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概要 原著者の許諾を得て翻訳・公開いたします。 英語記事: Randall Degges - Please Stop Using Local Storage 原文公開日: 2018年01月26日 著者: Randall Degges 日本語タイトルは内容に即したものにしました。 画像は元記事からの引用です。 初版公開: 2019年10月19日 追記更新: 2024年04月05日 -- リンク情報を記事末尾に移動しました 本気で申し上げます。local storageを使わないでください。 local storageにセッション情報を保存する開発者がこれほど多い理由について、私にはさっぱり見当がつきません。しかしどんな理由であれ、その手法は地上から消えてなくなってもらう必要がありますが、明らかに手に負えなくなりつつあります。 私は毎日のように、重要なユーザー情報をlocal storageに保存す
こんにちは、hachi8833です。BPS社内勉強会の発表を元に、社内JavaScript勢の皆さまのお力を得て記事を書きました。 目的 JavaScriptをたまにしか使わない私ですが、それもあってなおさら書くときに迷いに迷います。 ネットの情報多すぎ、動き激しすぎ、選り分けるにしても指針が欲しい 古いコードや毒入りコードを拾って食あたりや、泥舟に乗って沈没するのを少しでも避けたい 最初の一歩をどこから踏み出すかの手がかりが欲しい そういったわけで、2019年前半と区切って、一度JavaScript世界について門外漢ならではの「大きな絵」が欲しかったのでした。ここに書いたことの中には来年には古くなっているものあるかもしれません。 ただ、社内のJS勢の話を総合すると、JavaScript世界は数年前に比べるとかなり落ち着きつつあるとのことです。この機会にということで、主に自分のために現在の
こんにちは、hachi8833です。社内Slackで見かけたmorimorihogeさんの以下の書き込みで目から鱗が落ちました。 ~/.bashrcで何かを出力してしまうと、rsyncなどのsshパイプで問題が生じることがあるそうです。 参考: 知らないとrsyncでもハマるシェル初期化 - Qiita これをきっかけに、できるかぎり一次情報を元になるべく一般的になるようにまとめてみました。 シェルスクリプト(.bashrcや.bash_profileなども含む)はあまりに自由に書けてしまい、LinuxディストリビューションやmacOSによって作法がまちまちだったりするので、外してはいけないポイントがどこかを知りたかったのでした。 対象はbashとsh(Bourne Shell)に限定します。また、デスクトップGUIの設定ファイルについては最小限にとどめます。 bashのmanページ 元記
morimorihogeです。昔は夏ってもっと仕事なくて暇だった気がするんですが、ここ数年徐々に忙しくなっていてまったりできてない💦 はてブでこんな記事が上がっていて、IPアドレスからの地域特定サービスについて具体的にどうなのよ?と思ったので調べてみた結果をまとめてみます。 NURO光最大のデメリットとサポート対応の悪さが上限知らずでどうにもならない なお、GeoIPという用語について、世間では狭義のGeoIPはMaxMind社のサービスを指しますが、広義のGeoIP系技術はIPアドレスから地域を推定する技術やサービス一般を指すと捉え、本記事では広義のGeoIPの視点から解説します(狭義のGeoIPを示す場合、現行サービス名のGeoIP2やGeoLite2の名称を使います)。 ※(注記)記事公開後、NURO光の問題の割当IPアドレスと思しきものが分かったため追記しています 前提知識 そもそもNU
メイン著者記事としてはご無沙汰しておりますmorimorihogeです。 今年もTechRachoではアドベントカレンダー特集ということで、普段あまり記事を書く機会がなくて表に出ないメンバーにも記事を書いてもらえる運びとなりました。クリスマスまではアドベントカレンダー特集進行のTechRachoをお楽しみ下さい。 今回は最近メイン開発環境をMacからWindowsに移行したので、そのあたりの感想や設定の勘所などをまとめてみたいと思います。 なぜMacから移行するのか? 僕はOS XのIntel Macが出たころからのMacユーザー(当時はまだRosettaとかがありました)で、かれこれ10年以上Macを使い続けてきました。多分Webシステム開発用途でMacを使い始めたという人の中では古参の方なのではないでしょうか。 というわけで、なんで移行するの?という話からぽえみーに綴ってみようと思いま
