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ECHOプロトコル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ECHO
通信プロトコル
目的 受信したデータの返送(IPネットワークのラウンドトリップタイムの計測に使用)
OSI階層 アプリケーション層
ポート 7
RFC RFC 862
TCP/IP群
アプリケーション層
カテゴリ
トランスポート層
カテゴリ
インターネット層
カテゴリ
リンク層
カテゴリ

ECHOプロトコル(エコープロトコル)は、インターネット・プロトコル・スイートのサービスの1つであり、 RFC 862 で定義されている。その目的は、IPネットワークのラウンドトリップタイムの計測である。

ホストは、Transmission Control Protocol(TCP)またはUser Datagram Protocol(UDP)を使用し、ウェルノウンポート番号であるポート番号7で、ECHOプロトコルに対応したサーバに接続する。サーバは、受信したデータのコピーを返信する。

inetdでの実装

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UNIX系のオペレーティングシステムでは、ECHOサーバはinetdファミリーのデーモンに組み込まれている。ECHOサービスは通常、デフォルトで無効になっている。ファイル/etc/inetd.confに次の行を追加し、inetdで設定をリロードすることで有効になる[1]

echo stream tcp nowait root internal
echo dgram udp wait root internal

多くのルータで、ECHOプロトコル用のポート7(およびDISCARDプロトコル用のポート9)は、ローカルネットワーク上のホストを遠隔から起動させるためのWake-on-LAN(WOL)マジックパケットを中継する際の代用のポート番号としてデフォルトで設定されている。

関連項目

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脚注

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  1. ^ "8. The inetd - /etc/inetd.conf file". 2019年3月6日閲覧。

外部リンク

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