次に書くのは、クリスが見るこの夢の中に現れる、母の意味についてです。今まで、解析や再考察のポストで書いたことを、もう一度書きますが、新しい発見もあって、まだ書いていないことも書きます。(続くx.com/ssrc2003/statu... pic.x.com/7O85GYE2Wt
2025年02月14日 03:42:34続き)画像1・2は、画像3の夢と、その夢を見るクリスです。この夢の中には母も登場しまが、この母は別の意味があります。それはここで書くと煩雑になるので、別の機会に書きます。次の画像4の青いモノクロの夢は、母の夢です。この夢の意味も別の機会に書きます。(続く x.com/ssrc2003/statu... pic.x.com/ywwVrZtpX9
2025年02月12日 09:28:49続き)新しい発見ですが、それは、画像1と画像2は同じ、そして画像3と画像4も同じ、ということです。この説明は、後でします。(続く pic.x.com/TThUyI72cl
2025年02月14日 03:52:45き)前に、母は地上の犬と書きました。根拠は、よく指摘されているレンブラントの『放蕩息子の帰還』と、帰還後の地上の家の前のシーンの類似です。絵をトリミングして、父と息子と母だけにすると、母と犬が同じであることに気づきませんかね?私だけかもしれんけど。(続く x.com/ssrc2003/statu... pic.x.com/nW8Qkmxioi
2025年02月14日 04:13:20>母の存在がうっすらと(いや、はっきりと?)浮かび上がってきます。 『惑星ソラリス』以降のタルコフスキー映画が難解である理由の一つは、私たちが常識にとらわれてしまっていて理解が及ばない、ということもあります。『惑星ソラリス』の家の前でのシーンの母は、犬です。 ね、難解でしょ?
2025年01月22日 06:12:34続き)この夢も、母は地上の犬と同じ、ということの根拠になります。画像2では犬に母が被り、犬が完全に消えて見えなくなります。画像4はハリーですが、犬は少し見えています。カメラと犬とハリーがこの位置だと、犬が完全に消えて見えなくなることは、ありません。(続く x.com/ssrc2003/statu... pic.x.com/U0DaY17DRJ
2025年02月14日 04:26:41続き)このシーンで、もう一つ重要なことは、犬と母が、ステーションのクリスの部屋にいる、ということです。この部屋がクリスの部屋であることは、窓際を見ればわかります。白い布に被われていますが、金属製の箱があります。布の真ん中やや左のところに段差があります。(続く pic.x.com/meYmOQmbjm
2025年02月14日 04:42:39続き)蓋は、画像1のように、少し開いているくらいだと思います。画像1は、ハリー2号が生成された時のシーンです。ハリーは服を脱いで下着だけになります。画像2の夢の中のハリーは、ハリー2号です。ちなみに、窓際の白い布は、クリスが夢から覚めて、物質化されます(画像3の蓋の左横)。(続く pic.x.com/4xTiClt6Mh
2025年02月14日 04:50:08続き)夢の中の母が、ステーションのクリスの部屋にいる、ということは、母がステーションにいる、ということを仄めかしています。母はクリスと一緒にステーションに来ていたのです。母は、画像のボールです。母は、クリスが連れてきました。その根拠を説明します。(続く x.com/ssrc2003/statu... pic.x.com/WvfGuRgbvt
2025年02月14日 04:58:03続き) >母は、クリスが連れてきました 解析では、クリスとは別に、母(ボール)がステーションに生成される、としましたが、間違いです。 〇Cのステーション mirai.ne.jp/%7Essrc/solari... 母は、クリスと一緒に宇宙船らしきものの中に生成されます。但し、その時の母は、ボールではありません。(続く pic.x.com/se8vfUXXZD
2025年02月14日 05:29:14タルコフスキー『惑星ソラリス』再考察の、まとめのポスト数が多くなったので、再考察2を作りました。次の『惑星ソラリス』解析に繋げる予定です。 まとめのポストの並びは、新しいポストが最初になっています。 posfie.com/@ssrc2003/p/Bg...
2025年02月14日 06:33:46続き)その根拠ですが、画像1に続く画像2のシーンです。この後、サルトリウスは、ディゾルブで消えて行きます。解析では、画像1のシーンは、「BとC1の間」と書きました。「ステーションと帰還後の地上の間」です。(続く 〇三つの金属製の箱 mirai.ne.jp/%7Essrc/solari... x.com/ssrc2003/statu... pic.x.com/tff7x0g2NV
2025年02月14日 07:12:24続き)なぜ、このシーンが、「ステーションと帰還後の地上の間」なのか?も説明しなければいけないのですが、それを説明すると長く煩雑になり、それにまだ、このシーンについては、再考する必要があるので、申し訳ないのですが、ここでは割愛させていただきます。(続く pic.x.com/sTmzajCl2A
2025年02月14日 07:20:20続き) 〇消えるサルトリウス mirai.ne.jp/%7Essrc/solari... 「廊下を歩くサルトリウスは、C1の地上の家へ向かって歩くクリスです」 画像2のクリスの部屋のハリーが壊したドアを見るサルトリウスは、画像3の、C1の帰還後の、冬になった地上の、澱んだ沼を見るクリスの置換です。(続く pic.x.com/pzlk8C0omc
2025年02月14日 07:27:27続き)リンク先が間違っていました。 〇三つの金属製の箱 mirai.ne.jp/%7Essrc/solari... (続く x.com/ssrc2003/statu...
