じて頑張ってほしいと思います。
失った時間やそこで得られるはずだったあれこれを恨めしく思う気持ちは私にもあります。でも時は動いています。社会や経済が大きな損害を受け、さまざまなことが新しい形でどんどん動き出している今、私たちも失ったものを取り戻そうとするだけでなく、その環境の中で変わっていかなければなりません。
誰もが不安で、充たされず、言いようのない苛立ちを感じているでしょうが、和国の生徒の皆さんには、これからの新しい学校生活の中で、お互いに励まし合い、助け合い、一緒に立ち上がり何かを成し遂げ、喜びを共にできるよう、一人ひとりの力が結集されることを期待しています。頑張るぞ、和国生!
(校長より在校生の皆さんへ)今、皆さんが誰かのためにできること
在校生の皆さん、こんにちは。体調のほうは大丈夫でしょうか。自宅にこもる生活が続き、家族以外の人とは会う機会がなくなって、曜日の感覚や学校の勉強や部活動に対するモチベーションが失われてきたりしていませんか。学習課題も頑張って進めてください。3密は避けつつ身体を動かしたり、新しいことを始めたり、今できる挑戦をしてみてくださいね。
学校は依然として教職員の自宅勤務が続いていますが、先生方は在宅で、また一部出勤して、学校再開に向けてさまざまな検討や準備を続けています。皆さんも5月7日以降がどうなるか心配していることと思います。状況を見極め、県教委の指示も踏まえてなるべく早い時期に予定を連絡するようにします。
今、生徒の皆さんも教職員も苦境に立たされていますが、この深刻な状況の中で自らも感染のリスクにさらされながら必死に感染者を救おうと奮闘している医療従事者の方々や、市民生活を支えるためのさまざまな仕事で懸命に働いている方々のことを思い、自分は社会の一員として何ができるのかを考える必要があると思います。地域社会のために、周囲の人々のためにできることを、一人ひとりが考えて行動しましょう。そして、お互いが気持ちの面でも支え合えるように声をかけあったり(メッセージで)、家族や周囲の人々に感謝の気持ちをもって自分のできることを率先してやり、人々を支えられる人になりましょう。困難な今だからこそ、皆さんがいかに考えて行動できるかが問われています。959名の和国生が“Read, See & Think.(読んで、見て、考えよ。)” を実践したらきっと大きな力をもつはずです。頑張りましょう!
(校長より在校生の皆さんへ)今できることを頑張ろう
在校生の皆さん、こんにちは。4月に入ってちょっと肌寒い日も続いていますが、体調はいかがですか? 毎日家の中に閉じこもっているので運動不足ですっきり眠れなかったり、スマホやゲームのやり過ぎで生活リズムが崩れたり、たくさん課題は送られてきたけれどやる気になれずにイライラしたり、何かすっきりしない日々を送っている人も多いのではないでしょうか。感染に気をつけながら、ジョギングや運動をしたり、ちゃんと計画を立てて勉強できたり、自分のことだけでなく家の手伝いもして有意義に過ごしてくれればと思っています。 チャイムで動く学校生活と違い、自分の生活リズムは自分でつくらなければなりません。学校の臨時休業は続いていますが、時間はどんどん流れていきます。皆さん方と同じように、先生方もとても焦っています。授業の補充をどうするか、長い臨時休業中に限られた手段でどのように学習のサポートをするか悩みながらも、今できることから順次対応しています。
4月14日から職員に対しても自宅で勤務するよう指示が出されました。学校は閑散としていますが、どうしても対応せざるを得ない職員は一部出勤しています。生徒の皆さんがこの厳しい状況でも少しでも学習に取り組めるように、また学校再開に向けてさまざまな計画の変更や対応策を検討しています。
学校前の桜並木はすでに若葉が出て、青空に柔らかな新緑がとてもきれいな季節を迎えました。敷地を回りながら、昨年の同じ頃を思い出し、校舎やグラウンドからにぎやかな声が聞こえてこないことをとても淋しく思い、早く生徒の皆さんが生き生きと学校生活を送れるようにしたいという思いを新たにしました。
新入生の皆さんに届け、と1学年団の先生方がメッセージを撮ってくれました。その中でもお話ししましたが、和光国際高校の素晴らしい学校生活は、生徒の皆さんと職員全員の努力でつくり上げられるものです。今はそれぞれが離れ離れですが気持ちを一つにして、学校が再開される日に向けて、それぞれが今できることを最大限しっかりとやって、ONE TEAMで新学期を迎えましょう!
