5.工事契約の手続
九州電力の工事契約手続は、当該設備担当部門の工事請求を資材調達部門が受けた時から始まります。
1. 見積先選定
見積依頼先は、原則として登録された取引先の中から選定します。
選定にあたっては、当該工事に要する施工技術及び能力、同種工事の実績、既設設備との関連、工期の確実性、工事場所等の地理的条件、トラブル発生時の対応等を総合的に勘案して行います。
なお、見積先選定は、複数の取引先による指名競争見積によることを原則としますが、特許権・特殊工法との関連、緊急を要する場合及び既設設備との関連性などの理由により、特定の取引先を選定しなければならない場合は、単一の見積先を選定します。
2. 見積依頼
当社は、見積依頼時に、見積作成に必要な工事仕様を見積依頼先に公平に明示します。
3. 見積書の提出
見積書は、当社が指定する期限までに提出していただきます。
4.価格の交渉と契約先の決定
提出された見積書のうち、最低価格の見積者と交渉を行い契約価格及び契約先を決定します。
5. 契約の締結
契約は、原則として書面により締結します。
なお、契約は、当社が定める契約条件によることとします。ただし、必要に応じて双方が協議し合意した内容に従って、契約書を作成することがあります。
6. 工事のしゅん工検査
当社は、完成された目的物が当社の要求に合ったものか否かを判定する検査を行います。
7. 契約金額の支払
当社は、完成された目的物が所定の検査に合格した月の翌月末に契約金額をお支払いします。ただし、工事が出来高払いによるものについては、原則として出来高の90%を支払い、残高は工事しゅん工後に最終出来高分と同時にお支払いします。
8. その他
- 取引で知り得たお互いの機密情報は、当社及び取引先双方とも相手方の書面による了解なしには、第三者に開示できないこととします。
- 契約上の工期は厳守していただきます。
なお、電力の供給に重大な影響を及ぼすような工事については、契約条件に基づき、工期遅延等に対し、遅延料及び損害賠償を請求することがあります。 - 契約に関して紛争が生じた場合、日本法により解釈され、福岡市を管轄する裁判所にて専属的に処理されることとします。
- 工事契約手続の各段階において、九州電力への御意見・御希望がある場合には、業務本部 調達企画グループまで連絡してください。