2025年02月14日 07:32:58続き)画像1は、画像2の置換。ボールは、地上の犬(=母)の置換です。そして、サルトリウスは、クリスが、母の置換の犬の絵が描かれた紙片を拾ったあたり(画像3)で、消えます(画像4)。これが、母がボールであることの根拠です。人間のニセモノが、動物や物にもなる、ということです。(続く pic.x.com/cXU8oIfGiE
2025年02月14日 07:46:11続き)前ポストの、 >母の置換の犬の絵が描かれた紙片 x.com/ssrc2003/statu... >犬の絵が描かれた紙片は、地上の犬の置換 (続く
2025年02月14日 07:57:49続き)あちらを向いたクリスからの続きです。 画像1は、画像2の置換。 画像3は、画像4の置換。 犬の絵が描かれた紙片は、地上の犬の置換です。(続く pic.x.com/bWq3ECTKeh
2025年02月12日 18:15:58続き)ボールの母は、クリスがステーションへ着いた後と、帰還する前にしか現れません。しかし、ボール以外の母は、それ以外にも現れます。母は、犬とボール以外にもいます。前にも書いたのですが、ソラリスは、同じ人間のニセモノは、同時に二人生成しませんが、同じ物は二つ生成します。(続く
2025年02月14日 08:05:44続く)母は人間なので、ボールの母と別の物の母が、同時に生成されることはありません。母が、ボールの内面から別の物の内面に、移動する、ということです。喩えて言うなら、『ドラゴンボール』のギニュー隊長の「チェンジ」みたいな?チェンジするわけではないから、やっぱり違うな。(続く pic.x.com/wwZghIccxB
2025年02月14日 08:10:34続き)母は唐突に現れます。例えば、少年の神聖な儀式の最中に、突然!部屋のドアが開いて、お母さんが立っていた、みたいな。知らんけど。ロケット発着室の石綿の布も、母だと思います。クリスとハリーが来た時は、それらしいものがありません。母はクリスを助けようとしたのかもしれませんね。(続く pic.x.com/ilRIPno2Rx
2025年02月14日 08:26:24続き)これは、ハリウッド娯楽映画のご都合主義の、パロディー的な意味もあるかもしれません。しかし、実は、『惑星ソラリス』にも、ご都合主義はあります。タルコフスキーは、それをうまくごまかすのではなく、開き直って、堂々と見せています。それは、この、同じロケット発着場でのことです。(続く
2025年02月14日 08:56:14続き)ステーションへ到着してすぐに、クリスは、ほどけていたブーツの紐を踏んで、床に手をついて転びます。「ごめん、ここだけは許して」と、手をついて謝っているようにも見えます。クリスは、紐を結び直します。転ぶシーンはビデオの中でも置換で繰り返されます。(続く x.com/ssrc2003/statu... pic.x.com/0PtFwYem4L
2025年02月14日 09:44:12続き)ここでは一つだけ、父の足元でころぶ少年クリス(画像1)は、ステーションへ到着してすぐに、ほどけていたブーツの紐を踏んで、床に手をついてころぶクリス(画像2)です。また、画像1のビデオは、父とクリスが映っているので、母が撮影していると思われます。(続く pic.x.com/SdNO6fcG4z
2025年02月07日 10:12:23続き)その後のシーンで、クリスがブーツから普通の靴に履き替えていることが分かります。ここで、画像1・2・3と、クリスの足元を映し続けるのは、靴に履き替えていることを、よく見せるためだと思います。画像4の、わざわざ澱んだ汚い水で手を洗うシーンも、靴を見せるためだと思います。(続く pic.x.com/TcKpHvhklc
2025年02月14日 10:02:11続き)ご都合主義には、ツッコミがつきものです。タルコフスキーは、ここで、予防線を張って、ツッコミを避けようとしているのではないか?と思います。そのツッコミは、「猿が英語を話している時点で地球とわかるはずだ」、というツッコミと同じ類のものです。(続く
2025年02月14日 10:07:02続き)クリスのブーツとブーツの紐は、ハリーの服と服の紐と同じはずだからです。「クリスがブーツを脱ぐ時点で自分がニセモノと分かるはずだ」、というツッコミです。ご都合主義は、ハリウッド娯楽映画から程遠い、ブレッソンの『抵抗』にもあります。脱獄に必要な物が目の前にあったりします。(続く
2025年02月14日 10:12:43続き)最初は気づきませんでしたが、気づいた時に私は、「ブレッソンよ、お前もか!」と思ってしまいました。これだったら、ハリウッド娯楽映画の『ショーシャンクの空に』の方が面白くていいや、って気にもなってしまいます。(続く
2025年02月14日 10:16:17