令和2年度を迎えて 〜困難を乗り越えよう〜
令和2年度を迎えました。新学期スタートも間近となる中、新型コロナウイルスへの感染が急増し、4月7日にはついに緊急事態宣言が発出されました。県の緊急特別措置も示され、これから1か月、5月6日までの臨時休業が決定しました。3月の臨時休業から通算すれば2か月を超える臨時休業という未だかつてない事態です。
2年生・3年生は、3月の予定が全て中止となり、新学期こそはと期待していたはずです。同時に、本校が隣接する東京都内において感染者数が急激に増加したことで大きな不安も感じていたのではないでしょうか。部活動について言えば、春の大会や演奏会、発表会といったものができなくなってしまい、特に3年生にとっては部活動の集大成の時期であり、大変大きな影響を与えています。そして授業がこれほど長く行われないことで学習の遅れや進路への不安、再開後の学校がどうなるかなどの不安が募っているでしょう。
新入生には入学式を延期したことで落胆と不安を与えてしまったと思います。3月8日の合格発表で合格通知を受けてから、皆さん誰もが新学期に大きな期待をもってこの入学の日を待っていたはずです。
学校は直前まで安全を確保した入学式の実施を検討していましたが、多くの生徒の交通手段が電車であることや本校が東京都と隣接する地域にあること等により延期を決定しました。学校によって対応がまちまちであり、予定どおりの入学式を望んでいた方も多くいらっしゃったことと思いますがご理解いただきたいと思います。
生徒の皆さんがそれぞれに辛い思いをしていると思うと本当に胸が痛みます。生徒のいない学校は時が止まってしまったようです。しばらく臨時休業が続きますが、どうかイライラする気持ちをぐっとこらえて、感染防止のための正しい行動を遵守し、学校再開の日に向けて今できることをそれぞれが精一杯やっていきましょう。
生徒の皆さんと教職員は共にひとつの学校をつくるという意味でつながっています! 先生方は今、一生懸命に皆さんの学習をさまざまな手段でサポートしようと準備をしています。担任の先生方はクラス開きの準備をして皆さんの登校を待っています。いろいろと大変なことが続いていますが、健康を維持し、皆さんとともに困難を乗り越え、学校再開の日には笑顔でお会いしたいと思います。
We are united! See you soon!
第31回卒業証書授与式を開催しました
令和2年3月11日(水曜日)、第31回卒業証書授与式を開催しました。新型コロナウイルスの感染拡大が続き、開催自体が危ぶまれる状況の中で卒業生と教職員のみで行う苦渋の決断をさせていただきました。これまで3年間、お子様の学校生活や行事、PTA活動等に多大なるご理解とご協力・ご支援をいただきました保護者の皆様に、卒業生の晴れ姿をご覧いただき門出を祝っていただくことができず、誠に申し訳ございませんでした。
縮小した形での開催となりましたが、前日降り続いた雨がうそのように快晴に恵まれ、暖かな陽ざしがたっぷりと体育館に降りそそぐ中で、換気に気を遣いながら卒業生も教職員もマスク着用での卒業式となりました。何とか実施することができたことに、そしてまた保護者の皆様、PTA・後援会でご尽力いただいた皆様方、全ての関係者の皆様にこれまで大変お世話になりましたことに深く感謝を申し上げます。
卒業生には、和国での3年間で培った力を今後さらに伸ばして、それぞれの道でたとえ困難があろうとも乗り越えて頑張ってほしい、将来の活躍を期待していると話しました。
卒業生たちの様子はとても和やかで晴れ晴れとしていましたが、卒業式後のホームルームでは仲間たちがいつまでも名残を惜しむ様子が見られました。
第31期生319名の卒業生の皆さんのこれからの長い人生に、たくさんの喜びと幸せが訪れるように願っています。ご卒業おめでとうございます。
埼玉県立和光国際高等学校長 山田 杉子
在校生の皆さんへ
在校生の皆さん、こんにちは。2月28日(金)に、学校は3月2日(月)以降春休みに入るまで臨時休業とすることをお伝えしました。
突然の発表で驚いたことと思います。1・2年生にとっては学年末考査の2日目が終わった直後でした。3年生にとっては高校生活最後の3日間、仲間との再会、そして夢見会や卒業式予行・卒業式という大事な行事が予定されていました。学校として未だかつてない決定をしなければならなかったとは言え、生徒の皆さんがこれらの大切な時間を奪われたことに対して抱いている気持ちは想像するに難くありません。