morimorihogeです。残暑やばい。 ※(注記)元々は2014年に書いた記事ですが、2020年になっていろいろと事情も変わっているので2020年revise版として更新しました。 弊社ではバージョン管理システムにGitを使っています。 数ヶ月以上一緒にやっているある程度ツーカーなメンバーだけのプロジェクトなら問題無いのですが、案件によっては協力会社の方が一時的にJOINしたり、新規参入メンバーの参加などで、これまでGitを使ったことがない、または本格的なチーム開発でGitを使ったことがない人が参加することもあります。 ※(注記)2020年現在では流石に全くGitを使ったことのない開発者というのはほぼ見なくなりましたが、チーム開発できちんと運用に乗せて使ったことがない、という所は今でもそこそこあるようです。 Gitは自由度の高いシステムですが、その分概念を覚えることが必要なため、導入の敷居が高い方だと
更新情報: 2013年11月19日: 初版公開 2021年01月08日: 訳文見直し、追記 こんにちは、hachi8833です。今回は、自分が知りたかった、Active Recordモデルのリファクタリングに関する記事を翻訳いたしました。1年前の記事なのでRails 3が前提ですが、Rails 4以降でも基本的には変わらないと思います。リンクは可能なものについては日本語のものに置き換えています。 なお、ここでご紹介したオブジェクトは、app以下にそれぞれ以下のようにフォルダを追加してそこに配置します。 注記: 以下は使われそうなフォルダを列挙しただけであり、実際にはこの一部しか使いません。 Value Object Service Object Form Object Query Object View Object Policy Object Decorator ⚓ 肥大化したActive
概要 原著者の許諾を得て翻訳・公開いたします。 英語記事: Seven things I know after 25 years of development 原文公開日: 2025年01月27日 原著者: zverok 日本語タイトルは内容に即したものにしました。 本記事は、私が2024年9月にEuRuKoカンファレンスで行ったキーノートスピーチを大まかに記事化したものです(スピーチの動画はこちらです)。残念ながら録画という形での登壇でしたが、それでも大変光栄なことでした。このテーマは私にとってとても重要なので、テキストで読みたい方のために、本記事で少々手を加えた形で公開することにいたしました。 私はかれこれ25年にもわたってソフトウェア開発に携わってきました。 そのうち20年間はメインの言語としてRubyを用いてきました。 私のRuby言語への貢献や、その他オープンソースへの貢献について
近年、RailsアプリにService Objectを追加するメリットを説く記事が次から次へと量産されています。私は本記事において、それがなぜ正しくないかを述べたいと思う次第であります。もっとよい方法はあるのです。 私はこれまで、Service Objectに関するネット上の議論にときおり参加しては、問題に対するまっとうな解決方法としてService Objectが正しくない理由について繰り返し見解を述べてきました。実際、私は多くの場合においてService Objectよりもっとよい解決方法があると考えるのみならず、Service Objectはオブジェクト指向設計原則への配慮が損なわれている兆候を示すアンチパターンとして取り扱っています。 このような深遠なポイントを細切れのツイートやコメント欄を追って理解するのは大変です。そこで私は、私の見解を正確に表すいくつかの現実的なコードを詳しく
お久しぶりです。yoshiです。みなさん、夏を満喫していますか? 私は溶けそうです。日本の夏はとってもあつい。 覚えている方がいるかどうかは分かりませんが、以前私はRSA公開鍵暗号アルゴリズムを理解するという記事を書きました。今回はその続編(?)です。 楕円曲線について 楕円曲線、という言葉を事前知識無しで見ると、 多分こんな画像が脳裏に浮かぶと思います。違います。 楕円曲線の楕円は楕円積分から現れた言葉で、楕円積分は文字通り楕円の弧長などを求める方法なので全くの無関係とは言えませんが、少なくとも楕円曲線と楕円は別の図形です。楕円のことは忘れましょう。 実際の楕円曲線は、例を示すと以下のような曲線です。 一般化すると (ただし または ) という式で表されるこのような曲線をワイエルシュトラス型楕円曲線と呼びます。ワイエルシュトラス型、と付いているのは他のパターンもあるからで、 こんな形の楕
