×ばつ192.jpg">
陸域に広がる、森林、草原、農耕地、湿地、市街地等の環境には、多様な動物が生息しています。私たちは、哺乳類、鳥類、爬虫類、両生類、昆虫類、クモ類、陸産貝類など、地域に生息する動物相を調査し、希少動物等の保全対策を検討・実施します。調査に当たっては、最新の技術・機器の導入により、通常の調査では確認が困難な動物についても、適切に把握しています。
シャーマン型トラップによる
小型哺乳類調査
鳥類の定点観察法
昆虫類・クモ類の任意採集法
シャーマン型トラップによる
小型哺乳類調査
鳥類の定点観察法
昆虫類・クモ類の任意採集法
国指定の天然記念物である哺乳類のヤマネは、樹上に生息し、通常の哺乳類調査での確認が困難であることから、樹上に赤外線カメラを設置し、自動撮影による生息確認を行っています。
自動撮影装置の設置状況
自動撮影装置により撮影された
ヤマネ
自動撮影装置の設置状況
自動撮影装置により撮影された
ヤマネ
夜間に飛翔するコウモリ類は、目視による確認が困難であることから、コウモリ類が飛翔時に発する超音波を自動録音し、録音データを解析することで、生息する種の推定を行っています。
コウモリ類の超音波録音装置
(バットディテクター)
バットディテクターで得られた
コウモリ類の録音データ解析
(キクガシラコウモリ)
コウモリ類の超音波録音装置
(バットディテクター)
バットディテクターで得られた
コウモリ類の録音データ解析
(キクガシラコウモリ)
一般的な哺乳類調査では、糞等の生息痕跡(フィールドサイン)により生息種を推定しますが、糞をDNA分析することで、調査精度を高めています。また、湿地や沢に生息する両生類のサンショウウオ類については、生息の可能性がある場所で採水し、環境DNAを分析することにより、現地で個体が確認できなくても、生息種を把握しています。
イタチの糞のDNA分析結果
イタチの糞のDNA分析結果