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BMD-3

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(2023年1月)
BMD-3
基礎データ
全長 6.36m
全幅 3.114m
全高 2.45m
重量 12.9t
乗員数 3名
乗員配置 乗員3名・歩兵5名
装甲・武装
装甲 砲塔:スチール
車体:アルミニウム合金
主武装 2A42 30mm機関砲
9М113 コンクールス 対戦車ミサイル
AGS-17 プラミヤ 自動擲弾銃
副武装 PKT 7.62mm機関銃
RPK-74 5.45mm機関銃
機動力
速度 70km/h(整地)
45km/h(不整地)
10km/h(水上)
エンジン 2B-60-2
液冷 ディーゼル
331kW
行動距離 500km
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BMD-3(: БМД-3)は、ソビエト連邦歩兵戦闘車。"BMD"とは、ロシア語で空挺戦闘車(Боевая машина десанта)を意味し、この型の車両は空中投下が可能なように設計されている。

BMD-3は、1980年代中盤、A.シャバリン主任設計師により開発され、1990年ソビエト連邦軍の装備として採用された。BMD-3では、空挺兵を内部に収容したまま空中投下が可能なように設計されている。

概要

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BMD-3は車体設計が根本的に見直され、車体容積が増大し、BMP-2砲塔が搭載できるようになった。車体正面右側にはRPK-74 5.45mm機関銃が、左側にはAGS-17 プラミヤ(Пламя)30mm自動擲弾銃が設置される。これらの副武装は取り外して、下車戦闘に使うこともできる。

砲塔には主武装として、2A42 30mm機関砲PKT 7.62mm機関銃が設置されている。砲塔には安定装置が付いており、走行間射撃が可能である。最大仰角は75度まで取れる。

戦車 戦闘用に、対戦車誘導装置9P135Mと射程4,000mの9M113 コンクールス(Конкурс)対戦車ミサイル4発が搭載されている。砲塔の周りには、902V トゥーチャ(Туча)発煙弾発射装置2基が設置されている。砲塔の背後には2人の空挺兵が座ることができる兵員室があり、銃眼を通して射撃を行うことができる。その外、3人までの予備スペースが存在する。NBC防護は、兵員室を密閉・フィルター式換気装置を作動させ、車内を陽圧にすることによって保障される。

2B-60-2液冷 ディーゼルエンジンは出力331kWで、エンジン予熱機と非噴射式予熱システムが設置され、-25°Cの環境下で5分、-45°Cでは20分で発進することを可能にしている。

BMD-3用に、プラットフォームを必要としない新型降下装置PBS-950が開発され、空挺兵を乗せたまま投下し、着地後直ちに戦闘に移ることが可能となった。

弾薬 ×ばつ4発、2A42 30mm機関砲弾 ×ばつ500発、AGS-17 30mm擲弾 ×ばつ290発、PKT 7.62mm機関銃弾 ×ばつ2,000発、RPK-74 ×ばつ2,160発。

派生型

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BMD-3M バフチャー-U(Бахча-У)
→詳細は「BMD-4」を参照
BMD-3K バフチャー-K(Бахча-К)
指揮車型。
2S25 スプルート-SD(Спрут-СД)
125mm対戦車自走砲
オブジームカ(Обжимка)
120mm自走砲
オブジームカ-K(Обжимка-K)
120mm自走砲指揮車。
RHM-5 ポヴォースカ-D-1(Повозка-Д-1)
化学偵察車
ラクーシュカ(Ракушка)
多目的車。
トラヴマティズム(Травматизм)
衛生車。
ミラージュ-2002(Мираж-2002)
ZPRK ロマーン(Роман)
対空ミサイル対空 機関砲を搭載した自走式対空砲型。

関連項目

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ウィキメディア・コモンズには、BMD-3 に関連するメディアがあります。
しろまる装輪式V水陸両用型
戦車
主力戦車
重戦車
中戦車
軽戦車
空挺戦車
火炎放射戦車
自走砲
榴弾砲
カノン砲
沿岸砲
迫撃砲
多連装ロケット砲
対空砲
対戦車車両
装甲車
装甲兵員輸送車
歩兵戦闘車
偵察戦闘車
戦車支援戦闘車
歩兵機動車
支援車両
装甲牽引車
装甲回収車
指揮車両
指揮車
防空指揮車
砲兵観測車
砲兵指揮車
無誘導対地
ロケット
ミサイル車両
地対地
地対空
装甲車両
プラットフォーム

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