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酒井和歌子

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
さかい わかこ
酒井 和歌子
酒井 和歌子
『映画情報』1967年6月号より
本名 同じ
生年月日 (1949年04月15日) 1949年 4月15日(76歳)
出生地 日本の旗 日本 栃木県
血液型 B型
職業 女優
ジャンル 映画・テレビドラマ・舞台
活動期間 1961年 -
活動内容 1959年:劇団若草入団
1961年:映画『あいつと私
1964年:東宝に移籍
配偶者 独身
事務所 スタッフ・アップ プロモーション
公式サイト オフィシャルプロフィール
主な作品
テレビドラマ
『つらつら椿』NHK
『蒼いけものたち』NTV
ちょっとしあわせ』NET
映画
これが青春だ![1]
激動の昭和史 沖縄決戦
華麗なる一族
戦争を知らない子供たち
妻と女の間[1]
受賞
1967年
制作者協会新人賞
エランドール賞 新人賞
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酒井 和歌子(さかい わかこ、1949年昭和24年〉4月15日 [2] [3] - )は、日本の女優血液型はB型。兄1人[4] スタッフ・アップ プロモーション所属。愛称は「ワコちゃん」。

東京都出身(栃木県生まれ)[1] [4] [3] 目白学園高等学校卒業[5] 目白学園女子短大国文学科中退[1]

来歴

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栃木県で生まれ、生後間もなく東京都 板橋区に移り住む[4] 。小学校に入学して劇団若草へ入団する[4]

1961年の『あいつと私』やテレビドラマに出演する傍ら、『女学生の友』などの少女雑誌のモデルとして活躍した[1]

1964年、『今日もわれ大空にあり』のオーディションに合格し、東宝に入社した[注釈 1] 内藤洋子と共に「青春スター」と呼ばれた[1] 。また、吉永小百合栗原小巻らとともに、酒井和歌子の名前があがることも多かった。夏木陽介主演の『これが青春だ!』『でっかい太陽』での清純な女子高生役が爽やかな印象を残して注目を得ることに成功。

1968年には、『めぐりあい』で初主演[3] 。同作品の成功で看板女優として認められ、「ワコちゃん」と呼ばれた。続いて『若大将シリーズ』でのヒロイン・節子役や『日本の青春』などの話題作でも顔が知られるようになった[1]

1974年にはドラマ『ちょっとしあわせ』で郷ひろみ高沢順子らと共演した[6] 。表裏のないテレビ画面の通りの人柄の良さで知られ、共演した芹明香は、酒井和歌子の人柄について「本当に善い人。すごく好きだった」と証言している[7] 。 長らく清純派女優のイメージを引き継いだ役柄が多かったが、1973年(完成は1972年)の『グアム珍道中』で、主人公を翻弄する辣腕のビジネスウーマンを演じて転機を示し、1976年の『妻と女の間』では、一時の愛に溺れる平凡な人妻役をこなした。同年、東宝を退職し、フリーとなり、活動の場をテレビドラマに移した。

1970年代以降は『火曜サスペンス劇場』や『土曜ワイド劇場』、『東芝日曜劇場』といったテレビドラマの常連として活躍し、良妻賢母から愛欲に溺れる悪女、主人公の母、姑まで多岐にわたる「女の人生」を演じ切った[1]

人物

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  • 親友の女優は、小学3年生時に同じ劇団で同期入団した柏木由紀子など。
  • 趣味は旅行。世界遺産巡りが好きで、特に大自然を見るのが好みとのこと。
  • 健康のために週2回の水泳を続けている。
  • 2018年9月に母親が92歳で亡くなり、その後も独身を貫いている[1]

