環状通エルムトンネル
環状通エルムトンネル 東口 | |
概要 | |
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位置 | 北海道 |
座標 | 北緯43度4分51秒 東経141度20分10秒 / 北緯43.08083度 東経141.33611度 / 43.08083; 141.33611 |
現況 | 運用中 |
所属路線名 | 環状通 |
起点 | 北海道札幌市 北区 北19条西13丁目 |
終点 | 北海道札幌市北区北18条西6丁目 |
運用 | |
建設開始 | 1997年(平成9年)4月 |
開通 | 2001年(平成13年)7月19日 |
所有 | 札幌市 |
通行対象 | 自動車 |
通行料金 | 無料 |
日平均通行量 | 36,416台(2002年7月)[1] |
技術情報 | |
全長 | 730m |
道路車線数 | 内回り・外回り各3車線 |
高さ | 8m |
幅 | 31m |
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環状通エルムトンネル(かんじょうどおりエルムトンネル)は、北海道 札幌市の都市計画道路 環状通(札幌市道北大環状線)の道路トンネルである。北海道大学札幌キャンパスの地下を通る。
歴史
[編集 ]北大キャンパスを横断する道路は1936年(昭和11年)に「競馬場北通」として計画され[2] 、 1957年の札幌総合都市計画を経て[3] 1965年にこの区間を含む環状通の都市計画が定められた[2] 。環状通は1967年より[4] 順次整備がすすめられたが、北大キャンパス部分は長期にわたり未着工となっていた。1981年より札幌市と北海道大学との間で協議が行われ、1996年に地下式とすることが決定した。1997年4月15日に事業認可が下り、同年より本体工事に着手。2001年(平成13年)7月19日に、本トンネルを含む1,070m[5] の区間が開通し、環状通が全通した。キャンパスにはニレの木が自生し、エルムの森と呼ばれていることから、これにちなみ「環状通エルムトンネル」と命名された[1] 。
構造
[編集 ]トンネル全長は730m。開削工法で建設され、幅31m、高さ8mの3連ボックス構造のうち中央部を排気ダクト、両側を内回り・外回り各3車線の車両通行帯と点検路とした[1] 。周辺の環境保全のため集中換気方式が採用され、内径3,350mmの排風機4台を使用し、集塵装置を通した排気を地上15mの換気塔から上空へ希釈拡散し、坑口から排気ガスが出ないよう配慮がなされている[4] 。坑口のスロープ部には、凍結対策のロードヒーティングと騒音対策の遮音壁が整備され[1] 、トンネル内はラジオ再送信設備(NHK第1・第2・NHK-FM、HBCラジオ・STVラジオ・FM NORTH WAVE・エフエム北海道)が運用されている。トンネルは自動車専用で、その地上部には歩行者・自転車が通行可能な遊歩道が整備された[2] 。
整備効果
[編集 ]将来計画交通量は42,300台を見込み、2002年7月の一日当たりの平均交通量は36,416台であった[1] 。本道の開通により、北大キャンパス北側の宮の森北24条通の2001年度の一日平均交通量は対1996年比で20%減少、南側の北8条通は同6%減少した[6] 。