M・L・カー
引退 | |
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ポジション | SF |
基本情報 | |
国籍 | アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 |
生年月日 | (1951年01月09日) 1951年 1月9日(74歳) |
出身地 | ノースカロライナ州・ウォレス |
身長(現役時) | 198cm (6 ft 6 in) |
体重(現役時) | 93kg (205 lb) |
キャリア情報 | |
出身 | ギルフォード大学 |
ドラフト | 1973年 76位 |
選手経歴 | |
1975-1976 1976-1979 1979-1985 |
スピリッツ・オブ・セントルイス デトロイト・ピストンズ ボストン・セルティックス |
指導者経歴 | |
1995-1997 | ボストン・セルティックス |
受賞歴 | |
NBA時代
ABA時代
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マイケル・レオン・カー(Michael Leon Carr、1951年 1月9日 - )は、アメリカ合衆国の元プロバスケットボール選手、指導者。身長198cm、体重93kg。ポジションはスモールフォワード。
経歴
[編集 ]カーはギルフォード大学卒業後、1973年のNBAドラフト全体76位でカンザスシティ=オマハ・キングスに指名されたが入団せず、ヨーロッパのプロリーグで2年間プレーした。1975年にABAのスピリッツ・オブ・セントルイスに加入し、平均12.2得点でオールルーキー1stチームに選ばれた。シーズン終了後、ABAとNBAの合併に伴ってスピリッツが解散したため、カーはNBAのデトロイト・ピストンズに入団した。
ピストンズでは主力として活躍し、3シーズンで平均14.8得点7.4リバウンドを記録した。1978-79シーズンには自己最高の平均18.7得点2.46スティールをあげてスティール王を獲得し、オールディフェンシブ2ndチームにも選ばれた。
1979年、カーはフリーエージェントとして再建途中だったボストン・セルティックスと契約した。翌年にラリー・バードが入団したセルティックスは強豪へと復活を遂げ、カーは1981年と1984年の2度にわたってリーグ優勝を経験した。特に1984年ファイナル第4戦では、オーバータイム残り10秒でスティールからダンクを決めてセルティックスの勝利を決定づけ、シリーズを2勝2敗に戻す有名なプレーを見せた。また彼は、試合の大事な局面でタオルを振ってチームを盛り上げる姿がよく知られた。
1985年のファイナル敗退後、カーは現役引退を表明した。NBAでの成績は、678試合の出場で通算6,759得点3,054リバウンド(平均10.0得点4.5リバウンド)であった。
カーは1994年にセルティックスのゼネラルマネージャーに就任し、翌年ヘッドコーチを兼任した。カーが指揮した2年間でセルティックスは48勝116敗(勝率.293)に留まった。特に1996-97シーズンは球団史上ワーストとなる15勝67敗を喫した(後にカーは、シーズン終了後のドラフトで高順位指名権を得るため故意に負けたと証言している)。カーは1997年にヘッドコーチ及びゼネラルマネージャーの職を退き、チームの事業部開発ディレクターに就任した。
現在、カーは妻とともにマサチューセッツ州に居住しており、地元のベンチャー企業の共同経営者を務めている。
個人成績
[編集 ]レギュラーシーズン
[編集 ]Season | Team | GP | GS | MPG | FG% | 3P% | FT% | RPG | APG | SPG | BPG | PPG |
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1975-76 | SSL | 74 | – | 29.4 | .483 | .375 | .665 | 6.2 | 3.0 | 1.7 | 0.6 | 12.2 |
1976-77 | DET | 82 | – | 32.2 | .476 | – | .735 | 7.7 | 2.2 | 2.0 | 0.7 | 13.3 |
1977-78 | 79 | – | 32.4 | .455 | – | .738 | 7.1 | 2.3 | 1.9 | 0.3 | 12.4 | |
1978-79 | 80 | – | 40.1 | .514 | – | .743 | 7.4 | 3.3 | 2.5* | 0.6 | 18.7 | |
1979-80 | BOS | 82 | 7 | 24.3 | .474 | .293 | .739 | 4.0 | 1.9 | 1.5 | 0.4 | 11.1 |
1980-81 dagger | 41 | 7 | 16.0 | .449 | .071 | .791 | 2.0 | 1.4 | 0.7 | 0.4 | 6.0 | |
1981-82 | 56 | 27 | 23.1 | .450 | .294 | .707 | 2.7 | 2.3 | 1.2 | 0.4 | 8.1 | |
1982-83 | 77 | 0 | 11.5 | .429 | .158 | .741 | 1.8 | 0.9 | 0.6 | 0.1 | 4.3 | |
1983-84 dagger | 60 | 1 | 9.8 | .409 | .200 | .875 | 1.3 | 0.8 | 0.3 | 0.1 | 3.1 | |