エンジニアのjhondaです。入社して1年が過ぎました。 ターミナル上での開発作業が好きなので開発を快適に進めるために常日頃から使っているツールやエディタを抜粋して紹介します。 この手のツールは組み合わせることで更に便利になるので、組み合わせを含めた紹介となります。 筆者の会社での開発環境はMacですが、プライベートマシンのLinux上でも同じものを使えています。 筆者のターミナル環境は Alacritty + tmux です。 Alacritty Rust製ターミナルエミュレータ。GPUを使うので描画が高速。 https://github.com/jwilm/alacritty 同リポジトリより Rust製だからという理由なので趣味です。でもたしかに速い気がします。 tmux 言わずとしれた仮想端末エミュレータ。 https://github.com/tmux/tmux たいして使いこな
概要 原著者の許諾を得て翻訳・公開いたします。 英語記事: A New Ruby Application Server: NGINX Unit 原文公開日: 2018年03月28日 著者: Nate Berkopec (@nateberkopec): Railsのパフォーマンスコンサルタントです。 主著: The Complete Guide to Rails Performance 参考に、NGINX Unitの動画を貼っておきます。 画像は元記事からの引用です。 概要: NGINX inc.は同社の新しい複数言語対応アプリサーバーであるNGINX UnitでRubyのサポートを開始しました。NGINX UnitはRubyアプリサーバーにどんな意味をもたらすのでしょうか?NGINX Unitは注目すべき製品なのでしょうか?(2057文字、10分) Rubyistのための新しいアプリサーバー
プログラミングをやっていると、様々な乱数に出会います。乱数に関しては大勢の研究者が色々な研究結果を出しているため、種類も増え、いったいどれを使えばいいのかと悩む原因にもなります。 大勢が研究し利用している分野ですから、私以外でも大勢が乱数に関する記事を書いているため、あえて新しい記事を書く価値は高くないかもしれません。まあ、既に理解している人はここで記事を閉じるか、暇つぶし程度の感覚で読んでいただくと良いかと思います。 真乱数と疑似乱数 プログラミングの世界の中でいわゆる "乱数" として扱われることが多いのは擬似乱数です。疑似、と付くからには、これは実のところ乱数ではないと言えます。とは言え、擬似乱数を乱数でないと言ってしまうと話が終わってしまうので、疑似乱数を含む乱数を広義の乱数とします。この記事で扱うのは広義の乱数です。逆に、狭義の乱数、本物の乱数は真乱数と言います。 本物と言いまし
はじめに モダンブラウザで使われるファビコンの作り方を見直して、今こそアイコン生成であくせくするのを終わりにしましょう。昨今のフロントエンド開発者は、ブラウザタブやらタッチ画面やらにWebサイトの小さなロゴを表示する、ただそれだけのためだけに静的なPNGファイルを20個以上扱わなければなりません。よりスマートな方法で、現代のニーズに合う最小限のアイコンセットを使う方法を紹介します。 原編集者メモ(2022): 新年をきっかけに本記事を若干更新し、内容が古びないようにしました。 原編集者メモ(2023): 本記事を再度最新の内容に更新しました。 原編集者メモ(2024): 記事を全面的にチェックして最新の内容に更新しました。 原編集者メモ(2025): 最新の内容をチェック済みです。自信を持ってファビコンを扱いましょう! ファビコン(favicon)は見かけよりもずっと幅広く奥深いトピックで
こんにちは、hachi8833です。これまでチマチマ翻訳してきたRails Guideへのリンクをご紹介します。ガイド全体から見ればまだ半分ぐらいですが、サイズの大きいファイルから先に翻訳を進めてきたので、残っているのは比較的小さなファイルです。 注意: これらのファイルは今のところ翻訳が完了しただけであり、レビューなどはまだ行われていません。各人の責任でご利用ください。 補足: Githubに置いたことでmarkdownは簡易整形されていますが、画像は表示されません。Railsガイド ガイドラインに記載されている方法で Railsガイドをビルドすれば画像+CSSのあるガイドが得られます。 ファイル間のリンクはビルドが前提なので、そのままでは無効です。 訳していて怪しいと思った箇所には●くろまるを付けてとっとと先に進んでいます。 原文に忠実な訳とは限りません。原文より情報を増やしたり言い方を変えて
