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Cook Codec

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

Cook Codec とは、リアルネットワークス社によって開発されたプロプライエタリ非可逆 音声ファイルフォーマットであり、Cooker, Gecko, RealAudio G2, RealAudio 8 low bitrate (RA8LBR)とも呼ばれている。

1998年に発表されたCookはリアルネットワークス社が初めて自社開発した音声フォーマットであり、開発者であるKen Cookieの名をとってCookと名づけられた。フォーマットはG.722.1をベースにしているとされており[1] 、単一ブロックサイズの修正離散コサイン変換を改変したものである。

2003年には、リアルネットワークス社はサラウンドを利用可能なバージョンのCookを発表し、RealAudio Multichannelと名付けた。これはもともとは"whrl"のFourCC識別子を持っていたが、現在では通常の(モノラルまたはステレオの)Cookと同じ"cook"が用いられている。

リアルネットワークス社はCookについての技術情報を公開してはいないが、リバースエンジニアリングによってフォーマットは解析され、2005年12月にはFFmpeglibavcodecがCookでエンコードされたファイルを再生できるデコーダーを搭載した。2009年7月には、RockboxもCookでエンコードされたファイルの再生に対応した。

関連項目

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脚注

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  1. ^ http://lists.mplayerhq.hu/pipermail/ffmpeg-cvslog/2007-April/007039.html
マルチメディア 圧縮フォーマット
動画ファイルフォーマット
ISO/IEC
ITU-T
SMPTE
AOMedia
IETF
SAC
その他
可逆圧縮
開発停止
音声ファイルフォーマット
ISO/IEC
ITU-T
IETF
3GPP
ETSI
SAC
その他
開発停止
Bluetooth
画像ファイルフォーマット
IEC, ISO,
ITU-T, W3C, IETF
その他
マルチメディアコンテナフォーマット
ISO/IEC
ITU-T
IETF
SMPTE
3GPP
その他
団体
圧縮技術についてはデータ圧縮を、コーデックについてはデータ圧縮・伸張を行うコーデックを参照

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