出演

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1962年

映画

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太字は主演、斜体はヒロイン役。

テレビドラマ

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NHK

日本テレビ

  • 悔いなき煩悩 (1962年12月〜1963年9月) - 秋元景子
  • 青春とはなんだ 第13話「危険な年輪」(1966年1月16日) - 木塚敦子
  • わたしの事情(1966年3月 - 6月)
  • 河のほとりで(1966年10月 ‐ 1967年2月)
  • 右門捕物帖 第24話「無明流女秘剣」(1970年3月14日)
  • 土曜グランド劇場 あしたはまっ白(1970年6月 - 7月) - 茜
  • 火曜日の女シリーズ
  • 飛び出せ!青春(1972年2月 - 1973年2月) - 本倉明子先生
  • 夫婦学校第2シーズン 第22回「女房の妬くほど...」(1973年3月)
  • らっきょうの花(1973年4月 - 8月、よみうりテレビ制作) - 杏子
  • 太陽にほえろ! 第101話「愛の殺意」(1974年6月21日) - 今井典子
  • 気まぐれ天使(1976年10月 ‐ 1977年10月) - 南條友江(1977年1月の第16話より)
  • さらば愛-最後の診断-(1977年10月 ‐ 1978年1月) - 菊村香
  • 翔んでますえ(1979年10月 ‐ 1980年3月、よみうりテレビ制作)
  • 生きるなり(1980年) - 酒井和歌子(本人役)
  • 私はタフな女(1981年) - 恵子
  • 死を抱く女(1982年) - 浜田絢子
  • 家族それぞれの殺意!(1982年)
  • 悪魔になった妻(1982年)
  • ガラスの階段 呪われた過去を知る男が殺された! そして私は...(1983年) - 室町志津子
  • 密会(1984年)
  • 不倫の脅迫状 妻の座を捨て愛に溺れた女に地獄からの催促!!(1984年)
  • 火曜サスペンス劇場
    • 死を抱く女(1982年)
    • 愛の牢獄(1984年) - 秋本多津子
    • さよならを言えない女(1986年)
    • 見知らぬ夫(1986年) - 荒木章子
    • 死角関係 隣人夫婦男女四人のからみ合い(1987年) - 野瀬裕子
    • 再婚する女(1991年9月10日)
    • 弁護士・高林鮎子 第24話「東京環状線・夏の迷走」(1999年7月20日) - 西田直子
    • 小京都ミステリー 第27作「奥州三代嫁姑殺人事件」(2000年) - 桜木由紀子
    • 身辺警護 第8話「花嫁の父が22口径の銃で狙撃された」(2001年8月14日) - 坂崎雅代
    • 監察医・室生亜季子 第31話「母の波濤」(2002年3月19日) - 今井のり子
    • 女の家(2002年7月30日) - 静江
    • 二通の手紙(2004年) - 伊織真沙未
    • 監察医・室生亜季子 第36話「母子鑑定」(2005年1月) - 大川美奈子
    • 無能の真実(1985年)
  • 二人の妻(1985年)
  • 愛ありて、夢ありてこそ(1986年)
  • 仮面の良妻(1986年) - 節子
  • 受胎のマリア(1987年)
  • 無実の証明(1988年) - 玉木律子
  • 一種、ハッピーエンド(1988年)
  • 風に吹かれて(1989年)
  • 命みじかく(1990年)
  • 別れの余韻(1990年)
  • お茶の間(1993年1月 ‐ 3月、よみうりテレビ制作) - まさえ
  • 星の金貨(1995年4月 ‐ 7月) - 永井美智代
  • 松本清張ドラマスペシャル・黒の回廊(2004年3月23日) - 梶原澄子
  • 仔犬のワルツ(2004年4月 ‐ 6月) - 片岡久枝
  • お助け屋☆陣八(2013年、よみうりテレビ制作) - 飯島フミ

TBS

フジテレビ

テレビ朝日

テレビ東京

バラエティ

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ラジオ

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CM

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ディスコグラフィー

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  • 大都会の恋人たち(1968年、コロムビア、SAS-1043)江夏圭介とのデュエット
  • 花と走ろう / 青春通り(1968年、コロムビア、SAS-1127)映画「大都会の恋人たち」(製作中止)挿入歌
  • 大都会の夜(1969年、コロムビア、SAS-1294)
  • 瀬戸の夕焼け / 水玉もようの雨(1970年10月、東宝レコード、AS-1002)
  • やさしくだまして(1973年)映画「グァム島珍道中」主題歌

受賞

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脚注

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注釈

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  1. ^ 書籍『東宝特撮女優大全集』では、スカウトによると記述している[3]

出典

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  1. ^ a b c d e f g h i 別冊宝島2551『日本の女優 100人』p.79.
  2. ^ "酒井和歌子". スタッフ・アップ. 2019年2月2日閲覧。
  3. ^ a b c d 東宝特撮女優大全集 2014, p. 120, 文・青井邦夫「酒井和歌子」
  4. ^ a b c d 週刊朝日 1982年10月22日号、43ページ(本人のインタビューも含む記事)。
  5. ^ 猪俣勝人田山力哉『日本映画俳優全史―女優編―』現代教養文庫、1977年 p.353
  6. ^ http://www.tvdrama-db.com/drama_info/p/id-14505
  7. ^ 「女優芹明香伝説」p.58。ワイズ出版
  8. ^ a b 東宝特撮映画全史 1983, p. 537, 「主要特撮作品配役リスト」
  9. ^ "野村の新テレビCMについて" (PDF). ニュースリリース. 野村證券 (2018年8月17日). 2018年8月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年8月25日閲覧。

参考文献

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外部リンク

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社長になった若大将(テレビドラマ)

関連人物
若大将
青大将
ヒロイン
若大将の家族
製作者

藤本真澄 - 神谷一夫 - 大森幹彦 - 安武龍 - 田波靖男

脚本
監督
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