19:43 更新
8月、大分県内に大きな被害をもたらした台風10号。
農林水産業の被害額が46億円に上ることが分かりました。
また、通行止めが続いている東九州道の臼杵ー津久見間は復旧までに少なくともあと1カ月半がかかりそうです。
17日の大分県議会の農林水産委員会で新たな被害額が発表され、農業、林業、水産業合わせて46億円に上ることが分かりました。
9日に発表された速報値より約17億円増えています。
最も被害額が大きかったのは農業の約37億円で、田んぼや畑への浸水などにより、米、梨、白ネギなどの被害が目立ったということです。
また、ビニールハウスや畜産用の機械など生産施設への影響や、鶏舎の停電などにより4万羽以上のブロイラーが死んだことも被害額が増えた要因です。
市町村別では由布市の被害が最も大きく9億2000万円です。
一方、台風10号でのり面が崩れた影響で通行止めが続く東九州自動車道の臼杵ー津久見間について、NEXCO西日本は復旧までに少なくとも1カ月半ほどかかると発表しました。
引き続き、国道217号などへのう回が必要です。