校長あいさつ

校長あいさつ

埼玉県立所沢おおぞら特別支援学校長 多田 朋子

令和元年度から3年間、教頭として勤務した本校に、校長として赴任できたことをとてもうれしく思っています。

埼玉県立所沢おおぞら特別支援学校は、旧埼玉県立所沢東高等学校の校舎内外の改修を経て、平成22年4月に開校され、今年度で開校16年目を迎えました。開校当初からこれまで、本校が特別支援学校としての責務を果たせてこられたのも、保護者や地域、関係各機関の皆様に支えられ、温かく見守っていただいたおかげです。心より感謝申し上げます。

本校は、「のびのびと きずな深めて たくましく」を学校教育目標として掲げ、「社会の中で自立的に生活できる力を育む学校」を目指す学校像として、教職員が一丸となって日々教育実践に取り組んでおります。

本校の特色の一つは、「肢体不自由教育部門」と「知的障害教育部門」の2つの教育部門が設置されていることです。これは県内でも本校含め2校しかありません。肢体不自由部門と知的障害教育部門の教員が、それぞれの専門性を持ち寄りながら児童生徒の指導・支援にあたることができることは、併置校ならではの強みであると考えています。

また、令和6年度には県立新座柳瀬高等学校内に「新座柳瀬分校」が開校しました。高校の先生方・生徒のみなさんの温かいご理解とご協力のもと、新しい学校づくりに生徒・教職員が力を合わせているところです。

本校・分校ともに、今年度も、これまでの実践を大切に、「児童生徒一人一人の学び方に合わせた指導・支援」を丁寧に積み重ねてまいります。保護者の皆様をはじめ、地域及び関係各機関の皆様、今後ともご理解とご協力を賜りますようよろしくお願いいたします。

令和7年4月9日

校長室より

おおぞら祭2日目

投稿日時 : 11/28 学校長 カテゴリ:

今日は一般公開日。

保護者に加えて、放課後デイサービスや支援機関の皆様、地域の皆様、卒業生の皆さんが多数いらっしゃいました。

そして今日は新座柳瀬分校の生徒たちも本校に来て、製品の販売を行いました。

フィナーレの時、「楽しかった人?」と聞いたらたくさんの手が挙がりました。

ドキドキしたけれど頑張った、楽しかった、ということですね。

最後、お客さまも含めて全員で「おおぞらダンス」を踊りました。

大きな体育館いっぱいの輪!楽しい2日間でした。

ご来校いただいた皆様、ありがとうございました。

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おおぞら祭1日目

投稿日時 : 11/27 学校長 カテゴリ:

今日は保護者の方のみに公開して行いました。

オープニングでは、生徒会の皆さんが練習を重ねてきた成果を発揮し、とても立派に進行してくれました。

これだけの観客の前で堂々と話せるとは…予行の時よりもさらに上手になっていてびっくりです。

私の挨拶の時に、みんなに聞いてみました。

「楽しみ、わくわく、という人?」

「ドキドキする、という人?」

どちらにもたくさんの手が挙がりました。

「ドキドキ」と「わくわく」は、どちらも大事だと思っています。

これまで頑張って練習や準備をしてきたからこそ、そしてたくさんの人の前で披露するからこそ、どきどきする。

一方、楽しみだからわくわくする。

分からなくて不安、ということのないように、丁寧に大人が説明することはもちろん大切です。

そのうえで、ちょっとドキドキするけれどみんなと一緒に頑張ってみよう、という気持ちを大事にサポートしていきたいと思います。

挨拶の最後に、みんなで「エイエイオー!」をしました。楽しいおおぞら祭のスタートです。

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さあ、おおぞら祭!

