コンテンツにスキップ
Wikipedia

菊池仁

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
この存命人物の記事には検証可能出典が不足しています 信頼できる情報源の提供に協力をお願いします。存命人物に関する出典の無い、もしくは不完全な情報に基づいた論争の材料、特に潜在的に中傷・誹謗・名誉毀損あるいは有害となるものはすぐに除去する必要があります
出典検索?"菊池仁" – ニュース · 書籍 · スカラー · CiNii · J-STAGE · NDL · dlib.jp · ジャパンサーチ · TWL
(2016年5月)

菊池 仁(きくち めぐみ 1944年 - )は、日本の書評家アンソロジスト

来歴

[編集 ]

神奈川県 横浜市生まれ。子供の頃は算数が得意で神童と呼ばれていたが徐々に映画文学に目覚め、小学校五年生のときから近所の貸本屋「一二三堂」に通うようになる(この体験が、後の著書につながる)。

横浜市立桜丘高等学校時代は文芸部に入り、国語の教師だった上総英郎に師事。その他に、「青春の悩みを考える会」(のちに、あすなろ会に改名)などのオルグを開始する。

明治大学文学部 日本文学科卒業。明治大学では、映画研究会に入り、後輩の目黒考二と読書仲間になる。大学卒業後(卒論のテーマは「島尾敏雄論」、担任は本多秋五)、ストアーズ社に入社し椎名誠と同僚となる。目黒考二を紹介して、ストアーズ社に入社させ椎名に引き合わせる。のち、椎名、目黒らと「本の雑誌」の創刊に参加。風俗小説・時代小説等の書評を行う。また、時代小説のアンソロジーを編集している。

1995年にストアーズ社を退社してフリーに。第22回大衆文学研究賞受賞。

日本歴史時代作家協会会員。日本歴史時代作家協会賞の選考委員。

著書

[編集 ]
  • 『新宿「伊勢丹」村 顧客の心をとらえた「お買場革命」と21世紀の百貨店戦略』オーエス出版 1997
  • 『ぼくらの時代には貸本屋があった―戦後大衆小説考』新人物往来社 2008

アンソロジー

[編集 ]
  • 『人情交差点』ベネッセコーポレーション, 1995
  • 『仕留め技捕物帳』ベネッセコーポレーション, 1995
  • 『江戸職業事情』1-2 ベネッセコーポレーション, 1995
  • 『大江戸ホラーコレクション』ベネッセコーポレーション, 1995
  • 『奇妙・絶妙・秘剣列伝』ベネッセコーポレーション, 1995
  • 『幕藩リストラ事情』ベネッセコーポレーション, 1995
  • 『叛逆の系譜』ベネッセコーポレーション, 1995
  • 南原幹雄『大江戸職人異聞』勁文社, 1996
  • 『幕末剣豪人斬り異聞 佐幕篇』アスキー, 1997
  • 『幕末剣豪人斬り異聞 勤皇篇』アスキー, 1997
  • 『秘剣舞う』学習研究社, 2002
  • 『江戸夢あかり』学習研究社, 2003
  • 『江戸夢日和』学習研究社, 2004
  • 『江戸浮世風』学習研究社, 2004
  • 『江戸宵闇しぐれ』学習研究社, 2005
  • 『江戸色恋坂』学習研究社, 2005
  • 『菊池仁が選ぶ歴史ノベル集』学習研究社 2007
  • 南原幹雄『江戸おんな八景』祥伝社文庫 2011
  • 『大江戸万華鏡 美味小説傑作選』学研M文庫 2014
  • 『江戸人情短編傑作選 酔いどれ鳶』(宇江佐真理の短編作品集)朝日文庫 2021年10月

その他

[編集 ]
  • 別冊本の雑誌1ブックカタログ1000(チャンバラの本), 1981
  • 新橋烏森口青春篇 椎名誠著, 1987.12(文庫版の解説)

関連項目

[編集 ]

AltStyle によって変換されたページ (->オリジナル) /