本記事は、CC BY-SA 4.0ライセンスで公開します。 コモンズ証 - 表示-継承 4.0 国際 - Creative Commons 本記事の文面は、明示している部分を除き、AIでは生成していません。 本シリーズ記事では簡単のため、特に断らない限り、各種AIサービスやLLM(大規模言語モデル)といった個別の要素を捨象して、一般的な語である「AI」と呼ぶことにしています。 本シリーズ記事で扱うAIは、特に断らない限り、以下の分類で言う「生成AI」、その中でも会話(自然言語)による指示で動くAIに限定しています。また、AIの用途も基本的に業務用を想定しています。 生成AI: 新しいコンテンツを生成するAI(チャットAI、コーディング支援AI、ドキュメント作成補助AI)。画像・音声・動画を生成するAIも広義にはここに含まれる。 認識AI: 入力された画像や音声などのデータを分析して認識する
Railsで大きなファイルを扱う際のポイントをまとめてみました。 前提 大きなファイルとは だいたい100MB〜10GBくらいのファイルをダウンロード・アップロードするのを想定することにします。 数MB程度だと、特別な工夫なしでもそれほど問題になりません。10GBを超えてくると、気をつけるべき点が変わってくるかと思います。 以下では主にサンプルとして、1GBのファイル(ISOファイルやZIPファイルなど)を想定します。 環境 以下のような環境を想定します。 Railsは4系 Nginx + Unicornのスタンダードな構成 サーバ1台のシンプルな構成(ロードバランサを使用した複数台構成については、末尾に少し記載しています) ダウンロード ファイルのダウンロード まずは、Railsアプリから大きなファイルを配信するケースを考えましょう。 たとえば、ISOファイルをサーバ内に保存しておいて、
こんにちは。yoshiです。 先日(9月1日)にオープンされた TypeScript のプルリクエストがヤバいわよ!という話をします。 ※(注記)※(注記)※(注記)注意ここから※(注記)※(注記)※(注記) 一応先に言っておきますと、これからする話はまだ PR 段階なのでそのまま取り込まれるかどうか分からないし、どのバージョンでリリースされるかも分かりません。ここで書いていることはリリース時には仕様が変わっている可能性は大いにあり、リリース後に検索等でこの記事にたどり着いた方は、もっと良い解説がどこかにあると思うのでそちらを参照することをおすすめします。 ※(注記)※(注記)※(注記)注意ここまで※(注記)※(注記)※(注記) 該当の PR はこれです。 Template string types and mapped type 'as' clauses by ahejlsberg · Pull Request #40336 · microsoft/TypeScript この PR
概要 原著者の許諾を得て翻訳・公開いたします。 英語記事: Managing db schema changes without downtime 原文公開日: 2018年03月22日 著者: Sam Saffron -- Discourseの共同創業者であり、Stack Overflowでの開発経験もあります。 後半で紹介されているgemについては先週のRailsウォッチもどうぞ。 2018年04月09日: 初版公開 2022年10月25日: 細部を更新 Discourseのメンバーはいつも継続的開発の大ファンであり、コミットのたびにCIのテストスイートと対決しています。すべてのテスト(UI、単体、結合、スモーク)にパスすれば、自動的にコードの最新バージョンがhttps://meta.discourse.orgにデプロイされるようになっています。 私たちが継続的開発というパターンに沿って実践し
概要 原著者の許諾を得て翻訳・公開いたします。 英語記事: How to Create a CRUD App with Rails and React · James Hibbard 原文公開日: 2022年04月01日 原著者: James Hibbard 日本語タイトルは内容に即したものにしました。 React logo is licensed under Creative Commons — Attribution 4.0 International — CC BY 4.0. ほとんどのWebアプリケーションでは、何らかの形式でデータを永続化する必要があります。これは、サーバーサイド言語で作業する場合はシンプルにやれるのが普通です。しかし、そこにフロントエンドのJavaScriptフレームワークも加わってくると、少しややこしくなり始めます。 本チュートリアルでは、Ruby on Rai
