藤枝江﨑新聞店
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本社の江崎新聞ビル(2022年4月) | |
種類 | 株式会社 |
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本社所在地 |
日本の旗 日本 〒426-0031 静岡県 藤枝市藤枝1-4-12 江﨑新聞ビル |
設立 |
1979年 6月13日 (1938年7月15日創業) |
業種 | 小売業 |
法人番号 | 6080001016759 ウィキデータを編集 |
事業内容 | 新聞販売 |
代表者 | 代表取締役 江﨑晴城 |
資本金 | 1000万円 |
純利益 | 3619万8000円(2020年4月期)[1] |
総資産 | 15億2672万6000円(2020年4月30日現在)[1] |
従業員数 | 140名 |
決算期 | 4月 |
関係する人物 | 江﨑浮山、江﨑友次郎、江﨑マサル |
外部リンク | https://ezaki.ne.jp/ |
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株式会社藤枝江﨑新聞店(ふじえだえざきしんぶんてん)は、静岡県 藤枝市にある新聞販売店。社是は「感謝・親切・奉仕」。
歴史
[編集 ]1938年(昭和13年)、初代の江﨑浮山が志太郡 藤枝町に開いた東京日日新聞(毎日新聞の前身)藤枝専売所(新聞販売店)が藤枝江﨑新聞店の始まりである。情報発信の新聞販売を基盤に、劇場・映画館などの興行事業にも着手。ピーク時には6館の劇場(映画館)を経営する。その後家庭用テレビの普及にともない、劇場は閉館し、その場所を書店や文化教室に展開。
1979年(昭和54年)、2代目の江﨑友次郎が代表に就任。1999年(平成11年)に藤枝商工会議所の会頭、藤枝市観光協会の会長の職につき、藤枝市の経済・文化・観光を牽引した。
創業70周年の2008年(平成20年)、江﨑晴城が3代目代表に就任。地域情報紙の発行や、新聞購読者のための古紙回収事業など、地域のためのさまざまな取り組みにも着手。
新聞事業
[編集 ]- 1938年 - 江﨑浮山が東京日日新聞(毎日新聞の前身)の藤枝専売所(新聞販売店)の経営を開始。
- 1945年 - 業界を統率していた日本新聞公社より、新聞配給所長として公認される。
- 1962年 - 複数系統の新聞を扱う複合専売形式を採用。育伸社と共同して共栄店を組織。
- 1979年 - 株式会社 藤枝江﨑新聞店を設立。江﨑友次郎が代表取締役社長に就任。
- 1980年 - 本社ビルを建て替え、現在の江﨑新聞ビルを新築。
- 1985年 - 共栄店を法人化し有限会社藤枝共栄販売所を設立。
- 1996年 - 新聞の折込広告の取り次ぎ業務「有限会社藤枝オリコミピーアール」を設立。
- 2008年 - 江﨑晴城が代表取締役社長に就任。
興行事業
[編集 ]- 1938年 劇場の経営開始。
- 1939年 「旭光座」経営開始。(現在の藤枝3丁目)
- 1940年 「松竹館」開館。(現在の藤枝5丁目)
- 1954年 「毎日映画劇場(通称:毎映)」開館。(現在の駅前3丁目)
- 1955年 「テアトル毎日」開館。(下伝馬)
- 1957年 「岡部毎日」開館。(岡部町)大井川町でも映画の不定期上映を行う「駿南劇場」を運営。計6館の劇場を経営。
- 1969年 「旭光座」を閉館。「松竹館」は改装して「シネマ・ゴール」と改称。隣には洋風喫茶「グリル・ゴール」を開店。
- 1971年 「岡部毎日」閉館。
- 1972年 「テアトル毎日」閉館。
- 1973年 「毎映」閉館。
- 1975年 「シネマ・ゴール」が閉館。映画産業からは撤退。
書店・文化事業
[編集 ]- 1963年 藤枝駅前の「毎日会館」に、藤枝市初の3階建ての建物「毎日綜合教室」を開講。県内初のカルチャースクール(料理教室、絵画、華道、算盤、きもの着付、英語、音楽教室など)。
