第4回赤池メモリアルレクチャー賞
受賞者アーポ・ヒバリネン教授(ヘルシンキ大学)を講演者に迎えた記念講演が2022年9月5日(月)に2022年度統計関連学会連合大会のプレナリーセッション「第4回赤池メモリアルレクチャー」として開催されました。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策として,今回の統計関連学会連合大会はハイブリッド形式で行われましたが,赤池メモリアルレクチャーでは,ヘルシンキ在住のヒバリネン教授がオンラインで,司会,座長,指定討論者は現地で参加しました。
統計関連学会連合理事長・日本統計学会長の樋口知之教授(中央大学)が司会を務め,椿広計統計数理研究所長が赤池メモリアルレクチャー賞の説明とヒバリネン教授の紹介を行った後,ヒバリネン教授により赤池メモリアルレクチャーが開始されました。
1時間の講演の後は,2名の若手研究者,松田孟留博士(理化学研究所脳神経科学研究センター)と森岡博史博士(理化学研究所革新知能統合研究センター)による指定討論とヒバリネン教授のリジョインダーが行われました。その後,残りの時間を使って,参加者の質問を受け付けるフロアディスカッションの機会が設けられ,活発な質疑応答が展開され,盛況の内に第4回赤池メモリアルレクチャーが閉幕しました。
現地では64名,オンラインでは231名の総計295名の参加があり,ハイブリッド形式ということからも過去最大の参加者数に上りました。未だCOVID-19の影響も強く,前回に引き続き今回も受賞者を日本に招へいすることが叶いませんでしたが,状況が落ち着き次第,直接対面での学術交流の機会があること,赤池メモリアルレクチャーが,今後も国内外の統計科学研究者の交流や若手研究者および統計科学分野のさらなる発展の契機となることを関係者一同,心から祈念します。次回の赤池メモリアルレクチャーは2024年度に開催予定です。
受賞者アーポ・ヒバリネン教授
赤池メモリアルレクチャー賞記念楯
第4回赤池メモリアルレクチャー賞に係るプレスリリースはこちらからご覧いただけます。
2024年1月9日 !!NEW!!
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プログラム
司会:樋口 知之
(中央大学教授/統計関連学会連合理事長/日本統計学会長)
椿 広計 (統計数理研究所長)
"Identifiability of latent-variable and structural-equation models: from linear to nonlinear"
アーポ・ヒバリネン教授(ヘルシンキ大学)
松田 孟留(理化学研究所 脳神経科学研究センター
統計数理研究ユニットリーダー)
森岡 博史(理化学研究所 革新知能統合研究センター
特別研究員)