ハーレクィンエア
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| 設立 | 1997年 | |||
|---|---|---|---|---|
| 運航停止 | 2005年4月30日 | |||
| ハブ空港 | 福岡空港 | |||
| 親会社 | 日本エアシステム | |||
| 保有機材数 | 2 | |||
| 就航地 | 8都市 | |||
| 本拠地 | 日本の旗 日本・福岡県 福岡市 | |||
| 外部リンク | http://www.harlequin-air.co.jp/ | |||
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ハーレクィンエアのマクドネルダグラス DC-10 ハーレクィンエアのマクドネルダグラス DC-10 | |
| 種類 | 株式会社 |
|---|---|
| 本社所在地 |
日本の旗 日本 〒144-0041 東京都 大田区羽田空港三丁目5番1号 |
| 設立 | 1997年 1月20日 [1] |
| 業種 | サービス業 |
| 事業内容 | 労働者派遣法に基づく人材派遣に関する事業 |
| 代表者 | 代表清算人 阪倉 徹 |
| 資本金 | 2,000万円 |
| 主要株主 | 日本航空インターナショナル 100% |
| 外部リンク | なし |
| 特記事項:2008年3月31日解散、同年10月10日清算結了。 | |
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株式会社ハーレクィンエア(Harlequin Air Corporation (HLQ) )は、かつて存在した日本エアシステム(JAS)グループの航空会社[2] 。
概要
[編集 ]設立
[編集 ]1997年1月20日、日本エアシステム(現・日本航空)の完全子会社として設立され本社は当初JAS本社内に置いていたが、1998年6月25日に福岡県 福岡市に移転した。福岡空港を拠点空港とし、1997年12月19日の福岡空港発ブリスベン行きチャーター便を初便として[3] 、主に国際線チャーター便や国際線ウェット・リース便の運航、国内線ウェット・リース便の運航を行っていた[2] 。設立当初は実績に応じてエアバスA300やボーイング777の追加投入も構想されていた[2] 。
「お年寄りやお子様連れのご家族の方々にも安心して空の旅をお楽しみいただける航空会社」を目標とし[1] 、客室乗務員に看護師や保母の経験者を積極的に受け入れ[1] [4] 、看護師の経験などを活かしたエコノミークラス症候群を防止するストレッチ運動や全化粧室への歯ブラシ設置といった健康面を重視したサービスも展開された[5] 。
「ハーレクイン」の名前のとおりロゴマークは道化師をモチーフに道化師が観客を楽しませるように旅を一層楽しいものとする想いをこめたものとしており[1] 、福岡空港での就航イベントでは通常の式典にあるようなテープカットやくす玉割りを行わずキッズダンサーによるタップダンスが展開された[3] 。尾翼に描かれたハーレクインのシルエットは腰を屈め右手を耳にあてる姿とし、利用客の声を一生懸命聞く仕草を表した[1] 。客室乗務員の制服はイメージカラーである深みのある赤のジャケットにベージュのスラックスまたはスカートを自由に選び、またジャケットの下のシャツは自由としてエプロンでのサービス時には自由な格好のシャツが現れる趣向としていた[3] 。フルカラー塗装された機体はDC-10がJA8550、MD-81がJA8552だった。
創業から2年間で国際チャーター便で延べ約2万名の搭乗数を記録する一方で1998年1月からは福岡空港を拠点とした地方路線の受託運航を開始[5] 、しかし定期便の低価格競争の煽りを受けてチャーター事業が不振に陥り赤字が続き1999年からはJAS本社便の運航受託で収益を確保していたが[4] 、日本エアシステムの経営状況の悪化を受けて、2000年 3月にDC-10-30をノースウエスト航空に売却し、国際線チャーター便から撤退。以後、MD-81での国内線の他、JAS本社のエアバスA300を用いての中国方面の国際線のウェット・リース便も運航し2002年の昆明便就航時には昆明地方の民族衣装を用いての客室サービスも展開[5] 、JALとの経営統合後は国内線のウェットリースを行う形とした[5] 。
会社解散
[編集 ]2005年4月30日、航空運送事業を終了、人材派遣事業に業態変換(定款(登記)上の目的変更は同年6月30日。目的変更以前から人材派遣は目的にあった)。同時にハーレクィンの客室乗務員は、航空業務終了後は日本航空への派遣乗員となった。同年8月1日に東京国際空港内に本社を移転した。2008年3月31日、派遣業からも撤退、解散。同年10月10日に清算結了し消滅した。
航空会社コード
[編集 ]ハーレクィンエアの2レター航空会社コード「JH」は、フジドリームエアラインズが使用している(2022年3月現在)。
サービス
[編集 ]国際線で運航されていたDC-10-30型機では、前方41席に独自の上級クラス「プレミアムクラス(PREMIUM CLASS)」を設置し[3] [注釈 1] 、充実したエンタテイメントやプレミアム・エコノミークラスとともにスリッパや歯ブラシなどのアメニティを提供するなどサービスを売りにしていた。
またオリジナルの機内誌である「The World」が無料で乗客に配布されており[3] 、ハブ空港としている福岡をはじめとした国内外の情報を掲載していた。機内食では当たりくじを付属させ当たりが出ると客室乗務員とじゃんけんを行い勝つと景品がもらえる企画や[3] 、また客室乗務員が考案した各種企画も展開され会社や客室乗務員に関する○しろまる×ばつクイズや機内誌を用いたシール探しゲーム、ポラロイドカメラ撮影や乗客にエプロンを着用させての客室乗務員体験など[5] 、フレンドリーさを演出したサービスを展開していた[3] 。
脚注
[編集 ]注釈
[編集 ]- ^ 現在の全日本空輸が国内線で設置している同名の国内線上位クラスシートとは別。
出典
[編集 ]- ^ a b c d e ハーレクィンエア ロゴマークを決定〜トータルデザイン システムを導入し、素敵な旅とフライトを創造します〜 - 日本エアシステム(Internet Archive)
- ^ a b c SPACE NOW JAL、JASが国内線の新会社設立へローカル路線での生き残り図る - SPACE 1997年2月号(ジャパンプレス社)
- ^ a b c d e f g 伊藤久巳「役者ぞろいのハーレクィンエアへようこそ ハーレクィンエア初便、福岡からブリスベンへ飛ぶ」 - 月刊エアライン1998年3月号
- ^ a b ワードBOX ハーレクィンエア - 西日本新聞 2004年4月30日(Internet Archive)
- ^ a b c d e "道化師の一生"、外資っぽいJASの子会社「ハーレクィンエア」を懐かしむ - FlyTeam
外部リンク
[編集 ]- Welcome, HARLEQUIN AIR Page - Internet Archive
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