LSS/foundation-l-archives/2007 week 4/ja
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From Meta, a Wikimedia project coordination wiki
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ここに掲げるのは、メーリングリストサマリサービス(LSS)の一部である Foundation-l の抜粋です。投稿者名のついた投稿メッセージにはアーカイブ中のメールへリンクを張っています。しかし、必ずしも全てのメッセージがアーカイブに保存されているわけではなく、アーカイブ自体が不安定でメッセージのURL自体が定期的に変更されてしまうことがあることから、リンク先が切れている場合があります。不正確な点についての修正を歓迎しますが、スタイルや報告の要点に関する修正についてはまずノートページで議論してから修正してください。サマリ中での投稿者に関する言及を、ウィキペディアのハンドルネームで呼ぶか、e-mailの名前を使うかは、それほど一貫したポリシーがあるわけではなく、時と場合によります。人称代名詞の性別は、たまに間違えていることがあります。
本サマリでは(おおよそ)2007年1月22日-28日のやり取りの内容を報告する。
- [1]Jeff Merkeyが、w:Wikipedia:GFDL Compliance(外部サイトのGFDL準拠度)において、自身のサイトが準拠度低となっているのはなぜかと尋ねた。該当ページでのGFDL準拠度を測る項目のいくつかについて、それがGFDL準拠に必要なものかどうか議論が行われた。
- [2] david gerardが、母語使用者たちが英語版ウィキペディアへの投稿をおこなってしまうような小規模な言語版ウィキペディアを普及させるために何ができるだろうかと提起した。[3] GerardMはウィキシステムの地域化を向上させる点と、その言語話者に興味がありそうな記事を執筆・翻訳といった手段で積極的に作成していくことに注力してはどうかと提案した。[4]TORは当該プロジェクトをその地域で普及させるために支部設立を考えてはいかがだろうかと提案した。[5]様々な言語の話者数と各言語版ウィキペディアの編集者数の比較の議論も行われた。
- [6]Virgil IerubinoはWikitext Metasyntaxにウィキ記法をEBNFで記述できないだろうかと尋ねた。議論を通じてEBNFがあればテキスト解析での処理が容易になるとの説明があった。[7] Mark Clementsは以前に行われた似たような作業がMW:Markup_specにリストされていると述べ、両者を統合するよう薦めた。
- [8] Anthereはサンドラ・オードネス(Sandra Ordonez)を財団広報担当職員として雇用したと報告し、彼女の職務はPR活動、文書・口頭による発表、その他の任務となると述べた。[9] AnthereはWMFにおける広報活動の状況の詳細を説明し、Sandyには、プレス発表要望のとりまとめ、WMFが商用サイトではなく非営利活動による運営であるとの広報、財団内部のやり取りの活性化といった点を期待していると述べた。多くの歓迎の声が寄せられた。
- [10]Virgil Ierubinoは理想的なウィキソフトウェアが備えてほしい機能にどんなものがあるか尋ね、MediaWiki Idealに書き込んでほしいと述べた。[11]Brianna は画像の扱いの改善、検索機能の改善、ソートキーを切り替えてカテゴリをドロップダウン風に眺める機能などを挙げた。[12]Titoxd は検索機能に問題があると述べた。これは全文検索が実際のテキストを格納しているDBとは別のDBに分かれており、DBの転送を行う必要が出ているのが原因ではないかと指摘した。この方式の改良するための提案をwikitech-lで求めた。ギャラリー検索やユーザが使いやすい機能を求める声があった。[13] Tangotangoは手元でCommons用にギャラリー全文検索エンジンの改良を行っていると述べ、2月中旬までにはツールサーバ上で動くようになる予定だと述べた。また後から、より完全版の拡張機能の作成を検討するとも述べた。
- [14] david gerardはスペインのメディアからの要望にこたえるためとして、スペイン語話者のボランティアを募集した。
- [15]David Monniauxは英語版ウィキペディアで高校についての記事で問題が起きていると報告し、WMFに対し、「管理者は特にOTRSからの要求において著名性を認められない学校記事を即時削除できる」との宣言をしてほしいと述べた。[16] Andre Engelsはこれが財団レベルで取り扱う問題ではないと説明した。[17] Lars Aronssonはよく知られた公式を引用して、ウィキペディア上の記事数とその著名性との関連についてより理論的な説明を行った。
- [18] Yannはインド旅行の成果について報告し、当地でウィキペディアの各母語版の普及活動を行ったと述べた。これは主にヒンディー語、グジャラート語の編集者をじかに募集しようとするボトムアップ的試みだったが、あまり成功しなかった。そこで、次回に向けてPromoting_the_South_Asian_languages_projects/Gujaratiでトップダウン的手法の試みを練っているとし、コメント等を求めた。今回は、農村地域でコンピュータ学習を行っているNGOのBlossom Charitable Trustとも交流し、このような線から攻めるのは望みがあるだろうと述べた。また、WMF用のコンテンツ収集の一環として様々な人たちと会い、"s:The Collected Works of Mahatma Gandhi(マハトマ・ガンディー全集)"(全100冊!)のコピーを入手したと述べ、commons:Mohandas_K._Gandhiの録音資料、画像もパブリックドメインで使用できることを確認したと述べた。
- [19] Jimmy Walesが、これからの6ヶ月間以上にわたってKJはWikia社での勤務時間の半分をウィキマニア2007に向けたボランティア活動にあてる予定であると報告した。KJはウィキマニア2007の主要運営者の一人となり、スポンサー募集を担当して、スポンサー提案を掛け合いにいく予定であると述べた。
- [20]Aude がMeta管理者に対して、spam blacklistの更新を依頼して、誰に頼むのが良いか尋ねた。返答として、MLを使うよりも、IRC(#wikimedia)の利用や「最近の更新」を確認してアクティブな人を探した方がよいとの指摘があった。
- [21]Anthere は(これまで非常勤勤務だった)Carolyn Doranをフルタイム雇用でCOO(chief operations officer; 最高執行責任者)に迎えると発表した。事務、人事、会計を任務とする。詳細な職務についての説明も行われた。[22] AnthereはCEOとCOOの違いについて、主にCOOは事務的業務に責任を負って、CEOは組織全体(技術部門、法務、広報などを含む)に責任を負うと説明し、COOは事務運営レベルであるのに対し、CEOは戦略的レベルの任務であるとした。さらに、詳細な例と理事会規約の詳細な説明も行われた。
- [23] AnthereはAdvisory Board (顧問委員会)を新たに設置したと述べ、提案などを募集した。顧問委員会は以下のメンバーから構成される:
- Angela Beesley
- Ward Cunningham
- Heather Ford
- Melissa Hagemann
- Danny Hillis
- Mitch Kapor
- Joris Komen
- Rebecca MacKinnon
- Wayne Mackintosh
- Benjamin Mako Hill
- Erin McKean
- Trevor Nielson
- Achal Prabhala
- Jay Rosen
- Clay Shirky
- Peter Suber
- Raoul Weiler
- Ethan Zuckerman
[24] effe iets andersはコミュニティ会員が委員になるべきだと提案した。 [25] Angelaがこの委員会は「外部」からの視点を提供することを狙ったもので、コミュニティ会員からなる組織については別とするよう述べた。 [26] P. Birkenはより国際性のある(非英語圏の)メンバーで構成するよう提案した。