- 1976年 「毎日会館」を駅前2丁目に新築移転。「藤枝江﨑書店」をオープン。
- 1983年 旧「毎映」跡地に「毎栄ビル」を新築。(駅前3丁目)
- 1984年 「藤枝カルチャーセンター」を開講。
- 1987年 駐車場50台完備の大型書店「藤枝江﨑書店メディア3駅前店」開店。
- 1990年 「藤枝江﨑書店駿河台ベスト店」開店。
- 1995年 「駿河台ベスト店」がショッピングセンター「ナッティ」内に、増床移転。
- 1997年 「藤枝江﨑書店蓮華寺池公園店」を開店。
- 1998年 毎映ビルの「藤枝カルチャーセンター」が「SBS学苑」とタイアップ。
- 2000年 新聞宅配網を活かした「宅本サービス[2] 」をスタート。
- 2009年 藤枝駅南「BiVi藤枝」館内に「藤枝江﨑書店BiVi店」を開店
その他の事業
[編集 ]- 1984年 不動産業の「旭光興業有限会社」を設立。
- 2014年 藤枝市と連携し、5新聞販売店が共同で、高齢者の見守り・声掛けサービス。高齢者の健康を気遣う「牛乳の配達事業」[3] も開始。
- 2015年 藤枝市の文化施設「藤枝市民会館」[4] の企画・運営を行う指定管理事業開始。
- 2018年 台湾との貿易・旅行・海外展開支援を行う会社「FTグローバル」を設立。
社会貢献事業
[編集 ]- 1961年 地域文化への貢献を目的とした私設図書館「毎日浮山館」を開館。(仮宿)
- 2005年 住民・障がい者とともに森の再生に取り組む「古紙回収サービス事業[5] 」をスタート。
- 2008年 藤枝市内すべての小学校15校に「AED(自動体外式除細動器)」を寄贈。小中学校に社員を派遣して、「AED・命の大切さ、新聞の読み方講座」を開催。
- 2008年 古紙回収の資金で、桜の新名所を作ろうという「千本桜プロジェクト」始める。
- 2010年 藤枝朝ラーメン文化軒究会の事務局発足。
- 2013年 CSRレポートを発行。
- 2014年 藤枝市と連携し高齢者見守り・声掛けサービスを開始。
- 2015年 藤枝江﨑ダンスビデオを制作、YouTubeにアップ。
- 2019年 藤枝江崎ダンスビデオ、第1回NIKKEI社歌コンテストで「ユーモア賞」を受賞[6] 。
- 2019年 全配達用バイクに見守り防犯カメラを設置。
- 2020年 藤枝市オープンイノベーション事業に協力。危険なブロック塀の位置調査、混雑回避を実現した飲食店の経営支援など。
グループ企業・関連会社
[編集 ]- 藤枝江﨑グループ
- 本社:藤枝江﨑新聞店 - 藤枝市藤枝1丁目4-12江﨑新聞ビル
- 新館:藤枝江﨑新聞店新館 - 藤枝市藤枝2丁目4-38
- 駅前店:藤枝江﨑新聞店駅前店 - 藤枝市青木1丁目21-3
- 東店:藤枝江﨑新聞店東支店 - 藤枝市下藪田80-15
グループ企業
[編集 ]- 藤枝江﨑書店駅南店 - 藤枝市高岡1-3-3
- 藤枝江﨑書店BiVi店 - 藤枝市前島1-7-10
- SBS学苑藤枝校
- 藤枝オリコミピーアール
- 旭光興業(The Label)
- FT global(FTグローバル)
- 株式会社オリピーグループホールディングス
脚注
[編集 ]- ^ a b 株式会社藤枝江﨑新聞店 第41期決算公告
- ^ "宅本サービス | 藤枝 江﨑新聞店". 2020年12月11日閲覧。
- ^ "森永ミルク | 藤枝 江﨑新聞店". 2020年12月11日閲覧。
- ^ "藤枝市民会館". fsk-hall.jp. 2023年5月23日閲覧。
- ^ "資源回収サービス | 藤枝 江﨑新聞店". 2020年12月11日閲覧。
- ^ 日本経済新聞社 (2019年12月4日). "「NIKKEI全国社歌コンテスト」各賞決定". PR TIMES. 2021年9月13日閲覧。
参考文献
[編集 ]- 『藤枝江﨑グループ 創業80周年記念誌』出版年不明
- 第14回企業訪問「藤枝江﨑新聞店」 藤枝ICTコンソーシアム「まなシェア」コラム