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Wikipedia:外来語表記法/ハンガリー語

この文書は手引き書です。ウィキペディア日本語版での活動の参考にされていますが、方針やガイドラインではありません。

この文書は、ハンガリー語由来の外来語、とくに人名や地名について、表記を決めるための参考資料を提示するものです。特定の表記を強制するものではありません。この文書を利用する際には、Wikipedia:外来語表記法も参照してください。

基本原則

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ハンガリー語由来の外来語は、片仮名書きを原則とする。必要に応じてラテン文字表記(アルファベット表記)を括弧書きする。

人名

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綴りと発音

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ハンガリー語は基本的には綴りと発音が一対一で対応する。

母音

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ハンガリー語の母音は長短含めると14種類存在する。以下に標準的な表記を記す。

  • a ɒ : ア
  • á [aː] アー
  • e [ɛ]
  • é [eː] エー
  • i [i] イ
  • í [iː] イー
  • o [o] オ
  • ó [oː] オー
  • ö [ø] エまたはウ
  • ő [øː] エーまたはウ
  • u [u] ウ
  • ú [uː] ウー
  • ü [y] ウ
  • ű [yː] ウー

基本的に、短母音と長母音は長さが異なるのみで、発音に差はない。例外として、aとá、およびeとéは短母音と長母音の発音が異なるが、日本語表記においては区別しない。öとőは、ドイツ語のオー・ウムラウトと同様に円唇前舌半狭母音を表し、ドイツ語にならいエで転写するのが慣例だがウとするほうが原音に近い。

子音

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ハンガリー語の子音には、日本語の発音にないものも含まれる。以下に表記の一例を記す。

子音 IPA 閉音節 a i u e, ö o ü
b b ビュ
c ʦ ツァ ツィ ツェ ツォ ツュ
cs ʨ チャ チュ チェ チョ チュ
d d ディ ドゥ デュ
dz ʣ ヅァ ヅィ ヅェ ヅォ ヅュ
dzs ʥ ジャ ジュ ジェ ジョ ジュ
f f ファ フィ フェ フォ フュ
g ɡ ギュ
gy ɟ ジャ ジュ ジェ ジョ ジュ
h h - ヒュ
j, ly j イェ
k k キュ
l l リュ
m m ム、ン ミュ
n n ニュ
ny ɲ ニャ ニュ ニェ ニョ ニュ
p p ピュ
r r リュ
s ɕ シュ シャ シュ シェ ショ シュ
sz s スィ(シ) スュ、シュ
t t ティ トゥ テュ
ty c チャ テュ チェ チョ チュ
v v ヴァ ヴィ ヴェ ヴォ ヴュ
z z ズィ ズュ、ジュ
zs ʑ ジュ ジャ ジュ ジェ ジョ ジュ

脚注

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  1. ^ "マジャル・アヴァル同系説について". 2016年8月13日閲覧。

参考文献

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このページに加筆したときに参考にしたものがありましたら追加してください。

  • "内閣告示・訓令『外来語の表記』". 文化庁 (1991年6月28日). 2020年7月27日閲覧。
  • 岩崎悦子、浅津・ケステューシュ・エルジェーベト『ハンガリー語I』大学書林、1997年、1-5頁。
  • 早稲田みか『ハンガリー語の入門』白水社、2004年、10-18頁。
  • 早稲田みか「ハンガリー語」『世界の文字事典』大修館書店、2015年、72-75頁。
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