2学期を終えて
2学期はみづのき祭、海外修学旅行など多くの学校行事があり、部活動の大会やコンクール等での活躍もたくさん見られ、大変充実した4か月間でした。日々の授業や学習と部活動や行事などの活動を両立させるためには、生徒は集中力、継続力、自分で時間を管理する力などが必要だったと思いますが、中にはバランスを崩す生徒も少なからず見受けられました。3学期の努力に期待しています。3年生はいよいよセンター試験・一般入試目前となりましたが、これまでの努力を実らせてぜひ頑張ってほしいと願っています。
11月には本校が開校当時から交流のあるアメリカ合衆国ワシントン州ロングビュー市にある州立2年制大学のLower Columbia College(以下LCC)の学長が来日し、和光市長ご同席のもと連携協定を結ばせていただきました。和光市と本校のバックアップにより安心して信頼できる環境で学ぶことができ、手続きも本校が直接LCCと行うため大幅に負担を軽減することができます。また、12月にもLCCや4年制大学、奨学金について説明する「海外大学進学ガイダンス」を開催しました。本校ではLCCを含め、海外大学進学を希望する生徒への支援を充実させていきたいと考えています。
本校は今年も多くの海外研修プログラムを実施し、海外の高校生も多く受け入れています。2学期は9月に、交流を続けているオーストラリアのセント・ピーターズ・カレッジが来日し、10月には姉妹都市ロングビュー市の訪問団の高校生を受け入れました。この他にも、2年生全員がシンガポールへ修学旅行に行きましたし、埼玉県のグローバルリーダー育成プログラムでボストンのハーバード大学やマサチューセッツ工科大学(MIT)で授業を体験した生徒も3名おりました。生徒たちはこういった海外への関心やそこからいろいろなことを学びたい、吸収したいという意欲が旺盛で、英語や第二外国語の力を磨こうと頑張っています。外国語科はもちろんですが、普通科の生徒たちも多分にその傾向があります。
終業式の講話で、生徒が授業を受ける姿勢について、「人(教師や他の生徒)の話をよく聞いてメモをとり、書かれているものからしっかり読み取り、そしてよく考えて、自分の意見を表明できるようになる」ことが大切であり、これが本校の目指すグローバルリーダーの土台であると話しました。海外を経験した生徒はやがて、海外経験を積むことや語学力をつけるだけでなく、自分の話す内容自体が大事であることに気づきます。「もっといろいろなことがわかるようになって、話の中身を充実させたい」と感じ、本気のモチベーションが生まれるのです。幅広い教養や国内外への深い理解を得るためにも、日々の授業にこのように主体的に取り組んでほしいと思っています。3学期も頑張りましょう。