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本を載せて巡回する移動図書館。住民に近いサービスとして、依然人気がある=2015年4月、岡山県瀬戸内市... 本を載せて巡回する移動図書館。住民に近いサービスとして、依然人気がある=2015年4月、岡山県瀬戸内市、同市立図書館提供 戦後日本における公共図書館の振興は、民主主義と自由を実感したいという住民の切実な願いを出発点として展開された。石井桃子が自宅に開いた「かつら文庫」での子どもと本の関係を考察した『子どもの図書館』が1965年に岩波新書で刊行されると、多くの読者の共感を呼び、全国各地に「家庭文庫」が誕生した。すべての子どもに読書の喜びを届けたいと願う住民たちは、地域に図書館が存在しない現実に直面し、その設置を求める運動を始めた。 能動的に関わる 竹内悊(さとる)の『生きるための図書館 一人ひとりのために』(岩波新書・946円)は、「読む」という人間の基本的能力を育む場を図書館と位置づけ、住民が単なる行政サービスの受け手ではなく、一人の読者として能動的に関わることへの期待を描いている。また本