豪雨災害から5年 復興の軌跡

はじめに

令和2年7月豪雨は、球磨川流域に甚大な被害をもたらしました。この災害を二度と生じさせないとの考えのもと、気候変動による水害の激甚化・頻発化に備え、流域全体のあらゆる関係者が協働する「流域治水」を計画的に推進し、地域社会の復旧・復興を早急に進めることを目的としています。

地域の宝である清流を守り、「命と環境の両立」を目指し、持続可能で強靭な社会の実現を図ります。ハード対策とソフト対策を一体的・計画的に推進しています。

八代河川国道事務所長
飯島 直己

八代河川国道事務所では、令和2年7月豪雨災害と同規模の洪水に対して、越水による氾濫防止、家屋の浸水防止など、流域における浸水被害の軽減を図ることを目的に、河道掘削、堤防整備、輪中堤・宅地嵩上げ、遊水地等を集中的に実施する『緊急治水対策プロジェクト』に鋭意取り組んでいるところです。

これまでに、令和2年7月豪雨で堆積したとされる約125万m3の土砂を令和4年1月までに撤去完了し、さらに、約123万m3の河道掘削を令和7年5月末まで実施し、合計で約248万m3の掘削を実施しております。輪中提・宅地嵩上げついては、八代市、球磨村、芦北町の全31箇所のうち27箇所で工事に着手し、うち6箇所で工事完了しております。引堤、遊水地については、令和5年度から相良村柳瀬地区の遊水地工事及び球磨村渡地区の引堤工事に着手し、令和6年8月から球磨村渡地区の遊水地工事に着手し、鋭意整備を進めております。

令和2年7月豪雨から5年の月日が流れましたが、引き続き地域の皆様と連携しご理解を得ながら、早く安心して生活頂けるよう進めてまいります。

八代復興事務所長

八代復興事務所長
雪丸 剛

八代復興事務所は、令和2年7月豪雨により、甚大な被害を受けた河川、道路の災害復旧工事を迅速かつ一体的に進めるため、令和3年4月に設置され、球磨川9支川の河川、国道219号等の球磨川沿いの両岸約100kmの道路及び被災した橋梁10橋について権限代行事業を進めています。

これまで、河川については令和5年度までに全140箇所の復旧が完了し、管理者である熊本県に引渡しが完了しています。

道路については令和3年度に国道219号の人吉側約11kmが一般開放、橋梁については令和4年度に「西瀬橋」令和6年度に「沖鶴橋」の2橋が完成し管理者へ引渡が完了しました。

令和7年度には国道219号の八代側約9km及び「坂本橋、松本橋、天狗橋」の3橋の完成を予定しています。

被災から5年目を迎え、関係者一丸となって復旧・復興をさらに加速し、事業を推進して参ります。

緊急治水プロジェクト 概要

プロジェクト概要図

復興の進捗状況

球磨川水系緊急治水対策プロジェクトの全体進捗(令和7年8月末時点)

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