1・2年生の皆さん。夢見会を準備し、先輩方の卒業をお祝いしようとさまざまな準備をしてくれていました。このような形になり大変申し訳なく思っています。 そして、3年生の皆さん。卒業式は予定どおり実施します。ですが保護者の皆様には大切なお子様の晴れの日にご出席いただくことができず、心よりお詫び申し上げます。生徒の皆さんは引き続き感染予防に努め、発熱等の症状が出ないことを切に祈っています。3月11日(水)の卒業証書授与式では、担任団の先生方をはじめ教職員一同で皆さんの門出をお祝いします。
学校は入試業務が続いており、在校生の皆さんへの具体的な連絡はもう少しだけ待っていただくようお願いします。1・2年生は、学年末考査の残り2日が中止となり、時間はあるけれど目標を見失ってしまったような状態になっている人もいるかもしれません。ほとんどの時間を自宅で過ごしていることと思いますが、このような時こそ主体性が大事です。自分の時間をどのように使うか、新学期を迎えるまでに自分はやるべきこと・身につけておくべきことがどのくらい残っているか、それを克服するための具体的な計画を立てて、できることから始めましょう。そして外出する際は感染予防を意識して行動し、自分の健康を守ってください。
学校の主役は言うまでもなく生徒の皆さんです。職員はみな、生徒の来ない学校など想像もしていませんでした。淋しい限りですが、このような時でも、生徒・教職員それぞれが今、与えられた時間でできる限りのことをして、これから先にまた道が拓けるときのための準備をしっかりとし、力を蓄えましょう。We are with you all !
埼玉県立和光国際高等学校長 山田 杉子
2学期を終えて
2学期はみづのき祭、海外修学旅行など多くの学校行事があり、部活動の大会やコンクール等での活躍もたくさん見られ、大変充実した4か月間でした。日々の授業や学習と部活動や行事などの活動を両立させるためには、生徒は集中力、継続力、自分で時間を管理する力などが必要だったと思いますが、中にはバランスを崩す生徒も少なからず見受けられました。3学期の努力に期待しています。3年生はいよいよセンター試験・一般入試目前となりましたが、これまでの努力を実らせてぜひ頑張ってほしいと願っています。
11月には本校が開校当時から交流のあるアメリカ合衆国ワシントン州ロングビュー市にある州立2年制大学のLower Columbia College(以下LCC)の学長が来日し、和光市長ご同席のもと連携協定を結ばせていただきました。和光市と本校のバックアップにより安心して信頼できる環境で学ぶことができ、手続きも本校が直接LCCと行うため大幅に負担を軽減することができます。また、12月にもLCCや4年制大学、奨学金について説明する「海外大学進学ガイダンス」を開催しました。本校ではLCCを含め、海外大学進学を希望する生徒への支援を充実させていきたいと考えています。
本校は今年も多くの海外研修プログラムを実施し、海外の高校生も多く受け入れています。2学期は9月に、交流を続けているオーストラリアのセント・ピーターズ・カレッジが来日し、10月には姉妹都市ロングビュー市の訪問団の高校生を受け入れました。この他にも、2年生全員がシンガポールへ修学旅行に行きましたし、埼玉県のグローバルリーダー育成プログラムでボストンのハーバード大学やマサチューセッツ工科大学(MIT)で授業を体験した生徒も3名おりました。生徒たちはこういった海外への関心やそこからいろいろなことを学びたい、吸収したいという意欲が旺盛で、英語や第二外国語の力を磨こうと頑張っています。外国語科はもちろんですが、普通科の生徒たちも多分にその傾向があります。
終業式の講話で、生徒が授業を受ける姿勢について、「人(教師や他の生徒)の話をよく聞いてメモをとり、書かれているものからしっかり読み取り、そしてよく考えて、自分の意見を表明できるようになる」ことが大切であり、これが本校の目指すグローバルリーダーの土台であると話しました。海外を経験した生徒はやがて、海外経験を積むことや語学力をつけるだけでなく、自分の話す内容自体が大事であることに気づきます。「もっといろいろなことがわかるようになって、話の中身を充実させたい」と感じ、本気のモチベーションが生まれるのです。幅広い教養や国内外への深い理解を得るためにも、日々の授業にこのように主体的に取り組んでほしいと思っています。3学期も頑張りましょう。