九州電力株式会社
玄海原子力発電所に係る原子炉設置変更許可申請を行いました
-地震調査研究推進本部による長期評価を踏まえ基準津波を見直し-
地震調査研究推進本部では、海域に存在する活断層の評価が進められており、2022年3月に日本海南西部(九州地域・中国地域北方沖)の海域活断層の長期評価が公表されました。
当社は、更なる安全性・信頼性向上の観点から、同本部の長期評価による影響を確認し、本日、玄海原子力発電所の基準津波の見直しに係る原子炉設置変更許可申請書を原子力規制委員会に提出しました。
また、玄海原子力発電所の基準津波の見直しに伴い、発電所における津波の影響を評価した結果、水位の上昇及び下降のいずれも安全性に影響がなく、設備の対策は必要ないことを確認しています。
なお、基準地震動についても、同本部の長期評価による影響を確認しており、これまで策定した基準地震動を下回ることを確認しています。
当社は、今後の国の審査に真摯に対応するとともに、地域の皆さまに安心し、信頼していただけるよう、積極的な情報公開と分かりやすい説明に努めてまいります。
以上
(参考)
- 地震調査研究推進本部
地震防災対策の強化を目標に主要活断層帯で発生する地震や海溝型地震の長期的な発生可能性の評価等を実施している政府の特別機関。 - 長期評価
主要な活断層で発生する地震や海溝型地震を対象に、地震の規模や一定期間内に地震が発生する確率を予測したもの。