小企画展「梶コレクション展—色彩の宝石、エマーユの美」が、東京・上野の国立西洋美術館にて、2025年3月11日(火)から6月15日(日)まで開催される。
鮮やかな色彩と繊細なきらめきを持つ、エマーユ。「エマーユ」とは、英語で「エナメル」、日本語では「七宝」と呼ばれるものを、フランス語で指す言葉であり、金属の下地にガラス質の釉薬を焼き付けた工芸品を意味している。
国立西洋美術館は2024年、ジュエリーアーティスト・梶光夫から、エマーユ作品がほぼ大半を占める約150点の寄贈を受けた。これらは、19世紀後半から20世紀初頭にかけて、フランスで制作されたものが中心であり、とりわけその多くからアール・ヌーヴォーの雰囲気を感じられる点が大きな特徴だ。
小企画展「梶コレクション展—色彩の宝石、エマーユの美」では、珠玉のエマーユを擁する梶コレクションを収蔵後初公開。《クロワゾネの頭飾りを身につけた女性像》、《メリザンドを演じるサラ・ベルナール》、《ルネサンス期ファッションの若い女性像》など、多彩なエマーユを紹介するほか、アルフォンス・ミュシャのポスターやエミール・ガレのガラス器などもあわせて展示する。
小企画展「梶コレクション展—色彩の宝石、エマーユの美」
会期:2025年3月11日(火)〜6月15日(日)
会場:国立西洋美術館 版画素描展示室(常設展示室内)
住所:東京都台東区上野公園7-7
開館時間:9:30〜17:30(金・土曜日は20:00閉館)
※(注記)入館はいずれも閉館30分前まで
休館日:月曜日(3月24日(月)、5月5日(月・祝)は開館)、5月7日(水)
観覧料:一般 500円(400円)、大学生 250円(200円)
※(注記)本展は、企画展「西洋絵画、どこから見るか?—ルネサンスから印象派まで サンディエゴ美術館 vs 国立西洋美術館」(会期:3月11日(火)〜6月8日(日))の観覧当日にかぎり、同展観覧券で観覧可
※(注記)( )内は20名以上の団体料金(要予約)
※(注記)高校生以下・18歳未満、65歳以上、心身障害者および付添者1名は無料(入館の際に証明できるものを要提示)
※(注記)3月16日(日)、4月13日(日)、5月11日(日)、6月8日(日)の「Kawasaki Free Sunday」は、本展および常設展の観覧無料
※(注記)5月18日(日)「国際博物館の日」は、本展および常設展の観覧無料
【問い合わせ先】
ハローダイヤル
TEL:050-5541-8600