Saints Row
Saints Row(せいんつろう)とは、グランド・セフト・オート(GTA)シリーズの二次創作として北米で作成された[1] アクションゲームシリーズ。
概要[編集 ]
ギャングスターを目指して悪の限りを尽くすGTAシリーズは1997年リリースの第一作からミリオンヒットを記録し、また視点が3D化した『3』以降は世界的なヒットシリーズとなり開発元のロックスターゲームスは一躍トップコンシューマゲームメーカーとしての地位を確立した[2] 。しかしリアルな過激さを追求しすぎた結果としてゴア/クライム表現への耐性が低いユーザーを置き去りにしている、と批判されることも多く[3] 、加えてアメリカは日本に比べてゾーニングが厳格な事もあって「面白いとは聞くが購入できない」という若いゲームユーザーが多数発生していた。
そんな「GTAを遊べないユーザー」の為、インディーズゲームメーカー「ボリション」がライセンスを取得して作成した[4] 二次創作ゲームがこの『Saints Row』である。
特徴[編集 ]
Saints Rowの特徴として大きいのが、コメディ/ギャグ要素の重視である。元々こういった二次創作はそういう色が強いが[5] GTAのパロディとして作られている為、クライム部分を可能な限り損なわないように調整されている。とにかくノリは軽いものの、やっていることは街を壊滅させかねない程に過激であり、人も死ねば車も炎上する。フロントガラスを蹴り破ってパトカーを奪い歩道を爆走しながら通行人を轢殺したり、意味もなくドローンでミサイルを撃って街の住人を無差別に殺しまくったりとやりたい放題なギャング生活を楽しめる。もちろん元となるGTAと同じく手配レベルシステムも存在するが、駆けつけた警察や軍隊を返り討ちにして悪名を上げる自由も保証されている。
またキャラメイクの幅が広くなっていたり[6] 、装備品としてディルド型バットがあったりデバージョン(ミニミッション)として「全裸で歩き回って注目されろ」「車に跳ねられ続けて保険金を稼げ」などユニークな面が強いのも特徴の一つ。基本的にシリアスなGTAとは違ってバカな事もしやすい点が若い層にウケており、同人ゲームながらその知名度は高い。
脚注[編集 ]
- ^ 有志による日本語版も存在する。
- ^ GTAがヒットする前は『オースティン・パワーズ』のゲーム版など、キャラゲーを手掛ける弱小メーカーだった。尚このオースティン・パワーズのゲームは売り上げ不振により、四作構成の予定であるにも関わらず前半二本しか発売できなかった。
- ^ 洋ゲーユーザーが全員エログロ好きなわけではなく、それ故に北米市場でも日本の所謂「JRPG」が根強い人気を誇っている[要出典]。
- ^ アメリカでは同人作品でも版元の公認を受けるのが一般的。二次創作を勝手に販売しても許される日本が異常なだけで、世界的にはそれが普通なのだが。
- ^ ハリウッド作品をパロった『パロウッド』など。
- ^ 2作目以降は性別も変更可能。
関連項目[編集 ]
このゲーム「Saints Row」には、致命的なバグ・不具合が含まれています。このままでは発売できません し、仮に発売しても非難の嵐となるでしょう。発売を延期してでもデバッグに参加して下さる開発者を求めています。 (Portal:スタブ)