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硫化ビスマス(III)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
硫化ビスマス(III)
Bismuth(III) sulfide

Bismuth(III) sulfide

別称
三硫化二ビスマス
識別情報
CAS登録番号 1345年07月9日  チェック
特性
化学式 Bi2S3
モル質量 514.16 g/mol
外観 茶色の粉末
密度 6.78 g/cm3[1]
融点

775 °C[2]

への溶解度 不溶
類への溶解度 可溶
危険性
主な危険性 刺激性
Rフレーズ R36/37/38
Sフレーズ S26, S37
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

硫化ビスマス(III)(りゅうかビスマス、: Bismuth(III) sulfide)はビスマスの硫化物で、化学式Bi2S3で表される無機化合物。ビスマス原子に対して硫黄原子7個がキャップ付き三角柱状に配位した結晶構造をもつ。天然には輝蒼鉛鉱として産出する。主に、他のビスマス化合物の合成原料として用いられる[3]

合成

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三価のビスマスと硫化水素の反応により生成する。

2 Bi 3 + + 3 H 2 S Bi 2 S 3 + 6 H + {\displaystyle {\ce {{2Bi^{3+}}+{3H2S}->{Bi2S3}+6H^{+}}}} {\displaystyle {\ce {{2Bi^{3+}}+{3H2S}->{Bi2S3}+6H^{+}}}}

石英管中にビスマスと硫黄を封入し、96時間500°Cに加熱し続けることによっても得られる。

2 Bi + 3 S Bi 2 S 3 {\displaystyle {\ce {{2Bi}+ 3S -> Bi2S3}}} {\displaystyle {\ce {{2Bi}+ 3S -> Bi2S3}}}

脚注

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