西宮名塩ニュータウン
西宮名塩ニュータウン | |
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所在地 | 兵庫県 西宮市 |
範囲地域 | 東山台、国見台、名塩新町 |
開発規模 | 約243ha[1] |
整備主体 | 都市再生機構 |
事業手法 | 名塩新住宅市街地開発事業 |
計画人口 | 約12,000人[2] |
現在の人口 |
6,599人 (2017年10月1日現在) |
現在の世帯数 |
2327世帯 (2017年10月1日現在) |
最寄駅 | JR 西宮名塩駅 |
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西宮名塩ニュータウン(にしのみやなじおニュータウン)は、兵庫県 西宮市 名塩地区にある住宅・都市整備公団が開発した住宅地である。愛称は「創造の丘ナシオン」[1] 。1991年(平成3年)に「街開き」が行われた。
概要
[編集 ]西宮名塩駅から続く高低差60mの斜行エレベーター(開設当時、日本一長く速いとされた)が特徴の南斜面中心の住宅地。建築家の遠藤剛生が都市計画に参画[3] し、多くの集合住宅や共同施設、斜行エレベーターなどの設計を手がけた。1994年(平成6年)、建設省 都市景観100選で大賞に選ばれた[1] 。2011年には都市住宅学会賞業績賞(社団法人都市住宅学会設立20周年記念表彰)を受賞している[3] 。
斜面地における集合住宅の計画面積約243ヘクタール。当初計画人口約12,000人。
名塩中心部の東に位置する東山台地は、1965年(昭和40年)頃までは10軒足らずの集落と棚田が続く美しい里山であり、ニュータウンは棚田の形状を活かした、南斜面中心の階段状として建設された[2] 。
駅から比較的近い東山台地区は街開き当初から開発が進み、多くの集合住宅と戸建てが立ち並んでいる。一方その北側の国見台地区は開発計画が進まず、住宅があるのは2014年頃から入居が開始された4丁目のみであり、6丁目には企業や自動車販売店などがわずかにあるのみで、その他は大規模太陽光発電所(メガソーラー)が地区の多くを占めている。
駅周辺の名塩新町地区にも集合住宅がある。
交通
[編集 ]JR 福知山線 西宮名塩駅が最寄り駅。 西宮名塩駅からは阪急バスが宝塚方面、有馬方面へ運行しており、名塩近郊の住宅地への交通の中心となっている。 宝塚、三田両方面への幹線道路として国道176号があり、現在4車線化・バイパス建設(名塩道路)の事業中である。
学校
[編集 ]東山台中学校の計画があったが、今ではその予定地が宅地化されている。
商業施設
[編集 ]公園
[編集 ]- 塩瀬中央公園:約22万平方メートル。塩瀬体育館、テニスコート、円形広場、多目的グラウンドなどもある。
- 東山台北公園
- 東山台東公園
- 東山台西公園
- 東山台南公園・ガゼボ広場
- ナシオン広場:46mの高低差を生かした階段と広場で構成
- 創造の森:地区中央東側、東山近辺の原生林
その他施設
[編集 ]- 西宮市塩瀬センター
- 西宮市役所塩瀬支所
- 西宮市立北部図書館
- 塩瀬公民館
- 塩瀬児童センター
芸術
[編集 ]- 池田満寿夫のモニュメント「ナシオンの天馬」「ラ・メール」「静と動」:斜行エレベーター下部ステーション
- リエラ・イ・アラゴ(Josep María Riera i Aragó)のオブジェ「アピオ名塩」:ナシオン広場「遊ぶ」広場内
- ナシオンテラス:塩瀬中央公園内のモニュメント
周辺施設など
[編集 ]- よみうりカントリークラブ
- 旧国鉄福知山線廃線跡ハイキングコース
- 名塩八幡神社
- 名塩和紙学習館
脚注
[編集 ]- ^ a b c "名塩ニュータウン". 西宮市 (2020年12月28日). 2025年2月24日閲覧。
- ^ a b "【名塩】国鉄(JR)西宮名塩駅 開業(昭和61年11月1日)". 西宮市 (2022年1月25日). 2025年2月24日閲覧。
- ^ a b "2011都市住宅学会賞・業績賞". 公益社団法人 都市住宅学会. 2025年2月24日閲覧。