赤池メモリアルレクチャー賞
「赤池メモリアルレクチャー賞」は統計数理研究所と日本統計学会の共同事業の提案として2014年から企画が温められてきました。故赤池弘次博士の功績を記念して,若手人材の育成を促進し,統計科学の発展に寄与する事業として2016年5月に創設され,同研究分野において顕著な業績を挙げた研究者をと授賞対象としています。2023年10月以降、本賞は統計数理研究所と日本統計学会を含む統計関連学会連合の共同事業として運営されています。
統計科学界に多大な功績を残し,統計科学のみならず各学術分野に大きな影響を及ぼした故赤池弘次博士にちなんだ賞を創設し,その受賞者による記念講演「赤池メモリアルレクチャー」を実施することで,国内外の統計科学研究者の交流の機会を設けて,若手の人材育成を促進すると同時に,統計科学分野のさらなる発展に寄与していきます。受賞者は,統計科学(制御,最適化など数理科学・数理工学分野も含む)およびその応用分野から,故赤池博士のように時代を先取り,広範囲の研究分野に影響を与え国際的に活躍された研究者の中から,赤池メモリアルレクチャー賞選考委員会規則に基づいて,統計数理研究所および日本統計関連学会連合の関係者からなる選考委員会委員によって2年に一度,一名が選出されます。なお,受賞者には賞金10 万円と記念の盾および旅費が授与されます。
赤池メモリアルレクチャーでは,人材育成の観点から,学生・若手研究者の数名を討論者として指名し,講演後に,講演者との質疑応答の機会を設けることにしています。そして,講演内容は,討論付きの招待論文として,「Annals of the Institute of Statistical Mathematics (AISM) 」に掲載されることになっています。