ebi です。 弊社では Rails だけでなく、 WordPress 等を利用した PHP 環境、WordPress 等のフレームワークを利用するまでもなく、素の PHP で構成されるページを作成、保守することもあります。 往々にして LP だったり、コーポレートサイトやサービスサイトが中心で、サイト上からのメールの送信を伴う問い合わせフォームがセットとなっていることが多いです。 Rails だとメール送信は Action Mailer を利用して、メール受信は letter_opener 等を利用すればすぐにそれっぽい画面で確認できて便利だな、と思っていたのですが、そこそこ前から Rails 以外のプロジェクトでも、 Docker を利用して letter_opener 相当の環境を手元に用意しているのが便利なので今回はそれを紹介します。 これまでの話 ところで、そもそもこれまではどう
まえがき 本記事は、私がRailsConf 2019で話した「Terraforming legacy Rails applications」↑の、いわばB面に相当します。この記事を読んで、皆さんがアプリケーション開発をDockerに乗り換えるとまでは考えていません(皆さんが以下の動画で若干言及しているのをご覧になっていたとしても)。本記事の狙いは、私が現在のRailsプロジェクトで用いている設定を皆さんと共有することです。それらのRailsプロジェクトは、Evil Martiansのproduction development環境で生まれたものです。どうぞご自由にお使いください。 原文免責事項: 英語版記事は最新の推奨事項に合わせて更新を繰り返しています。詳しくは記事末尾のChangelogをご覧ください(参考: 原文Changelog)。 私がdevelopment環境でDockerを使
概要 原著者の許諾を得て翻訳・公開いたします。 英語記事: When (and when not) to use Redux – LogRocket 原文公開日: 2018年01月20日 著者: Christian Nwamba サイト: LogRocket 2018年03月13日: 初版公開 2021年06月03日: 更新 Reduxが登場するまで、複雑なタスクを組むときのステート管理は相当つらい作業でした。Reduxは、Fluxというアプリケーションデザインパターンにヒントを得て、JavaScriptアプリでステートを管理するために設計されました。ReduxはReactと併用されることが多いのですが、ReduxはjQueryやAngular、Vueといった別のフレームワークとも併用できます。 Reduxのサイズは非常に小さい(依存関係も含めてわずか2KB)にもかかわらず、アプリの各コンポーネ
はじめに 「Railsは関心の分離が不十分である」という批判をよく目にします。状況が深刻になったら、Railsに足りない別のピースを導入しなければならないというのです。しかし私たちはそうは思いません。 「素のRails(vanilla Rails1)ではここまでしかできない」みたいな批判を耳にすることがよくあります。Railsはアーキテクチャレベルで関心の分離が不十分なのだから、アプリはいずれメンテナンス不能になり、足りないピースを導入するという別のアプローチが必要になるというのです。 代表的なDDD(ドメイン駆動開発)書籍では、概念上の4つの層である「プレゼンテーション層」「アプリケーション層」「ドメイン層」「インフラストラクチャ層」について議論しています。 アプリケーション層は、ドメイン層と協調動作してビジネスタスクを実装します。しかし、Railsが提供しているのは「コントローラ」と「
更新履歴 2019年11月27日: 初版公開 2020年05月01日: サブコマンド実行部分に追記 2021年04月14日: dip 7.0に合わせて更新 2021年07月16日: docker-composeコマンドをdocker composeに置き換え dipとは dipは、Rails開発会社のEvil Martiansのメンバーが作った、docker-composeでの作業を能率的に行えるツールです。dipはDocker Interaction Processの略だそうです。 dipはRubyで書かれているのでRuby実行環境が必要です。元々Rails向けに作られたツールのようですが、Evil MartiansのReactアプリにもdip.xmlがあることからわかるように、Railsに限らず一般のdocker-composeでも使えます。私の場合はローカル開発環境でのみ使っています。 追記