1984-85 | 47 | 0 | 8.4 | .416 | .391 | 1.000 | 0.9 | 0.5 | 0.4 | 0.1 | 3.2 | |
Career | 678 | 42 | 24.2 | .472 | .275 | .737 | 4.5 | 2.0 | 1.4 | 0.4 | 10.0 |
プレーオフ
[編集 ]Year | Team | GP | GS | MPG | FG% | 3P% | FT% | RPG | APG | SPG | BPG | PPG |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1977 | DET | 3 | – | 37.3 | .387 | – | .571 | 5.7 | 2.0 | 0.3 | 1.0 | 9.3 |
1980 | BOS | 9 | – | 19.1 | .400 | .400 | .667 | 3.7 | 1.2 | 0.7 | 0.1 | 9.1 |
1981 dagger | 17 | – | 16.9 | .416 | .000 | .750 | 1.5 | 0.8 | 0.6 | 0.4 | 6.0 | |
1982 | 12 | – | 25.4 | .352 | .000 | .652 | 3.6 | 2.3 | 0.9 | 0.1 | 7.4 | |
1983 | 3 | – | 7.3 | .250 | .000 | 1.000 | 0.3 | 0.0 | 0.7 | 0.0 | 2.0 | |
1984 dagger | 16 | – | 5.1 | .406 | .333 | .909 | 0.5 | 0.3 | 0.4 | 0.0 | 2.4 | |
1985 | 7 | 0 | 3.4 | .267 | .500 | – | 0.3 | 0.1 | 0.1 | 0.0 | 1.3 | |
Career | 67 | 0 | 15.0 | .382 | .227 | .714 | 1.9 | 1.0 | 0.6 | 0.1 | 5.3 |
外部リンク
[編集 ]NBAスティール王/通算スティール数 | |
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1970年代 | |
1980年代 |
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1990年代 |
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2000年代 |
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2010年代 |
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2020年代 |
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歴代ベスト10 |
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プレーオフ 歴代ベスト10 |
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00 ロバート・パリッシュ | 7 ネイト・アーチボルド | 20 Wayne Kreklow | 30 M・L・カー | 31 セドリック・マックスウェル (ファイナルMVP) | 32 ケビン・マクヘイル | 33 ラリー・バード | 40 Terry Duerod | 42 クリス・フォード | 43 ジェラルド・ヘンダーソン | 45 エリック・ファーンステイン | 53 リック・ロビー | コーチ:ビル・フィッチ |
00 ロバート・パリッシュ | 3 デニス・ジョンソン | 8 スコット・ウェドマン | 28 クイン・バックナー | 30 M・L・カー | 31 セドリック・マックスウェル | 32 ケビン・マクヘイル | 33 ラリー・バード (ファイナルMVP) | 40 カルロス・クラーク | 43 ジェラルド・ヘンダーソン | 44 ダニー・エインジ | 50 グレッグ・カイト | コーチ:K・C・ジョーンズ |
ボストン・セルティックス 歴代ヘッドコーチ | |
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ジョン・ラッセル (英語版) 1946-1948 -- ドギー・ジュリアン (英語版) 1948-1950 -- レッド・アワーバック 1950-1966 -- ビル・ラッセル 1966-1969 -- トム・ヘインソーン 1969-1978 -- サッチ・サンダース 1978 -- デイブ・コーウェンス 1978-1979 -- ビル・フィッチ 1979-1983 -- K・C・ジョーンズ 1983-1988 -- ジミー・ロジャース (英語版) 1988-1990 -- クリス・フォード (英語版) 1990-1995 -- M・L・カー 1995-1997 -- リック・ピティーノ 1997-2001 -- ジム・オブライエン 2001-2004 -- ジョン・キャロル (英語版) 2004 -- ドック・リバース 2004-2013 -- ブラッド・スティーブンス 2013--2021 -- イーメイ・ウドカ 2021-2022 -- ジョー・マズーラ 2022- |