福永文夫
表示
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
福永 文夫(ふくなが ふみお、1953年 9月12日 [1] - )は、日本の政治学者、歴史学者。獨協大学 法学部総合政策学科教授 [2] 。専門は、日本政治外交史・政治学。
兵庫県生まれ[3] 。1976年神戸大学法学部卒業後、1985年同大学院法学研究科博士課程単位取得満期退学。大学院時代に五百籏頭眞のもとで学ぶ[4] 。1998年、神戸大学より博士(政治学)の学位を取得。学位論文は「占領下中道政権の形成と崩壊:GHQ 民政局と日本社会党」[5] 。 1987年、姫路獨協大学専任講師[3] 。同助教授、教授を経て、2001年から獨協大学教授。2015年、『日本占領史』にて第16回読売・吉野作造賞受賞。
研究テーマは、占領期から戦後日本の政党政治。日本占領史研究会の後継である占領・戦後史研究会代表を2003年から2009年まで務めた[6] 。また、明石市(1996年〜2000年)、加西市(1996年〜2010年)の市史編纂にも携わっている[7] 。
著書
[編集 ]単著
[編集 ]- 『占領下中道政権の形成と崩壊:民政局と日本社会党』(岩波書店、1997年)。ISBN 978-4-00-023604-1
- 『戦後日本の再生:1945年〜1964年』(丸善、2004年)。ISBN 978-4-621-07462-6
- 『大平正芳:「戦後保守」とは何か』(中公新書、2008年)。ISBN 978-4-12-101976-9
- 『日本占領史 1945 - 1952:東京・ワシントン・沖縄』(中公新書、2014年)。ISBN 978-4-12-102296-7
- 『日本占領史1945 - 1952:東京・ワシントン・沖縄 英文版』日本国際問題研究所英訳(出版文化産業振興財団、2021年)。ISBN 978-4-86658-125-5
編著
[編集 ]- 『第二の「戦後」の形成過程:1970年代日本の政治的・外交的再編』(有斐閣、2015年)。ISBN 978-4-641-14914-4
共編著
[編集 ]- 『ポスト・ベッドタウンシステムの研究』雨宮昭一・獨協大学地域総合研究所共編著(丸善プラネット、2013年)。ISBN 978-4-86345-164-3
- 『戦後とは何か:政治学と歴史学の対話』(上・下)河野康子共編(丸善出版、2014年)。ISBN 978-4-621-08832-6(上)、ISBN 978-4-621-08833-3(下)
- 朝賀昭『田中角栄:最後の秘書が語る情と智恵の政治家』服部龍二・雨宮昭一・若月秀和共編(第一法規、2015年)。ISBN 978-4-474-02917-0
編纂史料
[編集 ]- 『GHQ民政局資料・占領改革/第2巻:選挙法・政治資金規正法』(丸善、1997年)。ISBN 4621044095
- 『GHQ民政局資料・占領改革/第3巻:議会・政党』(丸善、1999年)。ISBN 4-8395-0133-5
- 『GHQ民政局資料・占領改革/第10巻:経済・社会・文化』(丸善、2000年)。ISBN 4-8395-0162-9
- 『GHQ民政局資料・占領改革/別巻:民政局資料総索引』天川晃共編(丸善、2002年)。ISBN 4-8395-0216-1
- 『大平正芳全著作集』(全7巻)監修(講談社、2010 - 2012年)。
- 『芦田均日記 1905-1945』(全5巻)下河辺元春共編(柏書房、2012年)。ISBN 978-4-7601-4064-0(セット)※(注記)巻ごとのISBNもあり。
- 『河上丈太郎日記 1949-1965年』「関西学院と社会運動人脈」研究会共監修、関西学院大学出版会、2014年)。ISBN 978-4-86283-160-6
- 『森田一:大平正芳秘書官日記』井上正也共編(東京堂出版、2018年)。ISBN 978-4-490-20984-6 ※(注記)1970年代の日記
映画出演
[編集 ]
脚注
[編集 ]- ^ 『読売年鑑 2016年版』(読売新聞東京本社、2016年)p.340
- ^ 獨協大学「教員紹介」2024年2月13日閲覧。
- ^ a b 福永文夫『日本占領史』(中公新書、2014年)奥付・著者紹介。
- ^ 福永文夫『日本占領史』「あとがき」349ページ。
- ^ 国立国会図書館サーチ2024年2月13日閲覧。
- ^ 獨協大学「教員紹介」2020年3月26日付PDF2024年2月13日閲覧。
- ^ 獨協大学「教員研究業績」2022年5月26日採集更新2024年2月13日閲覧。
- ^ 映画「戦車闘争」公式HP
スタブアイコン
この項目は、学者に関連した書きかけの項目 です。この項目を加筆・訂正などしてくださる協力者を求めています(PJ:人物伝/P:教育)。