概要 元サイトの許諾を得て翻訳・公開いたします。 英語記事: Gemfile of dreams: the libraries we use to build Rails apps—Martian Chronicles, Evil Martians’ team blog 原文更新日: 2024年05月28日 原著者: Vladimir Dementyev(首席バックエンドエンジニア)、Travis Turner(技術記事編集者) サイト: Evil Martians -- ニューヨークやロシアを中心に拠点を構えるRuby on Rails開発会社です。良質のブログ記事を多数公開し、多くのgemのスポンサーでもあります。 日本語ブログ: 合同会社イービルマーシャンズ - Qiita 日本語タイトルは内容に即したものにしました。また、gemごとにGitHubリポジトリへのリンクカードも追加してあ
追記: 訳文修正いたしました(2018年03月28日)。 概要 原著者の許諾を得て翻訳・公開いたします。 英語記事: SOLID Principles #1: Single Responsibility Principle | Netguru Blog on Ruby/Ruby on Rails 原文公開日: 2018年02月13日 著者: Marcin Jakubowski サイト: netguru 翻訳記事の相互リンクは今後更新いたします。 「SOLIDの原則シリーズ」へようこそ。このシリーズ記事では、SOLIDの原則をひとつずつ詳しく説明し、分析します。シリーズの最後にはいくつかのヒントや考察を含む総括記事をお送りしますのでどうぞご期待ください。 それでは始めましょう。「SOLIDの原則」とはそもそも何なのでしょうか?SOLIDとは、オブジェクト指向プログラミング設計における一般的な原則
きっかけ 以下のツイートで「埼玉埼玉問題」と康煕部首を知りました。 「埼玉」と「埼玉」の話。unicodedata.normalize('NFKC', '「埼玉」と「埼玉」') でいけそう https://t.co/kte0sxDvZT — Haruhiko Okumura (@h_okumura) July 11, 2020 康煕部首とは 一丨丶丿乙亅二亠人儿入八冂冖冫几凵刀力勹匕匚匸十卜卩厂厶又口囗土士夂夊夕大女子宀寸小尢尸屮山巛工己巾干幺广廴廾弋弓彐彡彳心戈戶手支攴文斗斤方无日曰月木欠止歹殳毋比毛氏气水火爪父爻爿片牙牛犬玄玉瓜瓦甘生用田疋疒癶白皮皿目矛矢石示禸禾穴立竹米糸缶网羊羽老而耒耳聿肉臣自至臼舌舛舟艮色艸虍虫血行衣襾見角言谷豆豕豸貝赤走足身車辛辰辵邑酉釆里金長門阜隶隹雨靑非面革韋韭音頁風飛食首香馬骨高髟鬥鬯鬲鬼魚鳥鹵鹿麥麻黃黍黑黹黽鼎鼓鼠鼻齊齒龍龜龠 KangXi Radica
概要 元サイトの許諾を得て翻訳・公開いたします。 英語記事: 37signals Dev — Pending tests 原文公開日: 2023年03月01日 原著者: Jorge Manrubia -- 37signalsのエンジニアです 日本語タイトルは内容に即したものにしました。 私は「テストファースト」で作業することも、テストでコードの設計を支援することも、めったにありません。 最近の私は、37signalsである新しいことに取り組み始めました。何も決まっていない白紙の状態なので作業はすいすい進み、来る日も来る日もこってりしたプルリクを作成しています。会議に先立って早めに投げておきたいと思っていたプルリクには、もれなく以下が含まれていました。 ご覧のように、私はほとんどの場合テストを最後に書いていることが見て取れます。例外があるとすれば、テストを書くことで最短で結果をフィードバックで
12/23の朝方、DHHが以下のツイートを発信しました。 Hotwire aka NEW MAGIC is finally here: An alternative approach to building modern web applications without using much JavaScript by sending HTML instead of JSON over the wire. This includes our brand-new Turbo framework and pairs with Stimulus 2.0 😍🎉🥂 https://t.co/Pa4EG8Av5E — DHH (@dhh) December 22, 2020 取りあえず様子を知りたかったのでDHHのツイートを追ってみました。お気づきの点がありましたら@hachi8833までお知ら
