かわいいおきゃくさま
給食の後、「こうちょうせんせい しつれいします」
かわいいおきゃくさまが二人、やってきました。知的小4の子どもたちです。
「どうぞ、すわります」(と言って自分からソファに座って)
“はい、いらっしゃい。どうぞ、座ってくださいね”
「みてください」(タブレット端末を机の上に置いて、動画をスタート)
“ありがとう。見ますね。これは、なんですか?”
「あかちゃん、うまれました」
“赤ちゃんが生まれたのね。これは、何の赤ちゃんですか?”
「とりです」
“本当だ!鳥の赤ちゃんですね”
再生してくれた動画を見ると、学校のベランダに鳩が卵を産み、そのヒナが生まれたとのこと。
お母さん鳩が赤ちゃんのお世話をしていることがわかりました。
「こうちょうせんせい みにきてください」「しつれいしました」
そう言って、よく見える場所に案内してくれました。
ベランダには出られないようになっているので、窓からそっと見てみました。
聞けば、お母さん鳩が卵を産んだときから、4年生みんなで見守っていたそうです。
とても豊かで深い学び!きっとこの体験はずっと覚えていることでしょう。
そして、子どもたちが大人の言葉やしぐさをとてもよく見ていることもわかりました。
きちんとごあいさつをして、ちゃんとソファに座って。
(お話をするときは向かい合わせに座る、ということもよく知っていて、
動画を見るから、と思って私が隣に座ったら、ぱっと立って向かいの席に座り直していました)
大人は子どもたちにとって一番身近なお手本であり、環境であると改めて思いました。