第5回赤池メモリアルレクチャー賞
2024年9月2日(月)、東京理科大学神楽坂キャンパスにおいて、「第5回赤池メモリアルレクチャー賞」の授賞式と受賞記念講演(赤池メモリアルレクチャー)が、統計関連学会連合大会2024において、椿広計統数研所長が座長を、宿久洋連合理事長が司会進行を務める プレナリーセッションとして開催されました。
本賞は故赤池弘次博士(元統計数理研究所長) の功績を記念して、2016年5月に創設されたもので、第5回は、ベイズ統計学の理論と計算手法や機械学習の顕著な貢献者として広く認識されているアルノー・ドゥーセ教授 (オックスフォード大学統計学部教授/Google DeepMind社Senior Staff Research Scientist)が受賞しました。
赤池メモリアルレクチャーに先立って行われた表彰式では、椿所長と宿久理事長からドゥーセ教授に、第5回メモリアルレクチャー賞の記念楯と賞金目録が贈呈されました。ドゥーセ教授は『Schrödinger Bridges - Computation and Applications』と題して講演を行い、その後、 クリストフ・アンドリュー教授(ブリストル大学)とシュミットパル・シン教授(ウーロンゴン大学)による指定討論やフロアディスカッションが展開されました。
今回の赤池メモリアルレクチャーはハイブリッド形式で配信されましたが、コロナ禍を経て6年ぶりに受賞者、指定討論者の来日、現地登壇を伴う開催となり、会場では103名、オンラインでは180名の計283名が参加し、 終了時間いっぱいまでディスカッションが活発に行われ、盛況のうちに幕を閉じました。
関係各位の尽力に深く感謝するとともに、2年に1度の赤池メモリアルレクチャーが、今後も国内外の統計科学研究者の交流や若手研究者および統計科学分野のさらなる発展の機会となることを関係者一同、心から祈念します。次回は2026年度に開催の予定です。
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* 第5回赤池メモリアルレクチャー賞に係るプレスリリースはこちらからご覧いただけます。
第5回赤池メモリアルレクチャー
司会:宿久 洋
(統計関連学会連合理事長/同志社大学教授)
椿 広計 (統計数理研究所長)
"Schrödinger Bridges - Computation and Applications"
アルノー・ドゥーセ教授
(オックスフォード大学/Google DeepMind社)
クリストフ・アンドリュー(ブリストル大学 教授)
シュミットパル・シン(ウーロンゴン大学 教授)