繰り返しますが、正確な図はプロセッサモデルによって異なります。ここでは見積もりのため、以下の目安で考えます。メインメモリのアクセスに60ns(ナノ秒)かかり、L1キャッシュへのアクセス速度はその約50倍高速だとします。 さて、プロセッサの世界には「参照の局所性(locality of reference)」と呼ばれる重要な概念があります。プロセッサがメモリ上の特定の場所にアクセスするとき、以下のように予測を立てます。 近い将来、メモリ上の同じ場所にアクセスする可能性が非常に高い これは「時間的局所性(temporal locality)の法則」です 近い将来、メモリ上のその場所からごく近い場所にアクセスする可能性が非常に高い これは「空間的局所性(spatial locality)の法則」です CPUにキャッシュが存在する理由のひとつが、この時間的局所性です。では空間的局所性を高めるにはど
概要 原著者の許諾を得て翻訳・公開いたします。 英語記事: A Deep Dive into CSRF Protection in Rails 公開日: 2017年07月31日 著者: Alex Taylor サイト: Ruby Inside 2017年10月23日: 初版公開 2021年11月26日: 更新 現在Railsを使っていればCSRF保護を使うことがあるでしょう。この機能はRailsのほぼ初期から存在し、即座に導入して開発を楽にできるRailsの機能のひとつです。 CSRF(Cross-Site Request Forgery)を簡単に説明すると、悪意のあるユーザーがサーバーへのリクエストを捏造して正当なものに見せかけ、認証済みユーザーを装うという攻撃手法です。Railsでは、一意のトークンを生成して送信のたびに真正性を確認することでこの種の攻撃から保護します。 最近私がUnboun
概要 原著者の許諾を得て翻訳・公開いたします。 英語記事: Things I learned developing Ruby and Rails apps over the past 3+ years | by Filippos Vasilakis | Kollegorna 原文公開日: 2017年01月30日 著者: Filippos Vasilakis 2017年11月20日: 初版公開 2023年06月08日: 訳文を更新 順序は特に決まっていません。 🔗 1. トップレベルにrescue_fromを書く ルートコントローラにrescue_fromを書くと、その下で発生したすべての例外をキャッチできるので非常に便利です。Webアプリにこれを追加すると、リクエスト/レスポンスのサイクルで実行されるほとんどのコードがさらに便利になります。 シンプルなAPIを例に考えます。rescue_fro
概要 原著者の許諾を得て翻訳・公開いたします。 英語記事: 53 Ruby on Rails Interview Questions and Answers - Better Programming - Medium 原文公開日: 2020年04月03日 著者: GreekDataGuy -- データサイエンティスト、フルスタックエンジニア、起業家。トロント在住。 日本語タイトルは内容に即したものにしました。 私はこれまで100人を超えるRuby on Rails開発者と面接を重ね、私自身も職階に関する面談をいくつも受けました。本記事は、これまで私が受けたり尋ねたりした質疑応答をまとめたものです。 2020年現在、どれほど多くの大企業がRailsを利用していることを知ったら皆さんは驚くかも知れません。Shopify、Airbnb、GitHub、Dribble、Etsy、Kickstarter
概要 原著者の許諾を得て翻訳・公開いたします。 英語記事: Hands-on WebAssembly: Try the basics — Martian Chronicles, Evil Martians’ team blog 原文公開日: 2020年08月25日 著者: Polina Gurtovaya、Andy Barnov サイト: Evil Martians -- ニューヨークやロシアを中心に拠点を構えるRuby on Rails開発会社です。良質のブログ記事を多数公開し、多くのgemのスポンサーでもあります。 日本語タイトルは内容に即したものにしました。画像はすべて元記事からの引用です。 Web開発の一般的な知識のみを前提とするシンプルなハンズオンチュートリアルで、WebAssembly(Wasm)を始めてみましょう。実行可能なコード例を用いてWasmを味わうのに必要なものは「コー
