日常の業務から緊急・災害時まで、様々な用途に活用できるmcAccess
「コミュニティ無線」は近年多発している自然災害に鑑み 住民の皆さまに対し災害情報等を伝達することを目的として 総務省から認められたmcAccesseを利用した無線システムです。 アプリケーションと組み合わせることにより 建物の屋上や路上に設置された拡声子局から知らせる方式のほか 公民館や集会所などに半固定局を設置することにより リアルタイムに地域住民との情報提供・ 収集を行うことができ 防災力の向上が期待できます。
災害発生時に住民の被害をできるだけ抑えるためには、市町村から住民へ、避難情報等の災害情報を迅速かつ的確に伝達することが極めて重要です。その情報伝達手段として防災行政無線がありますが、設備費用が高額であるため、これまで市町村での普及率は低い状況にあります。
このような状況を打開するため、福岡県殿では平成17年1月に産学官で構成する「ふくおかコミュニティ無線推進協議会」を設置し、既存のデジタル移動通信システムを活用して従来のシステムより安価で利便性が高い新しい通信システムである「ふくおかコミュニティ無線」を平成17年8月に開発されました。
「ふくおかコミュニティ無線」の開発などにより市町村防災行政無線の整備を促進している取り組みが評価され、総務省消防庁等が主催する「第11回防災まちづくり大賞」の受賞をされました。
市町村全域を一度に整備することができない場合でも予算に応じた段階的な整備が可能です。市町村合併の際にも 柔軟かつ安価に整備が可能です。
(財)移動無線センターが管理するmcAccess中継局を使用するため 設備費用が大幅に軽減されます。商店街や小学校 消防団の屋外スピーカーなど 設備へ接続が容易ですので さらに経費を節減できます。
災害現地で 直ちに防災関係機関(災害本部 避難所 ライフライン 病院など)との相互通信ネットワークを構築できます。大規模災害時には mcAccess eを所有する全国の自治体等からの応援車両とも通信でき連携が図れます。
「コミュニティ無線」は親局〜拡声子局 拡声子局〜拡声子局間で通話ができ 携帯型や車載型や可搬型を並行して整備することにより 安易に移動系システムを整備できます。
親局から一斉に特定地域の拡声子局で電子音源ファイル(MP3)の再生が可能ですので 外国語放送や全国瞬時警報システムにも柔軟に対応できます。
無線機は容易に持ち運びできますので 庁舎が被災 倒壊した際も 他の建物・車両などで臨時の親局として運用が可能です。
市町村役場から住民に情報を伝達する「同報系無線システム」と 災害現場から情報を収集する「移動系無線システム」は 従来別々に整備する必要がありましたが これらを1つのシステムとして一元整備が可能です。本部の中継が必要だった移動局間の通信にも mcAccess eなら ダイレクトな移動局間通信が可能です。
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