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刑事弁護の原理と実践

美奈川成章先生・上田國廣先生古稀祝賀記念論文集

刑事弁護の原理と実践

これまでの刑事弁護の歴史と現状を振り返ると共に、新しい時代の刑事弁護をどう切り拓くかを展望する。

著者 川崎 英明
古賀 康紀
小坂井 久
田淵 浩二
船木 誠一郎
ジャンル 法律 > 刑事法 > 専門書
出版年月日 2016年12月05日
ISBN 9784877986599
判型・ページ数 A5・504ページ
定価 本体9,000円+税
在庫 在庫あり

この本に関するお問い合わせ・感想

これまで、数えきれない多くの弁護士が、弁護権の拡充のための闘いに粘り強く取り組んできた。その闘いの先頭に立ってきた中に、美奈川成章、上田國廣両弁護士がいる。両弁護士の古稀を祝賀し、これまでの刑事弁護の歴史と現状を振り返ると共に、新しい時代の刑事弁護をどう切り拓くかを展望する。

第1部 刑事弁護の歴史と到達点
刑事弁護の形骸化とその克服への努力――歴史的経緯と現状.........上田國廣
刑事弁護の質的向上の到達点と課題――21世紀を迎えて.........大出良知
「平成刑事訴訟法」の下での刑事弁護――弁護人の役割は変質したのか.........村岡啓一
国選弁護制度と日本司法支援センター.........川副正敏

第2部 刑事訴訟の原理と弁護
「強制処分」概念の再構成について......... 内田博文
追尾監視型捜査の法的性質――GPS利用捜査をめぐる考察を通して.........指宿信
刑訴法227条の証人尋問と証人審問権の保障.........田淵浩二
弁護人からみた第1回公判期日前の証人尋問の問題.........船木誠一郎
捜査手続における証拠開示.........·斎藤司
訴因と予断排除·.........白取祐司
韓国・日本の保釈保証制度の現状と課題――韓国・保釈保証保険と全弁協・保釈保証書発行事業の比較検討.........美奈川成章
弁護活動からみる刑事手続の課題.........高平奇恵
媒介事実の発見とその証明準則――情況証拠による刑事事実認定論(4) .........豊崎七絵
舞鶴女子高生殺害事件における間接事実の推認力について.........古賀康紀
再審請求審の審判対象と明白性――姫路郵便局強盗(再審請求)事件をめぐって......... 川崎英明
当事者主義と被害者の参加手続......... 水谷規男

第3部 新時代の弁護活動
取調べ可視化条項・刑訴法301条の2をめぐって.........小坂井久
韓国における取調べ録音・録画制度の導入と展開――映像録画物の証拠能力および実質証拠化をめぐる議論を中心に.........李東熹
接見室における写真撮影・録画――弁護活動の自由の保障はどこまで及ぶか.........前田裕司
接見にさいしての弁護人の写真撮影をめぐる田邊事件一審判決の批判的検討.........葛野尋之
[実践報告]裁判員裁判における共犯者の予定主張と争点整理 .........徳永響
[実践報告]るいそうの被告人の窃盗事件についての控訴審刑事弁護......... 藤村元気
[実践報告]2つの否認事件·.........·出口聡一郎

美奈川成章先生略歴
上田國廣先生略歴

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