社内外のパートナーから丸投げされるケースや、他社の社長さんからいきなり指令が下るケースも想定しています。本日知り合いの社長さんが、ブラックな開発会社から中間管理職を採用するのが良いね、といってましたが、たしかにそういった会社の管理職の方々は全員できそう。 任せていいかな?でプロジェクトの全責任は既に自分に移っている 部分的に手伝えばいいかな、とか、空いた時間で優先的にできる限り貢献すればいいかな、なんて思っていると痛い目にあいますよね。既存業務のスケジュールや目標やリソースの調整を率先してやらないと気づい頃にはすべての負債が自分の手元で爆発しています。爆発してからは誰も協力どころか近づいてくれないので序盤で全力を出すのが鉄則です。幸い任された初日から事業やプロジェクトや仕事が崩壊しているケースは比較的少なく、むしろ良い状態で回ってくることもあるので、経験不足があっても全力さえ出せればなんと
こんにちは、hachi8833です。今回は「Rails開発者のためのPostgreSQLの便利技」のCraig Kerstiens氏の別の記事からの翻訳をお送りいたします。元記事が公開されたのは2016年初頭ですが、今も通用する部分が多くあると思います。 なお、翻訳時点でのPostgreSQLの最新バージョンは9.6.3です。 概要 原著者より許諾を得て翻訳・公開いたします。 元記事: My Top 10 Postgres Features and Tips for 2016 著者: Craig Kerstiens: PostgreSQLのクラウドスケーリングサービスで知られるCitus Dataのメンバーであり、Herokuにも在籍したことがあります。 PostgreSQLの機能トップ10(2016年版)(翻訳) この休暇中は、新しい本を見つけたり、新しい言語を学んだり、他のいろんなスキ
概要 原著者の許諾を得て翻訳・公開いたします。 英語記事: avoid OR for better PostgreSQL query performance - Cybertec 原文公開日: 2018年05月07日 著者: Laurenz Albe サイト: CYBERTEC -- データサイエンス分野でのPostgreSQLサポートやコンサルティングを行っている企業です ※(注記)挿絵は原著者自らによるものです。 生きるべきか『OR』死すべきか、それが問題だ」 「帰れ!」「非効率!」「同義反復!」 © Laurenz Albe 2018PostgreSQLクエリのチューニングは私たちCybertecの日常的な業務ですが、チューニング中にクエリにORを1つでも見つけた瞬間、恐ろしさに身の毛もよだつ思いがします。たいていの場合、ORはクエリのパフォーマンス低下の原因となるからです。 言うまでもないこ
Chrome devtools でイベント監視 いろいろなJavaScriptプラグインを使っていると イベントの伝播を止めてしまうような動作をするものを使ってしまうことがあります。 function を割り当てたいイベントが止められていると厄介です。 代用できるイベントが生き残っていればそちらを使ってしまいたいです。 そんな時、どんなイベントが発生しているのかは Chrome devtools のmonitorEvents で確認することができます。 https://developer.chrome.com/devtools/docs/commandline-api#monitoreventsobject-events 第一引数で監視対象、第二引数でイベントを指定します。 monitorEvents(window, "resize"); イベントの指定はイベント名だけでなく、"mouse
morimorihoge です。最近はやりたいゲームができても暑くて全ての気力が削がれてしまい、頑張れてないです。湿気ほんとつらい。 さて、いつものようにはてブを眺めていたら、Qiitaの LinuxCUI初心者が早く知りたかったコマンド(操作も) という記事にちょいちょいネガティブブコメがついており、その中に ブコメの人たち、高いレベルのものや綺麗にまとまったものが読みたかったら君たちがその記事を書けばいいんじゃないかな。この記事はタイトルどおりだと思うよ。Ctrl+Uが書いてあるだけでも助かる人はいる。 というコメントがあって確かにその通りだなあと思ったので、少し元記事に欠けてるなーと思った部分を補完しつつまとめてみます。 ※(注記)2017年07月31日 12:30 ブコメで頂いた情報を反映しました(コマンド編) 前提 恐らくこの記事はRedHat系ディストリビューション(RHEL, Cent
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