投稿日時 : 11/27 学校長 カテゴリ:

今日と明日、子どもたちが待ちに待ったおおぞら祭が開催されます。

昨日は、校内あちこちに素敵な作品が…

ご来校の皆様、どうぞお楽しみに。

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秋から冬へ

投稿日時 : 11/18 学校長 カテゴリ:

朝晩肌寒い日が多くなってきました。

おおぞらの「けやき並木」は、いま紅葉がとてもきれいです。

小学部の小さな子どもたちが、落ち葉を踏みながらお友達としっかり手をつないで、

校外歩行に出かけていました。

業務さんは毎日毎日、落ち葉掃きで本当にご苦労されていますが、

子どもたちにはぜひ感じてほしい、季節の移り変わりの一コマです。

さて。

「手をつないで移動する」ということは、実は簡単なことではありません。

相手のことを考え、合わせる、ということが必要だからです。

小さいうちはまずは大人と手をつないで移動することから始めます。

学校では、様子を見ながらお友達同士の手つなぎを練習。そして、手をつながなくても安全に、みんなと同じようなペースで移動できることを目指していきます。

もちろん、そのベースにあるのは、相手に対する安心感。「この人となら」「この人と一緒に」という関係でありたいといつも思っています。

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知的高等部メンテナンス班 誰かのために

投稿日時 : 10/17 学校長 カテゴリ:

授業中、4階の職員室に行こうと階段を上っていたら…

階段のラインテープ(中央を示す線)を貼り直してくれている生徒たちに出会いました。

聞いてみると、「(知的高等部の)メンテナンス班です」とにこにこ。

特別支援学校の中学部・高等部では、「作業学習」という授業があります。

モノ作り等を通して、“働くとはどういうことか”を体験的に学びます。

生徒たちの手で、ところどころ剝がれていたテープがきれいに貼り直されていました。

学校に通う友達や後輩のために、またお客様のために、

静かに手を動かす姿はとても立派でした。

今ここにいない誰かのことを考えて行動する。そういう彼らをとても誇りに思います。

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第2回避難訓練 校長の話

投稿日時 : 10/14 学校長 カテゴリ:

今日は避難訓練でした。

地震が起きて、しばらくしてから火災が起きた、という想定です。

今回の訓練がいつもと違ったのは、「地震によって停電し、放送設備が使えなくなった」という想定を加えたことです。

そのため、今日は緊急地震速報のあとからは放送を使わずに訓練をしました。

いつもなら状況を説明する放送があるところですが、今日は担当の先生が本部と各教室を行ったり来たりして、“今の様子”“本部からの連絡”などを伝えました。

教室にいる子どもたちは、いつもの訓練よりも長く感じたと思います。

でも、みんな静かに校庭まで避難することができました。

消防署の方からは「とても落ち着いて避難できましたね」とお褒めの言葉をいただきました。

もうひとつ、「先生たちが落ち着いて行動することがとても大事です」とも。本当にその通りだと思います。

さて、今日のお話はあえてコンパクトにしました。

【避難訓練でのお話(全校向け)】

みなさん、避難訓練お疲れさまでした。

校長先生からは、ひとつ、大事なお話をします。

今日は、みなさん、長い時間の訓練でしたが、先生のお話をよく聞いて行動できました。

地震や火事が起きた時は、びっくりすると思いますが、まずは先生のお話をよく聞くことが大事です。ふだんから、気をつけていきましょう。

以上で お話を終わります。

【消火訓練後のお話(中学部・高等部向け】

消火訓練、お疲れさまでした。

今日は代表の人が消火器を使う練習をしましたが、どうだったでしょうか。

代表でやってくれた人は、ぜひ、クラスに戻ったら、どんな感じがしたか、どんなふうに思ったかを、クラスのみんなに話してください。

それが、みんなの訓練になると思います。

校長先生のお話は以上です。

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かわいいおきゃくさま

投稿日時 : 10/09 学校長 カテゴリ:

給食の後、「こうちょうせんせい しつれいします」

かわいいおきゃくさまが二人、やってきました。知的小4の子どもたちです。

「どうぞ、すわります」(と言って自分からソファに座って)

“はい、いらっしゃい。どうぞ、座ってくださいね”

「みてください」(タブレット端末を机の上に置いて、動画をスタート)

“ありがとう。見ますね。これは、なんですか?”

