金隠し
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金隠し(きんかくし)とは、金玉(睾丸)を隠すもの。
転じて所得隠しの意味でも用いられるようになった。
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[編集 ]- 和式大便器にある前方に設けた遮蔽物。転じて、そのように作られた陶製(衛生陶器)の便器。
- 男性が使う小便器の仕切りや、女性用の和式便器も「きんかくし」と呼ばれることがある。
- 便器の「きんかくし」の語源の一つに「きぬかけ」というのがある。平安時代の樋箱(しゃがみ式のおまるの一種)には鳥居のような丸い棒が付いており、それを「きぬかけ」と呼んだ。この時の使用姿勢は「きぬかけ」を背にしゃがみ、まくり上げた着物(十二単)の裾を掛けて用を足した。この言葉がいつから「きんかくし」となったかは不明である[1] が、後年には板状のものが現れる。明治に入って陶製便器が大量製造されるようになると、現在のような半円状(スリッパ型)又は台形型の便器が登場する(初期の陶製便器のきんかくしは板状のものである)。
- 日本で現存する最古の金隠し(板)は、昭和55年(1980年)に一乗谷朝倉氏遺跡から出土した。この金隠しの出土が、発掘場所が「便所」であるという立証に役立った[2] 。
- 鎧(よろい)の前腰にある草摺(くさずり)、前板(まえいた)のこと。
- 隠語で所得隠し、またはその手段や方法のこと。
脚注
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