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ISACA

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

ISACAは、情報システム、情報セキュリティ、ITガバナンス、リスク管理、情報システム監査、情報セキュリティ監査等、情報通信技術専門家の国際的団体である。ISACA はIFAC[1] とITガバナンス協会にも団体として加盟している。以前はInformation Systems Audit and Control Association(情報システムコントロール協会)を略した頭字語であるとしていたが、現在は単にISACAという名称だとしている(活動内容の多角化などにより)[2]

歴史

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1967年、コンピュータシステムの監査や統制をしている個人のグループとして設立[2] 。その後、ITガバナンスなどの企業内での重要性が増すにつれ、その分野についての中心となる情報源の必要性が出てきた。1969年、そのグループに EDP Auditors Association も組み入れ、組織としての形が整ってきた。1976年、ITガバナンスとIT統制の領域における知識と価値を拡充するための広範囲の研究を行う教育財団を設立した。

現状

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現在、80以上の国で12.5万人以上の会員を有する。会員の職業は、経営層(ガバナンス)、コンサルタント、セキュリティ監査人、最高情報責任者、システム監査人、内部監査人、リスク管理、サイバーセキュリティ関連など多岐にわたる。世界に210を超える支部があり、ネットワークを形成している。各支部では、教育、リソース共有などの活動を行っている。

日本には、設立順に東京・大阪・名古屋・福岡の4支部がある。 また、日本の4支部の活動を推進する ISACA-Japan(ISACA日本支部協同推進機構)も活動中である。 現在、東京支部に3,100名、名古屋支部に100名、大阪支部に210名,福岡支部に50名の会員が所属する。

主な成果

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  • 情報システム監査の一般基準(IS auditing standards)
  • COBIT
  • Val IT
  • Information System Control Journal

資格認定

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ISACAでは次の資格認定を行っている。認定試験の配信及び実施は米国PSI Servicesに委託している。2022年1月現在で日本語試験に対応している試験はCISA及びCISMの2試験で、ISACAから日本語教材が提供されている試験はCISA、CISM、CRISC及びCGEITの4試験である。

資格の維持更新

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それぞれの資格を維持するには、継続教育(CPE)が必要で、CPEの単位を50分として、1年間で20 CPE以上、3年間で120 CPE以上が義務付けられている。

CPEを取得するには、主に各支部で開催している月例会やISACA各支部が後援している各学会等に出席することで取得することができる。

脚注

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  1. ^ http://www.ifac.org/About/MemberBodies.tmpl IFAC: Member Bodies(2007年10月2日現在)
  2. ^ a b http://www.isaca.org/Content/NavigationMenu/About_ISACA/Overview_and_History/Overview_and_History.htm ISACA Overview and History(2007年11月12日現在)

外部リンク

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海外

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関連組織

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日本国内

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関連組織

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コンピュータの資格
国家資格
情報処理技術者
高度区分
過去の区分
日本商工会議所主催
中央職業能力開発協会認定
文部科学省後援
全国商業高等学校協会主催
全国工業高等学校長協会主催
経済産業省推進資格
マイクロソフト
サーティファイ
その他民間資格
シスコ技術者認定
試験実施団体
IPA
関連分野
情報セキュリティ
プログラミング
表計算
コンピュータシステム
ITマネジメント
関連項目

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