「あかちゃん、うまれました」

“赤ちゃんが生まれたのね。これは、何の赤ちゃんですか?”

「とりです」

“本当だ!鳥の赤ちゃんですね”

再生してくれた動画を見ると、学校のベランダに鳩が卵を産み、そのヒナが生まれたとのこと。

お母さん鳩が赤ちゃんのお世話をしていることがわかりました。

「こうちょうせんせい みにきてください」「しつれいしました」

そう言って、よく見える場所に案内してくれました。

ベランダには出られないようになっているので、窓からそっと見てみました。

聞けば、お母さん鳩が卵を産んだときから、4年生みんなで見守っていたそうです。

とても豊かで深い学び!きっとこの体験はずっと覚えていることでしょう。

そして、子どもたちが大人の言葉やしぐさをとてもよく見ていることもわかりました。

きちんとごあいさつをして、ちゃんとソファに座って。

(お話をするときは向かい合わせに座る、ということもよく知っていて、

動画を見るから、と思って私が隣に座ったら、ぱっと立って向かいの席に座り直していました)

大人は子どもたちにとって一番身近なお手本であり、環境であると改めて思いました。

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夏の花 秋のかおり

投稿日時 : 10/09 学校長 カテゴリ:

給食室前に、高等部の農園芸班が育てている植物があります。

これは何の花でしょう…?いかにも南国風の花ですが…

答えは「オクラ」です。左の端に、小さなオクラの実が見えますね。

オクラの花は夏の花ですが、まだきれいな花を咲かせています。

このエリアは農園芸班が丁寧に世話をしているからでしょう。

下校時、中門付近に立っていると、いい香りがしてきました。

きんもくせいですね。

近づいてみると、小さな金色の花がたくさんついていました。

まだ半袖で過ごしていますが、もう秋だなあと改めて感じました。

きんもくせいの木は正門横にもあります。ご来校の折にはぜひ深呼吸してみてください。ただし期間限定です。

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所沢ブロック校長会 本校にて

投稿日時 : 10/07 学校長 カテゴリ:

10月6日、本校にて所沢ブロック校長会が行われました。

こちらは、所沢市内にある県立高等学校と特別支援学校の校長の集まりです。

7名の校長先生方がいらっしゃいました。

会議の後、校内の授業の様子を見ていただきました。

子どもたちもお客様に元気にあいさつ!さすがです。

(知らない人に挨拶をする、ということは、大事なことなので身につけていきたいものですが、苦手とする子も多いです。少しずつ、無理なく毎日積み重ねていく必要がありますね。それにはまず大人がよい手本になりたいものです。)

医療的ケアや教室環境の工夫、「データボックス」(国語・算数数学で使用している個人の学習課題が入っているもの)なども、興味をもって見ていただきました。

お帰りの際には、新座柳瀬分校のフードデザインで作ったお菓子をお持ち帰りいただきました。

さまざまな機会をとらえて、本校の子どもたちのことを知っていただきたいと思っています。

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令和7年度第2学期始業式 校長の話

投稿日時 : 09/01 学校長 カテゴリ:

とても暑い毎日ですが、おおぞらは今日から2学期が始まりました。

今回もオンデマンド方式です。

教室をのぞいて回ったら、ちょうど「校長の話」を見ているクラスが多く、

ものすごくびっくりした顔をして、動画の私の顔とドアからのぞきこんだ私の顔を繰り返し見ている子の多いこと…

それはそうですね。

さて、今回の校長のお話をご紹介します。

最後に、「あいさつは2学期も頑張りましょう。1学期からの続きの約束ですよ」とお話したところ、

知的中学部2年生の教室では、かわるがわる「校長先生、こんにちは!」とあいさつしに来てくれました。

話をきちんと聞いて、わかって、行動に変える。立派ですね。とてもうれしかったです。

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